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ワインスクール通学で感じたこと

6月に入り、ワインスクールへ向かうべく久しぶりに遠出したら、道すがらまんまるに咲き誇ったあじさいをみかけました。季節の移り変わりを感じました。

私が入学したワインスクールは、本来であれば、3月からソムリエ・ワインエキスパートの受験対策講座がはじまるはずでしたが、コロナの影響で授業が延期、そして臨時休校が続き、途中からオンラインツールを使ったライブ講座の開講という形に切り替わりました。そして6月になり、ようやく通常の講座がスタートしました。

今回は、オンライン授業も効率的で良いけれど、やっぱり通学も良いなと思ったこと3つをお話ししたいと思います。

「ムダ」の効用

オンラインツールを用いたライブ講座は、限られた時間の中で効率的に学ぶにはとても良いと思います。画面をオフにしておけば、身支度を整えなくても授業が受けられます(笑)。また、質問をするときも、オフラインだと授業中に声を上げるにしても、授業後に講師に直接話しかけるにしても、何となく他人の目が気になります(私の場合は)が、オンラインツールのチャット機能を使えば、効率よくかつ気軽にコミュニケーションをとることができます。

しかし、効率的であることは必ずしも最良とは限らない気がします。何かを学ぶとき、参考書に書いてあることを淡々と頭に入れるよりも、その背景や小咄といった間接的な情報を知ることで、知識が定着したり愛着が湧いたりします。

授業の中でのムダのひとつが講師の余談や雑談です。ライブ講座の場合、聴講者の多くが画面をオフにしていてお互いの意思疎通が難しいこともあるからか、授業は淡々としていて余談や雑談はほとんどなく、必要最低限の情報提供しかありません。しかし、ワインスクールというワインに興味がある人だけが集まる特殊な場ということもあるためか、雑談で場が盛り上がることが多い気がします。

また、ワインに関していえば、ワインの世界的なトレンドや市場の動向は社会情勢と深く結びついています。特に最新情報は、本だとどうしてもタイムラグがあるし、ツイッターの情報も発信者のふるいにかけられていて偏っている感じがするので、その道に詳しい講師に教えてもらうのが一番良いと思います。

人が創る「雰囲気」の醸成

スクールでの授業が終えて感じるのは、良くも悪くも「焦り」です。授業自体は進んでいるのに、私は復習が追いついておらず、ボルドーとブルゴーニュ、ローヌを細かく見すぎて先に進んでいません。

生徒の皆さんはとても熱心で、授業中でも先生にどんどん質問したり、分厚い手作りの暗記カードの束を持っている人もいました。他人の「気」って他人にうつるもので、頑張っている人を間近で見ると、私も気が引き締まります。特に試験対策系は、同じ志の人がいると思うと心強く感じます。これも通学の効用のひとつだと思います。

また、授業というものは教える人と教わる人が参加することで成り立つものだと思います。先に話したように、講師が私たちに多くのことを教えてくれるか否かは、私たちが創る教室の雰囲気の影響も大きい気がします。

青山という立地がもたらすインスピレーション

スクールがある青山という街は、歩くだけで気分が高揚します。素敵な洋服が飾られたショーウインドーを横目に見るだけで、私ももっと素敵な人になりたいと思います。また、今は閉館中の旅の図書館や青山ブックセンターなど、青山ならではの本の品ぞろえを眺めると、好奇心がそそられます。

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これは青山に限った話ではなく、このように通学の途中で寄り道していると、おもいがけないインスピレーションを受けることができます。スキマ時間を設けることは、生活においても重要な要素だと、久しぶりに寄り道をして思いました。

こんなわけで、専門学生生活、しばらく続きます。勉強がんばろう。

#青山 #学生生活

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