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ワインエキスパートの勉強まとめ(ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区⑥コート・シャロネーズ地区AOC)

コート・シャロネーズ地区は前回まとめたコート・ド・ボーヌ地区から南に続く地区です。

コート・シャロネーズ

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着色部分がAOCに認定されています。

コート・シャロネーズは南北約40km、幅5~7kmと面積は広いですが、北のコート・ド・ドールの2地区のように丘一面がぶどう畑という感じではなく、野原や森が混在しています。この地区のシャロン・スール・ソーヌChalon-sur-Saôneという村が地区名に由来していますが、この村ではぶどうもワインも作られていないようです。

また、地質や地形的にブルゴーニュ4地区のちょうど境目に位置し、石灰岩質を基本としながら南部では花崗岩質の土壌も存在します。

基本的にはピノ・ノワールとシャルドネですが、北部では白ぶどうのアリゴテが栽培されています。


AOC

地区名régionales>村communales>一級premiers crusでグラン・クリュの畑はありません。

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また、広域AOC扱いでクレマンも作られています。

 白ぶどう品種のアリゴテ?

アリゴテという白ぶどうはシャルドネより前にブルゴーニュ地方、特にこのコート・シャロネーズやお隣のコート・ドールで栽培されていたようです。現在ではブルゴーニュ地方の白ワインといえばシャルドネというイメージがすっかり定着していると思いますが、アリゴテも何気にブルゴーニュ地方では2番目に生産量の多い白ぶどうです。

ちなみにこのワインにリキュール・クレーム・ド・カシスを割ってできるカクテルがキールです。1950年代、クレーム・ド・カシスのメーカーの社長でブルゴーニュ地方議員でもあったキール氏が発明したようです。アリゴテならではの酸味やフレッシュさがポイントで、アペリティフ(食前酒)として飲まれるようです。リキュール・ド・カシスはブルゴーニュが有名なのは、試験勉強をされている方ならもう常識でしょう。代表銘柄も要チェックですね。(冷汗)なお、キール・ロワイヤルはキールの進化版で、クレーム・ド・カシスをシャンパーニュで割ったものです。

最後に

勉強内容をまとめる作業にかなりの時間がかかっています。そして昨日「庶民のワイン研究所」のPodcastで試験を受験された方の体験談を伺い、自分の遅れに少し焦りを感じています。今日もアリゴテの存在がひっかかり、フランス語の表現にさらにつまずき、1記事仕上げるのに時間を費やしてしまいます。その一方、時間があったらやりたかったことがまったくできておらず、我が家には4月のはじめに購入した積読本(ワインに関係ない)がたくさんあります。時間というものは、いくらあっても足りないのかもしれません。

参考
https://www.vins-bourgogne.fr/nos-vins-nos-terroirs/notre-vignoble/cote-chalonnaise-et-couchois/cote-chalonnaise-et-couchois-terres-vigneronnes-de-toujours,2389,9309.html
https://www.hachette-vins.com/tout-sur-le-vin/regions-vins/sous-region/91/la-cote-chalonnaise/
https://www.larvf.com/,aligote-dictionnaire-des-cepages-apprendre-le-vin-vocabulaire-lexique,2001101,4245003.asp
https://www.toutlevin.com/article/cepages-meconnus-l-aligote
https://www.orgamic-vins.com/aperitif-vin-communard-ou-le-cardinal/


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