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亡くなった父の人生を振り返ってアニメーションに(①依頼編)

Bonjour!
みなさんこんにちは!
フランスのフリーランス
Yukariです^^

私はホワイトボードアニメーター
をしているのですが
ある方から
「終活や生前葬をしたい人の
人生のアニメーションを
作るのはどうか」
と提案されまして

facebookで無料で1人だけ
お試しで募集を募りました


facebookで募集した写真

思わぬ依頼


すると全く思ってもいなかった方向から依頼をいただきました


それは亡くなった私の父の親友からの「依頼」です。
「玄春さん(私の父)の人生をアニメーションにしてほしい」

最初は驚きました。
まさかこんな依頼が来るとは思っていなかったので。

でも、興味をそそられました。
なんだかとても、作ること自体に意味がありそう、価値がありそう
私の知らないことを、知れるかもしれない。

なので、この依頼を受けさせていただくことにしました。
元々はブログを元にまとめて欲しいという話でしたが
1月には長野に行くので、せっかくなら直接父の親友たちに
父のことを直接インタビューさせてもらって
一つのアニメーションにしてみたいと思いました。

そして、このアニメーションは、完成品よりも
その過程に意味があるのではないかと思ったので
ブログで制作の過程を綴っていきたいと思います。

私が現時点で知っていること

私の父は私が小学2年生の時にがんで亡くなりました。
なのでそこからずっとシングルマザーで母が育ててくれて今に至っています。

なので私が父について知っていることは
幼い時のほんの少しの思い出と
母や周りから聞いたことだけです。

具体的にいうと

・父は美術教師で、その後僧侶の資格も取り、仏教画などを描く”画僧”になったこと。

・たまに肩車してもらって散歩へ行くときに、髪と髭がチクチクしていたかったこと。

・父と2人きりのお留守番は話すことがなくて気まずかったこと。

・病気になってからどんどん細っていった父の容姿。

・亡くなる前に生前葬として展覧会を開いて多くの人が来てくれたこと。

・最後に私たちに残してくれた言葉が「愛してる」だったこと。

・とっても仲のいい親友がいて、今でも毎年父の亡くなった日には昔の仲間が集まって父を思い出す会をしていること。

正直そのくらいです。

小学2年生の時、お葬式の時のことを今でも覚えています。
みんなが泣いている時、私は泣けませんでした。

家で母が1人で父の棺を前に泣いていた時、なんとなく「泣かないといけない」と思って、”頑張って”涙を出しました。

これからの予定

これから、父の親友がくれたブログを読んだり、長野に帰ってから父の親友たちに父の話を聞いて、父の人生を3分〜5分のアニメーションにします。

どんな話が出てくるのか、想像もつきません。
私にとって父は、正直”よく知らない人”です。

このアニメーション作成を通して、どんな経験ができるのか、楽しみにしています。

もしこの経験が、とても貴重なものになり、価値があるものだと感じられたら、同じような経験をしたい人の助けができるかなと思っています。
最近流行りの私も大好きなアニメ「葬送のフレーリン」のような冒険ができるのではないかとちょっと楽しみに思っています。

アニメーションを作る過程や感じたことなども、ブログでも追っていきたいと思いますので、ぜひみてみてくださいね^^

よろしくお願いいたします!

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