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能動経済#101 最悪のコラ画像が生んだ瓢箪から駒

大変な事になった。今度こそ刑事裁判に発展しそうな深刻な事態だ。
去年から続いていた初田龍胡と私の「保守vsフェミニスト」の戦いは、初田の誘導によってコラ画像を作った、Amazon出版「能動経済2」でも対談を取り上げた「イナバ君」の常軌を逸した行動で、大きな山場を迎えている。

2024年6月1日YouTubeライブのサムネイルに使ったモザイク処理したイナバ君制作のコラ画像

対談の時は「高校生のイナバ君」と言っていた彼ももう大学生であり成人した大人だ。初田の誘導と言ってももう行動には責任が伴う年齢だと思う。

そもそも初めて初田を性差別的誹謗中傷で警察に訴えたのは2023年6月の事だった。初田のYouTubeでの6時間にも及ぶライブ「自殺配信」での「FPもとこはセックスばかりしてる」などの嘘の性的な侮辱発言。

神戸市でDV被害者のためにボランティア活動をしてるフェミニストに当時住んでいた徳島から助言をもらいに行き、涙を浮かべて悔しがってくれたフェミニストさんのアドバイス通り、帰って徳島中央警察署に被害を訴えた。
しかし動画を見てももらえず、メールで「何月何日の何という動画の何分何秒にどんなセリフかを送ってください」と言われ、6時間も自分に対する侮辱発言を聞く精神力はなく、メールを送れず結局うやむやになった。

2回目は2023年10月である。今度は直接の電話による恫喝だった。証拠の動画は撮ったがやはり徳島中央警察はその動画を確認する事すらなく「うちのパソコンには記録しておきます」という返答だけだった。

2024年6月現在私は新宿の「婦選会館」という日本のフェミニストの第一世代とも言える「市川房枝」の記念会館も兼ねた場所に出入りして日本のフェミニズムを一から学んでいる。弁護士による法律の講義や差別や虐待の専門家の有料講義も受講している。

そこでわかったのは2023年3月から、差別撤廃に関する条約を守るか守らないかの法的な拘束力が「努力義務」から「義務」に変わったそうだ。つまり去年よりだいぶ厳罰化が進んだため、去年無視された訴えも今年もし無視すると警察が法律違反になりかねない状況に変化したという事だ。証拠動画やスクショ、医師の診断書も残っているので、イナバ君のコラ画像と一緒に、去年悔しい思いをした初田からの被害をもう一度今度は葛飾警察署に出してみるつもりだ。

さて、コロナ離婚をした私は今1人で小学生の息子の子育てをする母子家庭の母である。私に何かあると息子が非常に心配な状況になる。

あのコラ画像事件の直後、私は胸が苦しくなり、頭痛、不眠、めまいとお腹の痛みなど、体調がみるみる悪くなった。こういう時徳島に住んでいた時は近所の養護施設にショートステイで具合が良くなるまで息子をあずかって貰っていた。しかし葛飾区では引越してきてまだ数ヶ月だったためにその手続きの途中だった。

そこで私は「毒親問題」で決裂していた田舎で一人暮らししている母を頼った。
尋常ではない様子の私と息子を快く迎えてくれたが私たち母娘の問題が解決したわけでは無かったので、2日目に険悪な会話になった。

しかし驚いた事に何年も分かってもらえなかったのに、数時間の話し合いで突然母は「やっと分かった。私は今までなんてバカだったのだろう。ごめんね。こんな事が分からなかったなんてバカだった」と号泣した。私も号泣してもう謝らなくていいよと言った。

私はこの数年、毒親カウンセリングを受けつつさまざまな毒親関連書を読んだが、こんな短時間に全てを理解して認めて悔やみ、反省する母親の事例を見た事はない。だいたい数年か数十年かけてカウンセリングを受けて少しずつ関係が改善していくものだ。

最近この能動経済とも関係が深い不謹慎系YouTuberで批評家の古田更一さんから「自分が加害者だと認めて反省できるのは強い者だけだ」という話を聞いたところだった。私はその事を母に伝え、私の母は強く賢明な女性だったのだと誇らしくなった。

つくづく人生とは経済と違い予測不可能だと思った。
母娘の長く冷たい氷河期に、このタイミングで、こんなにもあっけなく雪解けが訪れようとは。

逆立ちしても初田のおかげとは思わないが(もし初田がこのセリフを言ったら564ても構わないと思うがどうだろう?読者諸君)神や仏様からの頑張ってきたご褒美のように思えてならない。お天道様が見ているなどと、経済コラムらしからぬセリフが出てしまう。

それともフェミニズムの女神が背中を押しているのかもしれない。
さあ、女性解放の、新しい時代の幕開けを邪魔する保守との戦いが本格的に始まる。
Never Give Up 
FP もとこ
令和6年6月5日
ある田舎の特急列車に揺られながら。