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フルカバーだからって油断大敵

本田スパーカブ系のチェーンはフルカーバーされており、雨や埃から守られている。通常のバイクのチェーンよりもはるかにメンテナンス頻度は少なくて済む・・・と思っていた。確かにそうなんだが使用環境によってそれはそうでもなくなるようだ。  


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我が家の長女さんの乗るクロスカブ、チェーンはフルカバーされている。
前回のチェーン張りと給油は2019年10月、走行は3400km。
「部品交換、整備 備忘録」に詳細あり。

現在の走行距離は7000km、メンテサイクルとしてはちょうどいい感じの時だ。 


チェンカバーを外すとご覧の通り。

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スプロケットにさび、サビ、錆。
ナットとかは錆びてないんだよな〜。

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チェーンにサビはないが摺動部が焼きつき気味・・。昨年春から通勤メイン。駅の駐輪場に停めていて雨風かかるのでちょっと厳しい環境。
本田カブ系のドリブンスプロケットは自分が知る限りプレス品だったように思うのだが、このクロスカブは機械加工品である。

ハンターカブ(CT110)は同じチェーンサイズだがプレス品。肉抜き多いので軽量。写真は国内仕様。

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中国なんで作ると機械加工品の方がコストが抑えれるのかもしれない。金型作って大型プレス機で抜くと設備もバカにならないし、昔ほど生産個数多くないのかもしれない。ちなみにクロスカブ純正部品(37T)単価は3,200円、ハンターカブ国内仕様(45T)は欠品、海外仕様(45T)3,850円、社外品は約4,500円。ハンターカブ用はストック部品なんで割高かもしれないとしても機械加工品あんまり値段変わらんね。

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それはさておきサビ落とし。台所用金属クリーナーがなかなか効果的。スクレーパーのようなもので錆の表層を削りとった後クリーナーをつけてしばらく放置してから拭き取ること数回。元どおりとは行かないまでも錆は落ちた感じ。
これにエンジンオイルを薄く塗っておく。時間があればジンクコートなどの塗装しても良いかもしれない。社外品のアルミ製に交換するのもまた良し。

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このスプロケット表面処理なし、メッキでもしてくれればもう少し錆がマシだったろうに。まあもともと(チェーンの)オイルが回るはずのところなんで、表面処理なしでコストダウン。そして抜き穴ないから重いのね(加工費削減コストダウン)。

錆びとは関係ないがリヤドリブンフランジ、ダイキャスト製だが製作日付刻印部分にバリ。気になっちゃうんだよな〜。これで品質基準はOKなんだろうね。
あ〜錆の赤い粉まわって来てますな〜。

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ドライブスプロケットカバーも赤い粉が・・・綺麗にしました。

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チェーンも一旦外してある程度掃除して組み付け。うっすら赤いところは例によって見なかったことにする。

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チェーンの張りを調整していっちょあがり。チェーン潤滑はRKのスプレータープチェーンルーブ。面倒なんであんまり拭き取らない。
この後カバー組んで、エンジンかけてタイヤ回して完了。

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それから・・リヤタイヤ交換が時期。
リヤはフロントの2倍減る感じ。7000kmでご覧の残量。
さて次のタイヤは独断と偏見でIRC GP22。長女さんの意見は聞かない・・というか聞いても何が何だかわかってないし・・。

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