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【人生】彼女ができた!?

今から2年前になりますか、私の生徒さんが挨拶もそこそこに、私にこう尋ねました。「(Frank)先生。彼女ができたんですか?」。

「え!?」と私が驚いたのもつかの間、「だって先生、その服・・・」と、新調した私のカッターシャツとスラックスを指差していました。

まあシングルファーザーですから、確かに法的にも道義的にも、女性と付き合おうが全く問題はないのですが、服装や身なりで人の印象はそんなに変わるものかと、改めて驚きました。

正直「実は彼女が――」と言いたいですよ。でも読者の皆さんならご存知だと思いますが、私のような個性の強い男性を相手にしてくれる女性はどこを探してもいません。

で、服装を少し決めていた理由ですが、それは私が今まで信念を持ってやってきたネットビジネスが、少しずつカタチになってきたからです。自分へのご褒美といったところですかね。

幸せはお金をどれだけ持っているかより、どのように人生を考えるかで決まると思っています。 だから、どんな小さなことでも1つ1つやり遂げる達成感というか、クリスタライズすることがとっても楽しく、また幸せに感じられるのです。これなら人生どれだけ失敗しても、生きていけそうでしょ?

松本清張の短編小説に、山岳ミステリーの先駆けを成した『遭難』という作品があります。 有名な話ですが、この『遭難』の発想の原点が、「山男には悪人はいない」という通説に対する疑問にあったようです。

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彼はエッセイ「『黒い画集』を終えて」でも、こう語っています。

「私は登山家にいろいろと訊いた。すると多くの登山家はこう答えた。“岳人には悪人はいない” と。 崇高な言葉である。しかし・・・」と続き、「格言めいた言葉は公式としては通用するが、個々の人間の場合には必ずしもそうではあるまい(悪い登山家もいるだろう)」。公式的な言葉ほど観念的に危険なものはない、と結論づけています。

清張とは例えが違うにせよ、私が今手がけているビジネスも、通説に対する疑問がスタートになっています。ビジネスの鉄則はこれだ」如きの通説への挑戦といっていいかもしれません。

今でも兄によく言われます。「オマエは馬鹿だ。商社マンを続けていれば安定した生活が送れたのに、なんでまたゼロから仕事を始める」。

確かに兄が言うように私は「安定を嫌う」バカかもしれません。でもそれが私のエネルギーになっています。「安定」は私の辞書では「後退」なのです。 だから私の周りには、安定を好む女性はいないのだと思います。

新調したカッターシャツとスラックス。女性に格好つけるためのものじゃない。それはビジネスを通して新たに生まれた自尊心への衣替えだったりして。

私の姉妹ブログ[実践文学の達人]では、清張の『共犯者』も取り上げています。こちらもご一読ください。

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