見出し画像

同時処理傾向の人>丸暗記をしなくてはならない時は、大きめカードと太めペンで。

情報の認知処理「傾向(タイプ)」として、
同時処理傾向>初めに情報の全体像をざっくり掴み、その後細部を検討する
継次処理傾向>初めから細部を一つ一つ積み重ねるように処理していき、最後に全体を掴む
この二つの傾向のどちらかが強く出る学習者に向く学習法は何か?
経験や理屈から考えたことを書いています。

同時処理傾向の人は、単調な丸暗記が苦手なことが多い
英単語は書いても書いても覚えられないし、
歴史の用語も覚えても覚えても、こぼれていく。
一問一答形式の問題集で答えを覚えていくのも好きでない、
と訴える人が多いと思う。

それでも、時間的制限や与えられた情報の性質によって、
「丸暗記」をしなければならないことがある。
そんな時、勧めているのは、
大きめのカードに太めのペンで、その用語を書くことだ。
逆に言うと、市販の「単語カード」などにボールペンなどで覚えたい単語を書いて覚えようとしても、こういったタイプの人には苦痛度が高いことが予想される。
それよりは、一番小さくても写真のようなカードで、そして私は個人的にプロッキーの細字ペンをお勧めしている。
覚えたい言葉は、カードの真ん中に書く。その周り、または裏にその言葉に関する情報を(これは細めのペンでも良いので)書く。

カードは、順序を変えられるし、
重要度や覚えたかどうかで仕分けもできる
そういった行為(順序で覚えない。分析的覚え方ができる)を行えることと、
目に焼き付くようなクッキリした大きい字
これらが同時処理傾向の学習者には大切かな、と思っている。

私自身がそうだし、同時処理タイプの理屈にも合ってるよな、と思っている。
先日、同時処理傾向の強い学生に、そうアドバイスしたら、
「私も、このペンの青色で、カード作ろうと思っていました!!」
と言っていたので、
支持者がいたということで、公に紹介してみました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?