ラーメン大吉、ありがとう。

吉見町の道の駅(いちごの里よしみ)に「ラーメン大吉」はあった。なんつーか、掘っ建て小屋的なつくりの建物で、ほぼ屋外のカウンターやテーブルで食べる。屋台のラーメンみたいな感じ。初めて行ったのは2009年5月9日みたいだから、もう14年になるか。3日前の10月6日、久しぶりに行ったら中が空っぽで、もうやってなかった。ネットで「閉業」って書いてあったけど信じてなかった。暑い夏の間はたいていずっと閉めてるから、勘違いされてると思った。おじさんに「ネットで閉業って書かれてたよ」と言ってやろうと思った。でも本当に閉業してた。
最後に食べたのは6月1日、まだ暑くなる前のことだった。8月16日に行った時もやってなかったけど、まだ中は空っぽじゃなかったような気がする。やっぱ休みか、しょうがねえなあと思った程度だった。
大吉のおじさんとは、他愛のない雑談をした。おじさんも僕の顔を覚えてくれてて、「おう、久しぶり」みたいな感じで。しばらく前に膝が痛いって漏らしてたから、それで辞めちゃったのかなあ。
大抵いつも普通のしょうゆラーメンを頼むんだけど、スープの味が毎回微妙に違うんだよね。「今日も違うね」「工夫してるんだよ」みたいな話をして。スープが美味しくて、ああこの味だと思いながらすすってた。
数年前からあまりラーメン自体を食べなくなって、最近はほとんどラーメン大吉のラーメンしか食べなくなってた。うまかったんだよね。
おじさんと一言二言話しながら、スープすすってるのが、何気にいい時間だったんだよなあ。
ラーメン大吉のおじさん、この文章はおじさん向けに書いてるからね。たまにしか行ってないけど、長いことありがとうね。テレビの音量は気をつけたほうがいいよ。九条ネギの生産供給ができなくて、ごめん。お疲れさま。元気でね。


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