住宅ローンの期間の設定

返済期間を決めるポイント

返済期間を決めるポイントは、「月々の返済が無理なく行えるか」です。

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借入期間が短くなると、月々の返済額は増えます。
上の表のように、
借入金額3000万円(金利1.5%)として
期間35年であれば月々91,830円ですが、
25年だと119,970円になってしまい、
月28,000円変わってきます。

住宅ローンは、20年、30年と長い期間をかけて返していくものです。
その長い道のりの途中では、今の時点では想像もできないことが
起こります。

リストラ、会社が倒産、給料またはボーナスが減らされる。。。など

今回のコロナ禍のような事態、1年前に誰が想像していました?

したがって、返済計画は「安全第一」。

「仮に何かが起こっても、余裕をもって返済できる計画にする」ことです。

仕事の成果によって金額が大きく変動するなど
将来安定的な収入としてあてにできない
「賞与」は、返済計画の中に入れるべきではありません。

契約上の「返済期間」と「実際の返済期間」は違っても良い

ここで言っている「返済期間」とはあくまでも「契約上」のものです。
契約上余裕をもった返済額に最初からしておけば、
例えば収入が減るなど想定外の事態が起きても
家計のやりくりで住宅ローンを継続して支払っていくことが
可能です。
「頑張れば25年で返せそうだ」としても、
無理して25年で契約を結ぶ必要はありません。
「30年」で契約してもいい。


「住宅ローンは長く借りて、短く返す」べきもの。
結果的にお金が余れば
繰上げ返済をして、期間を短縮していきましょう。

目標とする完済年齢を超えてしまう場合は?


40歳後半で
「月々の返済額を無理のない金額にしようとすると
完済時の年齢が70歳を超えてしまう」
「うちの会社の定年は65歳なので、できれば70歳までに
ローンを完済したい」という方がいらっしゃいます。
この場合、どうしたらいいのでしょうか?

もちろん、繰上げ返済で期間を短縮していくのでもいいのですが・・

そもそも「ローンの金額が大きすぎる」

つまり「購入予定(または建築予定)の家が高すぎる」可能性が高いです。
まずは、購入・資金計画を見直された方がいいでしょう。



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