フランスガイド 中村

パリ在住の観光ガイドです。 2014年、フランス政府公認ガイド資格を取得。 動画では、…

フランスガイド 中村

パリ在住の観光ガイドです。 2014年、フランス政府公認ガイド資格を取得。 動画では、フランス、特にパリにある芸術作品を中心に紹介しています。

最近の記事

#3. サン・ジャック・ドゥ・コンポステルの道を歩く ~その3~

サンジャックの道をゆく ++++ 2人のフランス人女性との出会い:ヴァレリーさんとソレンさんちょっと話が前後してしまうのですが、巡礼を始めた1日目。おそらく、教会を出発してしばらく歩いた頃だったと思うのですが、あるフランス人女性が話しかけてきました。 「ボンジュール。あなた日本から来たのでしょう?出発のミサの時、みかけたわ」 「こんにちは。そうなんです。現在はレンヌに住んでいます。」 「あら、ずいぶんフランス語うまいじゃないの!」 「ええ、7年住んでますので。。。」

    • #2. サン・ジャック・ドゥ・コンポステーラの道を歩く ~その2~

      サンジャックの道へ出発 ++++ ガイドブックと最低限な準備出発にあたって、巡礼をする際のガイドブックの存在を知り、それを手にすることができました。 ミャンミャン・ドド(Miam Miam Dodo)、と言います。 ミャンミャン(Miam Miam)っていうのは、美味しそうなご馳走を前にしていう言葉で、「うーん、美味しそう!」っていう意味。日常生活の中でよく使います。 ドド(dodo)っていうのは、赤ちゃん言葉で、ねんね、っていう意味です。 こういう言葉は、ファミリエ(

      • #1. サン・ジャック・ドゥ・コンポステルの道を歩く ~その1~

        歩くきっかけと迷いまくった青春時代++++ やる気のない哲学学生2010年。当時私は29歳。 フランスのブルターニュ地方にあるレンヌという街で、大学生をやっていました。 哲学を勉強していて、博士課程にいたのです。 博士過程に在籍しているって言うのはかっこいいんですけどね、とにかく全然勉強していなくて、本当に毎日無為な日々を過ごしていました。 ++++ 私がフランスにやって行ってきたのは、2004年。23歳の時でした。 日本の大学、文学部哲学科を卒業し、一年間アルバイトを

        • ちょっと自己紹介(長め)

          パリ在住の観光ガイドです。 2014年、フランス政府公認ガイド資格を取得。 なぜフランスで観光ガイドになったのか? その経緯を紹介します。 学習院大学文学部哲学科卒 就活など一切せず、何も考えず、フランスに語学留学。 あえて理由を言えば、仏文の教授がなんとなくカッコ良かったから。 フランスの地方都市、レンヌ(仙台と姉妹都市)の語学学校に1年通う。 フランス語を習得するためには、フランス語「を」学ぶのではなく、フランス語「で」何かを学ばなければいけないと確信する。 翌年、

        #3. サン・ジャック・ドゥ・コンポステルの道を歩く ~その3~