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みんなで楽しいことをしたかった結末は遺跡ねつ造と野球賭博の愚

 東北福祉大学の福田聡志の野球賭博事件に関して彼自身も在学中から東北福祉大学に在籍した半グレ学生と一緒になって反社会的な野球賭博にのめり込み、一種の中毒状態だった。

 福田聡志の野球賭博も楽して金が簡単に稼げて、しかも野球観戦の延長戦で自分の知識を生かして稼げる副業で一種の快感ともいえる作業であったことは確かだ。

 福田聡志が東北福祉大学にたむろしていた半グレの野球賭博仲間とみんなとワイワイとお金をかけてスリリングでエキサイトな勝負で楽しいことを共有していたというわけだろうが、省みて遺跡ねつ造事件のFもまた、野球賭博に群がる仲間と同じようなノリで考古学のねつ造を20年も続けたという心情もあったのだろう。

 NHKのアナザーストーリーでFが事件後、マスコミになぜ、ねつ造を繰り返したのか?の心情を語った理由の一つに「考古学仲間とみんなで一緒に楽しいことをしたかった」ということを語っているのは興味深い。

  私個人はFのみんなと一緒にねつ造してでも楽しいことをしたかった、という発言はそのまま受け入れることはできないし、F自身は実は本当の動機や背後関係を語っているとは思えない。

 遺跡ねつ造事件が単に楽しいからやる、となれば20年以上も継続するわけもなく、かなり早い時点でねつ造も判明していたのでF自身は絶対に軽い思い付きでねつ造をしていたとは思えない。

 Fはほぼ、確信犯的な振る舞いでねつ造をやっていたとしか私は思えないのでFが事件後、語った真実も一種の偽証のようなものではないか?と思う。

 F自身が事件後、マスコミに語った心情というのもまたもねつ造の上塗りのようなもので、彼自身も事件の背後関係や動機からもまたも逃げだして、雲隠れというのが真相ではないか?と思う。

 とはいうものの遺跡ねつ造事件でねつ造を繰り返し、日本の考古学を貶めたFも実際は野球賭博にのめり込んで不正をやりつつも楽しいことをしていた福田聡志のような心情だったことは確かだ。

 野球賭博も遺跡ねつ造もやっていることは反社会的な行為ではあるが、スリリングな楽しさがあったのは確かだろう。

 F自身も考古学でねつ造を繰り返し、ねつ造した自分の土器・石器を周囲が偉大なる発見ということをマスコミや学者が持ち上げることでそれこそ野球賭博で大勝ちしたような気持になり、異常なまでの快楽の虜になり、最終的にはねつ造がばれてしまい、最悪の事件に陥ってしまったのではないか?

 東北福祉大学在学中から野球賭博にのめり込み、反社勢力との癒着を繰り返し、巨人軍から永久追放のペナルティを受けた福田聡志と東北福祉大学の考古学研究室と密接に関わり、日本の歴史を貶めるねつ造行為に手を染めたF。

 2回も『日本の黒い霧』のようないかがわしい事件を引き起こし、事件に対しても相変わらず逃げるような言動を繰り返す東北福祉大学の関係者。

 私個人も東北福祉大学は2つの事件と密接に関係があった以上、しっかりと背後関係は何があったのか?を明確に答える義務があると考える。

アナザーストーリーズ 松嶋菜々子「偽りの“神の手” 旧石器発掘ねつ造事件」 [運命の分岐点]


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