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clubhouseでBGMや複数マイクを入れる方法

爆発的にユーザー数を伸ばしている音声SNS「clubhouse」ですが、iOSでしか使えない、iPhoneのアプリ経由でしか配信できない、ということでBGMを入れてもiPhoneの貧弱なマイクで拾った割れ割れの音しか入らなかったり、複数の人がいる場所で配信しようとしてもマイクから近い距離で顔つき合わせて話さないと音が小さくなりすぎるなどという課題があります。

そこで、今回はclubhouseにBGMやSEを入れて配信したい、ギターなどの演奏をミキサーから配信したい、という方向けにおすすめの構成を書いてみたいと思います。clubhouseについてはこちらの記事が詳しいので読んでみてください。

①zoom L-8とTRRSフォンケーブルで接続する

配信の現場でよく使われるマルチトラックレコーダーであるzoom L-8をお持ちの方は非常にシンプルかつスマートな方法で音声をミキサーから入力することができます。

○:構成がシンプル
×:L-8そのものが必要(L-12などでもNG)

iPhoneやiPadとL-8を、Lightning〜TRRSフォンやUSB type-C〜TRRSフォンケーブル変換コネクタを利用してTRRSフォンケーブルで接続するだけで、clubhouseのアプリが音声入力を認識します。

L-8とiPhoneの接続方法

具体的には、7/8にTRRSフォンケーブルを接続し、右側のINPUT SELボタンを押して7/8のところを点灯させればOKです。

ケーブルの種類に注意

TRRSフォンケーブルは4極ステレオミニケーブルなどとも言います。

ここであまり慣れていない方がやりがちなミスが、購入するケーブルの間違いです。TRRSケーブルは端子部分に3つの絶縁リングがあるケーブルですので、ここにリングが2つしかないケーブルだと使えませんので注意してください。

L-8のオーディオインターフェースモードじゃダメなの?

ダメです。
この方法では2021年2月13日現在、clubhouseアプリはオーディオインターフェースとして認識しません。(会議アプリの)zoomはその方法で認識しますので、アプリ側の問題だと思われます。対応するかはわかりません。

②3極メス×2〜4極オスの変換アダプタを使ってマイク入力とスピーカー出力を分ける

L-8を持っていないという方はこちらの方法を取る必要があります。多少力業ですが、入出力がわかりやすいので初心者にもおすすめです。

○:どんな音声ミキサーでも使える
×:・・・あんまりないかな

お持ちの音声ミキサーから、4極-3極×2アダプタを経由してiPhone/iPadに音声を入力します。

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これを使ってこのように接続します。

ここでアダプタとミキサーを接続するケーブルは4極である必要はありません。3極ステレオミニケーブルでも問題ありません。僕はミキサーのステレオ標準フォン→3極ステレオミニケーブルを使っています。

困ること:電源問題

これらの構成で困るのが電源です。接続方法がLightningケーブルでもUSB tupe-Cでも、電源を供給することができないので別の方法を考える必要があります。iPhone8以降であれば、最初の選択肢はワイヤレス充電です。

こういった充電器を使って給電しながら配信を行いましょう。

もし第4世代iPad AirなどUSB type-Cが標準である機種であれば、USB type-Cハブを使って音声と電源を同時に扱うのが良いと思います。

私はこれを使っています。これを使うとHDMI出力して画面を大きく写せますので、複数登壇者による配信を行う場合にはディスプレイに映し出したりしながら、ゲストをスピーカーに上げる等の操作を登壇者から行うことができます。

③個人的おすすめ構成

私が登壇者2名でclubhouse配信をするなら、このような構成にします。

clubhouseアプリを操作するスタッフが音響周りを全部兼任するとワンオペも可能かと思います。

お問い合わせお待ちしております

京葉映像配信技術研究所ではYouTube、Facebook Liveと並行したclubhouseイベントを開催した経験もあり、カメラを入れたzoomなど他媒体への同時配信も可能ですので、clubhouseイベント開催を支援してほしいというお問い合わせをお待ちしております!

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