デジタル化の「抵抗勢力」に敗北して距離を置いたお話~地域イベント編
こんにちは!昨日の木下さんの放送で、デジタル化は弱者にこそ必要だ、というお話をされていましたね。
タイムリーなことに、私もデジタル化の抵抗勢力に遭遇しておりました。何度かやり取りしたものの彼らの意思は覆せず、そっと距離をおく選択をしてしまいました。誰得?なお話ですが、シェアしたいと思います。
私が遭遇したデジタル化の「抵抗勢力」
先日のNoteにちらっと紹介しましたが、私はとあるイベントの開催に向けた係に携わっています。
そこで参加者の出欠をとろうという流れになったので、私はGoogleFormを提案したところ、あっさり却下されてしまいました。
なぜダメなのか聞いたところ、代々受け継がれる紙の議事録に残さないといけないため、紙で集計したいというのです。
ではGoogleFormで集まった結果を私が紙に書き起こして(???)、それを議事録係さんにシェアするのではダメですか?、と聞いたところ、それもダメとのことでした。
断り方の印象からすると、GoogleFormが○○の点で適さない、という合理的見解があるわけではなさそうでした。彼らのようにかたくなにデジタル化へ抗う思想には特徴があると思います。
デジタル化の抵抗勢力の特徴
①今やっているものが一番安全、というバイアス(思い込み)がある
「現状維持バイアス」という心理的効果をご存知でしょうか。これは、人間が変化を嫌って現状を維持しようとする心理学的な効果です。いつも同じ服を着る、ランチでいつも同じ店に行く、などが挙げられます。
今までは紙で集計していて特に(彼らの印象だと)大きな困りごとはなかった→だからGoogleFormなんて使う必要が無い、新しいツールを使って失敗したくないという思いが強いのだと思います。
②学びで新しいものをインプットし、そこから成功体験を得る習慣が無い
①で現状維持バイアスをご紹介しましたが、現状維持バイアスに陥ってしまう人とそうでない人の違いを考えると、日々の学びからの成功体験があるかどうかが大きいのではないでしょうか。
例えばVoicyやnoteなどで色々な方の知見に日々触れている方は、自身の生活にも知見を展開させて、時には失敗しつつ、10回に1回くらいは何らかの成功体験を得ていると思います。そのため、日々学んでいる人は現状維持バイアスに陥らずに新しいことに挑戦する気力がありますが、学びの習慣が無い人は極端に失敗だけを恐れて、挑戦する気力が無くなってしまうのだと考えました。
③極端な「べき思考」で自分を内省・客観視する時間が無い
ではなぜ学びで新しいものをインプットすることが出来ないのかというと、○○すべき、という思想が強く、もはや日々の生活にいっぱいいっぱいである点があると思います。
家事は自分たちだけで片付けるべきである、育児は母親がやるべきである、この仕事は担当の自分がすべてこなすべきである。。
これらは本当にそうなのでしょうか。守らなかったら法律違反で捕まるのでしょうか。
極端な○○すべき思考は捨てて、少しでも時間を作り、何か新しいことを取り入れる心理的なキャパシティが必要だと思います。
デジタル化抵抗勢力の行く末
冒頭でもお話しした通り、私は「デジタル化抵抗勢力」に敗北し、イベントの出欠は紙で行われることになりました。紙での出欠なら私はお手伝いしませんよ、と宣言したので、チームとは少し距離を置き、紙の作業を言い出したメンバーに丸投げした状態です。
私が丸投げしたことが良いのか悪いのかはご意見あると思います。ただ、デジタル化の抵抗勢力(アナログ派)を少しでも減らすためには、アナログなことにはお付き合いできない、という意思表示が必要だと考えて行動した次第です。
今回私が参画しているような地域イベントの類は、やりたい人が集まって何とかその場しのぎで人海戦術で出来てしまう部分があるため、抵抗勢力がチームのボスをする限り、急にデジタル化されることはあまり期待できないでしょう。
しばらくは「まだこんなアナログな方法で進めているんだ。。!」といった具合に、人々から驚かれる珍百景・奇祭的な存在として残るのだろうと思います。
私は不用意にアナログなやり方で自分の時間を捧げるつもりはないので、デジタルな方法が使える場所で、出来ることをお手伝いしたいと思います。
それではまた!
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