s8

秋冬好き

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最近の記事

あの虫は

都都逸 端唄 小唄 新内流し 長唄 そういうものが一般的だった頃の日本も 面白そう 東南アジアなどの物売りが 小道を唄うように流し売りする声 インチューンで聴き惚れることがあった 日本にもそんな人が たくさんいた頃があったのかな 唄うようにものを売る人の居る余裕は もう日本にはないのかな いずれ東南アジアからも いなくなるのかな

    • killer tune

      リフレインしてしまう曲がある 古くても新しくても共通しているのは 色気 ダメな色気 かな メロディとか声とか歌詞とか 刹那的でエロティックなのがいい 繰り返し聴いてハマるのが好き 自分にとってのキラーチューン アルコールも薬も不要な体質 ナチュラル・ハイになる なんだろうねこの感覚 やるせないような気持ちになるのが好き

      • 顕在

        憑依か単なる記憶の混在か ヴァイオリンなど弦楽器の演奏を聴くと 奥の奥の奥の方に埋もれている 生々しい記憶が立ち現れてくる 確かにその頃そこに居たというような 無意味で当然の記憶 特に音楽で導き出される 初めて聴いた時の圧倒的な懐かしさ 理由は分からない ただただ懐かしい

        • PIAZZA

          先生の車の助手席から見た海 他愛のない話 諭すように返す言葉 含羞む癖もぶっきらぼうな仕草も アイルトン・セナみたいな横顔も ぼんやりとしか思い出せない 逝くの早過ぎだね いま聴きたいことたくさんある 話したいことも 老いないなんてカッコよ過ぎ

        あの虫は

          AOR

          なんでも聴くけど AOR(AC)が一番好きかもしれない 聴くもの読むものは 年齢で変化する 友達も家族も同じ また聴いたり読んだり また会ったり集ったり また忘れたり離れたり 変化=生きてる ということか

          妥協の技術

          『 芸術は調停術です。妥協の技術です。 美意識は「好み」ではなく、価値の認識です。』 恩師の言葉がしっくりくる夜なのさ

          妥協の技術

          去年のこと 2

          失望しかない夜は せめて良き句が詠めたなら 失望とは希望を失うことなのか 希望が無いことを嘆くことか 釣り上げられてリリースもされず 食ふられもせず 息絶えること無く涙も出なくなることか

          去年のこと 2

          去年のこと

          鼓動が亂れ 混乱に高揚し 渇望し打ちひしがれ 満たされ直ぐに飢える 歌ばかり口をついて流れ 落ち着かず落ち込み 不安を超え絶望し 涙よりも言葉に溢れる 不意をつかれ揺さぶられ 自分を律し強くあれと願い 直後に萎れその腕の内に沈む 疲弊と知りつつ止める気も無く 焦がれ待つ愚かさに酔う 恋 故に

          去年のこと

          凄切

          とも違う 今日のようによく笑った日でさえ 底無しの虚しさはやってくる 微かな憤懣がちりちり燻る 宛無く焦げ続けるエネルギー その熱を今夜の冷たい雨が冷やす この寒さに守られ眠りたい

          春惜

          水を張った田んぼ 散りかけの桜並木 雨後の風 雪のように降る花びら 人間だけが 春 惜しむ

          親なき子 子なき人へ

          お母さんやお父さんの お顔が描けなくてもいいんだよ お母さんがいない子も お父さんがいない子も お母さんとお父さんから 生まれた子 母の日も父の日も あなたの誕生日と同じくらい ありがとうの日だから 自分のお顔を描いたっていい お母さんになれなくても お父さんになれなくても すべての子どもはみんなの子ども まわりの子を大事にすればいいんだよ 私たちは もと子どもと いま子ども 誰かが生かそうとしてくれたから 自分でも 生きているから いまここにいられる 母の日も父の日も

          親なき子 子なき人へ

          哀しい男

          哀しい男に好かれる 哀しい男に同情してしまう 故に哀しい恋ばかり 安心したいのに 不安しかくれない 安定しないから恋という それでも 無いよりましなのか 無い方がましか 凪にもなれず 哀しむ

          哀しい男

          而れど

          よく見かける 「〜な人の特徴」動画よ 自己肯定感と経済の低迷よ それで稼ぐ人たちよ よりよく生きたし 人に優しくありたし 理想の自分になりたし されどなれどしかれども 長くキツイ時期も 明けない夜も、ある 無性に怨めしい時も 虚しさに惚ける昼もある それでも兎に角 より良く生きたく 人に優しくありたく 理想の自分など無くても 心穏やかに 軽やかに ただ生きていたいから こうしてこんなことを書く

          而れど

          檸檬色

          丸善の檸檬 ひとつはゼリイ 漣 織物 風 捧げられた私は それが似合う少女だった あの子は誰だろう どんな恋も 清い成就に届かない 誰もが変わり 水の色も風も 檸檬色 れもんいろ 白では哀しくて あの人も哀しくて 泣けなくて変わる 水の色も風も人も

          檸檬色

          春の闇

          Zenfone10カートに四日春の闇

          春の闇

          思春期

          誘われて行かなかった香港 勧められて行かなかったベネツィア すぐ近くにいたのに 彼の地もすっかり変わったろう 少し残念だけど後悔は無い 昭和が終わる頃の話 あれもこれも時に醸され 甘くまろやかな記憶になる 何度目の思春期かしらん いまの私

          思春期