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私の00smusic#28

#271 Introduction by Voxtrot

テキサスのインディバンド。デビューEPがピッチフォークなどの音楽メディアから絶賛されて、名が知られるようになったとのこと。これ何で知ったのかなあ。全然アメリカのバンドぽくなくて、むしろベルセバあたりの界隈から出てきた哀愁感のある感じが面白いですよね。

#272 Rocking in a Shy Way by The Starlets

グラスゴーのインディポップバンドのデビュー作Surely Tomorrow You'll Feel Blueから。ベスト盤も出てたんですね。映画のサントラで聴けるような、静寂も纏ったゆったりとしたストリングス、ギターを爪弾いて紡ぎ出すメロディの美しさ、時には轟音。ジャケット美も含めて、グラスゴークオリティの真骨頂。

#273 Glósóli by Sigur Rós

ギターを弓で弾いて、フィードバックノイズを繰り出してくるアイスランドのポストロックバンド。MVや映画のHlemmurで観られるように、アイスランドの原風景と彼らの音楽がシンクロした時の色彩の美しさ、透明感や力強さには圧倒されます。

#274 Shine by Album Leaf

サンディエゴのミュージシャン、ジミー・ラヴェルによるポストロックソロ。アンビエントな面持ちのインストを中心とした作風で、ストリングスの生楽器にキーボードの電飾、打ち込みのビートも取り入れて、穏やかな心地好さとほのかな刺激で、聴くと気持ちを整えられて、正常な感じになるというか、リフレッシュ効果をもたらせてくれる気がする。

#275 Former Glory by Ron Sexsmith

カナダのシンガーソングライターの5作目Cobblestone Runway。一番最初に聴いた作品がこのアルバムで、聴いた瞬間、衝撃を受けました。曲も素晴らしいけど、声がね。この声がその生きたメロディを歌うだけで、自分色の魅力もその説得力も溢れすぎちゃってて、少なくともどの曲もギター一本でもあれば、物足りないこともなく成立しちゃうような世界だなあと。グッと味わい深く、思わず、これはズルいなぁと思わなくもない。笑

#276 Band with Managers by Pedro the Lion

デヴィッド・バザン率いるシアトルのインディバンドの4作目Achilles Heel。このバンド、この前作まで低い調子で暗い作風が多かったんですが、ここではポップで聴きやすかったり、明るさが垣間見えたりしてるのが良いですね。熱すぎず、寒すぎず、急かされることもなく、お風呂の浴槽にゆったりのんびり入ってられる心地好さが音楽で味わえるイメージなんですけどね。

#277 California by Low

スロウコアで知られるミネソタのバンドの7作目Great Destroyer。ここからリリースがサブポップとの契約に切り替わり、共同プロデューサーにデイブ・フリッドマンが選ばれる。実際の音と静寂と混沌を上手く操る彼らがここに来て、かなりギターロックの方向に舵を切ったので、ずっと聴いてきたファンには結構な驚かれ方をしたと想像するけど、これはこれでまた、アドレナリン量は変わるけど、格好良いんだよなぁ。

#278 Girlshapedlovedrug by Gomez

イギリスのバンドの5作目How We Operate。90年代の終盤に表舞台にたって人気を博し、この頃になると、アメリカに拠点を移して活動。個人的には人気だった頃はあまりよく知らなくて、この頃の彼らが好きで、このアルバムはよく聴いてたな。バンド内で3人がボーカルを取れて、曲もメンバー各々で書けるという集合体。ルーツミュージック系のロックバンドで渋さはあるけど、ブリットポップの後続だからか、シンガロング出来る親しみやすさも備えているのが良い。

#279 Is There a Ghost by Band of Horses

シアトルのバンドの2作目Cease to Begin。カントリー・フォークを纏い、綺麗なボーカルが印象的な歌メロを歌うインディロックバンド。メディア受けも良くて、年間アルバムにも選出されていた印象。落ち着きますね。

#280 One Big Holiday by My Morninng Jacket

4作目Zでメディア筋の評価や知名度をグッと上げた後にリリースされた、ライブバンドとしても定評のあった彼らのライブアルバムOkonokos。これとウィルコのやつは、00年代を代表する素晴らしいライブ名盤でした。


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