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なぜ、円安だから株を買うべきなのか?

おそらく多くの個人投資家が今の株式市場にネガティブな印象を持っているのでは?

ですが、情報取得の末端にいる人たちが、まだまだ下がるかもと揃って不安がる頃が、安く株を買える局面だったことは、相場の歴史を振り返ると分かります。

そのような視点で冷静に相場に目をやると、今こそチャンスと見るべきではないでしょうか。

世界的に景気後退懸念が高まってきている?すでに米国経済はリセッション入り?確かに楽観視する声も聞かれた春先とは違って、GW以降は米国株も欧州株も全般的に冴えません。

しかし、そういったなかで底堅い動きをしているのが、日本市場と中国市場といわれています。

米国の動きを反映しやすいとされる日本市場ですが、下落幅で比較するとその程度は大きくありません。中国市場にいたっては、世界的な株安に反して直近3ヶ月で株価は戻してきています。

その要因についてひとつの考察があります。日本は欧米諸国よりコロナ規制を長期化させたことで、経済活動の再開が先進諸国のなかでも出遅れていました。

そのため一旦経済回復のピークを迎えたうえにインフレによって消費抑制された欧米の経済動向とは、遅れた分の時間差が生じることになっているというもの。

つまり、これから下降線を辿る欧米とは異なり、日本は回復へのリスタートを切ったばかりという見方です。事実、小売り業の売上は順調に伸びてきており、スーパーなどは9か月連続で増加しています。

一方、中国は上海などの主要都市でロックダウンとなり、日用品や食料の購入もままならない民衆が、大声で政府高官を罵る映像も流れていましたが、2ヶ月に及んだ都市封鎖が6月1日に解除されたばかり。

経済活動を再開させたアジアの大国の動きに世界中の投資家が注目しないわけがありません。

そこへ追い風となるのが急速に進んでいる円安です。円安の進行は原材料価格の上昇を招くため、それらを輸入に頼る日本の内需産業にとってはマイナスには違いありませんが・・・、あくまでもそれは米ドルに限った考えに過ぎません。

実は、今、日本円は他通貨に対しても円安が続いている状態。つまり、人民元/日本円でも“円安元高”なのです。

全国各地の観光名所やリゾート地だけでなく、繁華街や電化製品の量販店などに中国人のツアーバスが押し寄せ、山ほど買い物をする姿が見られたのは7年ほど前。

すでにその当時の円安元高水準に達しており、今後も日銀の金融緩和スタンスが継続していくなら、さらに各国との金利差拡大から円安が進むはず!

そう遠くない時期に世界中で海外渡航の規制も解除され、外国人観光客が増加してくるようになるでしょう。そうなると想像に難くないのは、やはり中国人観光客の爆買い再び!です。

確かに日本人感覚では現状の物価高によって、日常生活の負担が重くなってきていますが、逆に訪日観光客にしてみれば円安の恩恵で、高品質の日本製品を安く買える絶好機が到来しているといえます。

厳しい外出規制からようやく解放された反動も加わり、さらに多くのインバウンドが期待できる!?

小売り物販業や飲食業はもとより、交通関係、旅行宿泊関係、あらゆる業種業界でコロナ禍前の金回りが戻ることによって、経済界の課題となっている給料アップも見込めます。

まわりまわって日本人にもメリットがある!収入さえ増えれば、物価が上昇しても大丈夫!もちろん、給与アップは企業の増収増益の後になるので、もう少し辛抱しなければなりません。

一方、株は企業が回復したと確信できる頃には、すでに株価が上昇してしまっているので、そうなる前に仕込まなければ意味がありません。

円安だから株は買ってはいけない?その見立ては間違ってはいませんか?円安だからこそ株を買うべきかもしれません。

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