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「あと480日」

メドックマラソンの公式ホームページを確認したら、カウントダウンに約1年分の日数が追加されていました。1年の延期が決まったようです。今回エントリーした方の出走権は、翌年以降開催される3大会で1回適用できるようです。

去年の大会では日本の参加者が445人もいらっしゃったようなので、以下、延期報告を翻訳します。誰かの参考になれば幸いです。

「第36回大会の延期
ランナーの皆様、ボランティアの皆様、協賛者の皆様、友人の皆様へ

36年の間、メドック・シャトー・マラソンは多くの波乱を経験し、毎度予期せぬ事態に遭遇してきましたが、このマラソン大会に特徴的な祭りのムードや和気あいあいとした精神を損なうような展開にいたったことはありませんでした。

既に段取りが整っている第36回大会は、2021年9月11日に実施予定です。

というのも、行政や医学専門家、私たち協会メンバー、ボランティア、そしてワイン業界関係者で協議を重ねた結果、物理的に距離を置く必要性やこの新型コロナウイルス不確定さに対し、大会のDNAやボランティアやシャトー、協賛者、ランナー、そしてメドック地区の住民の皆様からの信頼を損なわないために、第36回メドック・シャトー・マラソン大会の開催を1年延期することを全会一致で決定しました。なお、本大会のテーマが「映画」であることに変わりはありません。(補足 このマラソンは毎回「テーマ」が設けられ、ランナーの多くはそのテーマに沿ったコスプレをします)

ある意味、これは「メドック・シャトー・マラソンで大騒ぎ!シーズン2」となるでしょう。

今回の延期は、おそらく大会の創設以来最も重要な決定でしょう。 ボランティアチームのすべての方々にとっては悲しみや心配を伴うものでしたが、すべての人の健康を考慮すれば最も妥当な判断でもあります。

ランナーの皆さん、メダルをあなたの首にかけてメドックワインの完走賞をお渡しできる誇りを想像できないこと、あなたがゴールラインを越えたら親しみをこめて背中をたたき、おめでとうと言えないこと、完走後、マラソン中に飲んだメドックワインの感想を聞けないことは想像に難くないでしょう。つまり、これらはこの先1年間私たちのモチベーションを高め、忘れることのできないような体験をあなたがたに提供するためのちょっとしたアクションです。

私たちはあなた方の便宜のために少しでも早くこの延期を報告したいと思います。また数日中にこの延期に関する詳細事項を改めてお知らせします。基本的には今回エントリーした方は来年から3大会のいずれかに参加できることとする予定です。

ランナーの皆さん、あなたが抱える大きな失望を共有します。あなたと同じように、私たちはポイヤックで会い、走り、祝い、乾杯したいと思っていました。みなさんが9月にポイヤックに行くことを非常に心待ちにしていたことは承知しています。

この延期は確かにとても悲しいものですが、残念ながら不可避であり、健康は最優先されるべきです。

新型コロナウイルスが蔓延していますが、それでもあなた方に愛すべきメドック半島で忘れられない時間を過ごしてもらうための私たちの情熱と「狂気」が削がれることはないでしょう。私たちを信じてください。

どうぞご自愛ください、

大会主催者」

#メドックマラソン  

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