相場の世界では、ファーストペンギンは餌食となる!?
南極に生息するペンギンには、コロニーという集団を形成する習性があります。これはお互い身を寄せ合うことで寒さをしのぎ、天敵から身を守りながら繁殖を行うためです。
また氷上を隊列移動したり、魚を囲い込み捕食したり、いつも群れで行動することが知られていますが、実はライオンやサルのようなリーダーが存在しません。
なので、突然コロニーに危険が迫って逃げるときも雛鳥たちに与える餌を捕るために海へ飛び込むときも、群れのボス的存在がいないため合図などはなく、最初の1羽がとった行動に集団で続くというのです。
何だかよくわからないけど、誰かが飛び込んだから、自分もすぐに飛び込んだ方がいいという反射的な行動!?
先陣をきって飛び込んだペンギンは仲間たちよりも早く、多くの餌を得ることができるかもしれませんが、その一方で高いリスクを背負うことになります。
というのも、海にいるのは餌だけではありません。シャチ、ドト、アザラシ、オットセイのようにペンギンを獲物とする動物が待ち構えているかもしれないのです。
ビジネスの世界では、リスクを恐れることなく、未知の領域に挑戦する人を「ファーストペンギン」と呼び、敬意をこめて勇者のように讃えますが・・・、相場の世界では、根拠も裏付けも材料も何もない状態で、未知の領域に挑戦するファーストペンギンはカモにすぎません。
確かにマーケットも早い者勝ちの生存競争ではありますが、合図を出してくれるリーダーがいない限り、周りより早く、多くの稼ぎを得るためには、必要な情報を得る行動が投資家には求められます。
何だかよくわからないけど、誰かが買ったから、自分もすぐに買った方がいいという行動をしているようでは、マーケットにいる猛者たちの餌食になるだけです。
相場で生き残るためには、集団にいるのではなく、集団を俯瞰する視点を持たなければなりません。
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