見出し画像

雨ツーリングの思い出(山口ー出雲ー大山)

あらためて旅の説明
1990年春ゴールデンウィーク、あの野宿ライダー手崎勉氏のオフロードツーリング林道日本一周の影響を受け中国地方林道野宿ツーリングへ出かけた。
当時週間天気予報なんてあったかどうか忘れてしまったが、なんだか雨模様な予感を抱きつつ出発したのを覚えている。

4月29日〜5月5日の日程
ビジネスホテル1泊、じいちゃん家1泊、残り5日はテント泊。


前日5月1日は・・
夕方から崩れた天気の中、山口市のビジネスホテルに無事辿り着く。
5月とはいえ少し肌寒かったような記憶がある。濡れたものを部屋に広げて干す。夕食は途中仕入れた唐揚げ弁当(ライス大)とをシーチキン缶詰食べ、ビール、日本酒を飲んで早々と眠りについた。

翌朝、出発前の部屋の様子

明けて5月2日も雨模様
朝食は、干し葡萄パン1個、バターなんとかパン2個とジュース。
カッパを着込んで出発。

朝 山口市内ビジネスホテル前にて


ゴム引の安物カッパ、汗か雨しみかわからん、中側しっとり快適じゃない。
オフヘルにゴーグルというのも雨ツーリングではなかなか厳しい。

目指すは秋吉台道路(カルストロード)
当時は有料道路(自動二輪400円)だったけど今は無料みたい。
名称も秋吉台道路 → カルストロードに変わってる。
晴れてりゃ最高なんだけど秋吉台、見事に雨。朝早いので人っこひとりいやしない。しかしそこは秋吉台、雨でも雄大さは変わらない。
並走する林道も走りたかったけど雨でパスした。
そして写真撮影もそこそこに日本海、国道191号線を目指した。

今度また晴れた景色を見に行こう

雨で萩市ぶらぶらもならず、淡々と日本海を眺めながら国道191号を走ることになる。
昼飯は街道沿いのドライブイン(だったと思う)でちゃんぽんライス大珈琲
出雲の近くに鳴き砂の浜があるというので寄ってみた。雨はちょっと小降り。
しかしオケツはべっとり。
砂浜に降りる。雨で砂が湿ってなんだかよくわからなかったようなわかったような鳴き砂の浜。

鳴き砂のある琴ヶ浜海水浴場


国道9号線を車の流れに乗ってやっとこさ出雲までやってきた
出雲大社方面へ431号線、そして県道29号線沿い稲佐の浜駐車場でいい感じに雨宿りできそうな東屋を見つけた(もしかしたら稲佐の浜緑地公園の東屋だったかも)。バイクも止めれてテントも張れる。トイレも近くで言うことなし。
GoogleMapで見てみると、どうやら現在は駐車場の東屋は無くなってるようだ。

稲佐の浜の弁天島
雨が降っても大丈夫
テントがピッタリサイズ

あたりが暗くなり始めた頃、何やらバイクの音が・・・
1台のバイクがやってきた。バイク外へ出してテント寄せるから東屋の中にテント張りなよってことでテントを向かいわせてどこの誰かもわからない彼と小宴会。
夕食は、お惣菜、ポテトサラダ、塩パン3個、ボイルソーセージ5本とビール(350ml)2本で腹ぱっつん。
そして酒を飲みながら彼曰く、「友人は2回も結婚してるのに俺まだなんだよな〜〜」と。
明日一緒に縁結びの神様である出雲大社行こうよってことになったのだった。

日暮に訪れた彼と
東屋の中でテントを向かい合わせて小宴会な夜

5月3日
翌朝、天気は芳しくないが雨は降っていない模様。出雲大社に行く前に灯台も見たいってことで先に出雲日御碕灯台へ向かった。
ここも晴れてりゃそれこそいい眺めだったろうに・・。
灯台へは登らずに前で写真を撮っただけ。

出雲日御碕灯台

そして出雲大社
入口の鳥居から拝殿まで遠いんだよな〜。
まだあまり馴染んでないオフブーツで歩くのはきつかった・・。

出雲大社入り口の鳥居

拝殿のしめ縄に無事お賽銭をブッ刺し、独身の彼(当時は自分も独身だ)と別れ島根半島日本海沿いを東へと向かった。
島根半島をぐるっとまわり松江市の矢切の渡しへと思ったが雨模様で行く気になれず国道9号線をひたすら東へ。
大山へ向かうべく県道171号線(大山口停車場線)へ進む。
雨降りの中山頂を目指す。今日の寝床は大山山頂のどこかのキャンプ場。
はて?どこのキャンプ場だったか思い出せない・・・が、バイク置き場からテントサイトまで遠かったのでこっそりバイクをテントサイトに停めた(何せ雨だったものでねお許し願いたい)。そして雨降りの中テント設営。

その夜、雨の中走ってきたせいなのかお腹が冷えたようで腹痛に見舞われた。
夕食を作る気力もなくお湯を沸かしてそれだけ飲んで寝た。
テントを叩く雨音は一晩中続いた・・。

あとは和歌山へ帰るだけだな・・・・


最後まで読んで頂いてありがとうございます。よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエーターとしての活動費に使わせていただきます!今年9月→もうしばらく先(来年もしくは再来年)に北海道へ行きます。カフェをオープンするために移住した友人を訪ねる予定。