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四季報の見出しランキングには業績好調を示すものが上位に!

2020年3月のコロナショックから2年。当時1万6000円台まで急落していた日経平均が、1年足らずで3万円台に回復したのは記憶に新しい。ただし、1年目と2年目では市場を牽引してきた主役が異なります。

1年目は世界規模で金融緩和が実施されたことから巨額マネーが一気に株式市場に流れ込み、ニューノーマル時代の将来性を買われたグロース株に人気が集まりました。

例えば、ファーストリテイリング(9983)は、20年3月は4万円台でしたが、1年後にはなんと11万円台に到達するなどPERなどレシオ面を度外視した高値更新。他にも、日本電産(6594)は5000円→1万5000円に、リクルートHD(6098)は2400円→5500円に。

そして、2年目はワクチン接種が進んだことで、アフターコロナに向け業績回復が見込める銘柄に物色対象が移っていきました。さらに以前から懸念されていたインフレ高が現実化し、金融緩和の早期縮小および米利上げ観測も台頭。高PERのグロース株の人気離散とともにバリュー株へのシフトが目立つ展開となりました。

ただ、そういった潮流に一服感が出てきたところで、コロナ禍はとうとう3年目に突入!今シーズンは緩和マネーが期待できないうえに、地政学リスクが招いたサプライチェーンの混乱。原油をはじめ原材料価格の高騰も継続しており、中国不動産問題もまだ予断を許さない状況です。

しかし、意気消沈することはありません。これまでは回復過程で一律に買われてきましたが、今後は業績評価に厳しい目が向けられていくので、真に体力がある企業を見極めていけばいいだけのこと。それこそ私たちのお家芸ではありませんか!?

投資家のバイブル会社四季報の最新号は入手されましたか?

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四季報を使い慣れている投資家であれば、すでに各企業の【見出し】はチェックしていると思います。業績・材料記事欄の冒頭に記載されている見出しは、2つの評価基準を持っています。

四季報の見出しには大きく2つの評価基準がある

1つ目は、過去との比較。最高純益を表す【最高益】や2桁増益が続くなど強い基調を表す【続伸】などがあります。2つ目は、前号予想との比較です。前号より下方修正したことを表す【減額】や【下振れ】など。業績のポイントを簡潔に凝縮しているので、時短になるだけでなく傾向を掴むことができます。

毎号巻頭では「見出しランキングでみる業績トレンド」が、掲載されているので、目先3ヶ月の指針としても役立ちます。ちなみに最新号での第一位は203回も登場している【続伸】。2位は回復を表す【上向く】、3位は【最高益】。そして、【連続増益】【連続最高益】と続くなど業績好調を示すものが上位を占めています。

いうまでもなく、これらの見出しは業界業種ごとではなく個別株ごとに明記されています。つまり、全体的な相場観を言葉にすると、いくらかネガティブなキーワードが使われそうですが、個別銘柄については期待が持てる方が多いというわけ。

目標株価2.4倍の注目銘柄!

たとえば、最新号『旬の厳選10銘柄「2022年春号」』にもピックアップされているある銘柄に私は注目しています。

▼『旬の厳選10銘柄』とは?
株歴40年超の熟練投資家、藤ノ井俊樹氏が、持ち前の鑑定眼をもって、四半期に一度(新春・春・夏・秋)厳選する買い推奨10銘柄。下値硬直性の働きが期待できるうえ、好材料含みの銘柄情報だと、絶対成果主義のリピーターから支持を得ているFPO屈指の人気商品です。単なる推奨銘柄リストではなく、なぜ今この株を買い!とするのかその根拠を示しながら、上値下値目処など具体的な戦略を藤ノ井氏自らが解説した動画もありますので、経験の浅いビギナーでもご活用いただけます。

現在の株価は2017年以来の約5年ぶりの安値圏にあり、2022年3月期は増収増益の見通し!PER6倍と割安!先ごろ発表された新中期経営計画では、時価総額を伸長率150%超と大幅に高めてきており、大胆にも株価2.4倍を目標に掲げています。

これが昨年の発表なら疑心暗鬼にもなりますが、コロナ禍で足踏みしていた事業回復が順調であること。さらにコロナ対策のワクチン接種が業績に寄与するため、現在も進められている3回目接種は追い風。

図らずもWithコロナのシチュエーションは、同社の事業戦略にファンダメンタル面でもマッチしており、間違いなく成長路線に復帰してきています。

また設立※※周年の節目でもあり企業の意気込みが強く、連続増配期待もあり狙い目!と見ています。藤ノ井先生の期待値評価も★5つ!(≧ ≦)Ω それに・・・。いや、いや危ない。これ以上、明かしたら銘柄が特定されてしまいますね(笑)

その他にも『旬の厳選10銘柄「2022年春号」』には国策関連、半導体関連、EV関連など、優先順位をつけるのに迷われるのではないかと少し心配してしまうほどの魅力的な株が揃っています!

興味のある方は、FPO公式メールマガジン(読者数16万9,144名※本稿執筆時点)にて詳細をご案内していますので、メールBOXをご確認ください。未登録の方は、是非この機会にご登録くださいね。

コロナ禍を支えてきた金融緩和が転機を迎えているだけに、業績の好調さは銘柄選定条件の必須事項です!みなさんも四季報の見出しに着目して、お宝銘柄を探してみてください。

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