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これまで行政書士として活動してきて、決めたこと・・(2022.4.28)

ご無沙汰しております。
エフイブグループ、行政書士(許認可家)の村瀬です。
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さて、早いもので2022年4月も終えようとしていますが、久しぶりの投稿ということもあり、近況報告も兼ねて、最近のことを回顧してみたいと思います。

当事務所は東京・南池袋に構えています。僕のほかに、パートナーの行政書士が3名、今月からさらに1名が加わりましたから、計5名の行政書士が、同じ屋根の下で行政書士として日々、活動しています。

昨年(2021年4月)より新たに加入してくれた2021年開業組の行政書士メンバーが、無事に1周期を迎えました。彼は、元々は当時私が担当していた行政書士試験講座の受講生さんであり、合格報告の際、開業希望の気持ちを話してくれたので、「1人で開業するなら、いっそウチで一緒にやろうよ」的な会話の流れがスタートでした。

それから1年の間、彼は本当にたくさんの仕事を僕やパートナー行政書士と協働してくれました。僕が行政書士業界1年生のときは、25歳。某行政書士法人で補助者として在籍し、僕は先輩の横にいるだけでほとんど役に立てなかったものですから、入管業務から医療法人認可、一般貨物自動車運送事業に宅建業免許と、様々な許認可分野で一緒に動いてくれる彼をみていて、「1年目からちょっと業務的な負担が大きいんじゃないか」と心配にもなりましたが、持ち前の前向きさ(?)で乗り切ってくれました。

僕が彼に提供できることは、曲がりなりにも行政書士業界12年目くらいになりますから、最初の仕事のちょっとしたやり方とか許認可の仕組み・考え方などを日々伝えていくことと思っていますが、同時に発見だったのは、2015年に僕の事務所の補助者として加入してもらい、行政書士人生をスタートしたパートナー行政書士が、彼に業務のことを教えている姿をみたことです。

「あぁ、7年前は補助者スタートで、パソコン1つロクに使えなかった彼女が、今では主力として業務を対応し、若手に仕事を教えるようになったのか」などと、ちょっと感慨深くもなりました。

ほかにも、唯一僕と開業同期のパートナー行政書士がいますが、お互い仕事を抱えており会える機会(タイミング)がなかなか少なくなったり、今年から入った2021年開業組の新メンバーも独自の仕事であちこち移動しているようです。

僕が2011年に成増駅近くで独立開業したときは小さい静かな1人だけの事務所でしたが、時を経て、周囲にはこの仕事をつうじて出会ったメンバー達と何だかんだ日々ワイワイ楽しく仕事してるな~とか思ったりしました。

一方で、既存のメンバーが、新しいメンバーに仕事のやり方などを伝えていく姿、あるいは、案件の課題を一緒に調べ考え対応している姿をみて、そろそろ、僕自身もやるべきことを明確に決めて深めていく時期、新しいステップを上がらないといけない時期が来たなぁと思ったりしました(そういう意味でも、メンバー達には刺激をもらっています)。

変な話、僕は27歳で開業してからずっと思っていたことがあるのです。「20代、30代は、無茶をする。」と。

この業界に入ったとき、よく「専門特化すべきである」、「マーケティングを学ぶべきである」、「ホームページはこうするべきである」、「〇〇すべきである」という様々なアドバイスをいただきました。

ただ、僕は開業当時、20代。世の中のことも知らなければ、営業したこともない。行政書士法人でちょっと許認可をかじっただけ。そんな自分が、最初からキレイに専門分野をカチっと決めて、理想的なマーケティングに沿った活動をできるとは思えませんでしたし、浅い知見で自分の選択肢を狭めたくなかった。

だから、自分はもともと入管業務を軸にしたかったけれど、建設業許可も、宅建業免許も、一般貨物自動車運送事業も、倉庫業登録も、NPO法人も、古物商も、ご紹介いただいたものは全て受けてきました(風営法だけは、パートナー行政書士に当時からお願いしていた)。

許認可だけではありません。資格予備校の行政書士試験講師も(最初は否定的でしたが)お声がけいただいたので、やらせていただきました。実務系セミナー講師も受任したり、自主開催したりもしました。FPの勉強も、テクニカルアナリストの勉強も、つい最近では社労士の勉強も(笑)、畑は違うけれど、FXトレードや、インデックス投資も・・・とにもかくにも、「行政書士として開業したからこそ頂いた機会」には、せめて20代・30代のうちは「すべてやろう」と、開業時から決めていました。

そのやり方は、遠回りだし、方針ブレブレ(にみえる)だし、失敗する可能性も大いにあるし(実際にいろいろ失敗したし)、周囲からは、「実務に特化すべきだ」とか「行政書士以外はやるべきではない」とか「士業が投資や投機をするのはちょっと・・・」とか、本当に、本当にいろんな言葉を頂きました。

でも、それは必要でした。自分が、何をすべきか、何をしたいのか、極論すれば、人生の生き方みたいなことを決める(考える)ためには、遠回りな経験をたくさんすることが必要不可欠でした。

今年、38歳になります。40歳を目前にして決めたことがあります。日々努力するメンバーをみて、日々メンバーと話して、考えに考え、悩みに悩んで、決めたことがあります。

僕が本当にやりたいことは、入管業務を起点に、間接的に関わった世界(他国)のことをもっと知り、同時に、日本のことを知りたいということ(その「知る」には、経済・歴史・語学・法令など多岐を含みます)。ここにたどり着きました。そしてこの道を進むことで、入管業務の「深み」も増すと感じています。だから、そろそろ、やりたいことをやろうと決めました。

今後は、僕自身、「資格試験の受験」からは距離を置くでしょう(実務で必要な法令を学ぶことはあっても、いわゆる〇〇士みたいな資格の受験をしたりすることは今後もうないであろうこと)。受験はたくさんの知見を与えてくれますが、どうしてもやっている最中は時間が止まった感覚になってしまう、他にもっとやるべきことがあると感じてしまう。それは僕の性格的な弱点かもしれませんね、だからこそ働きながら受験している方を本当に尊敬しています。

また、行政書士としての業務も、入管業務は別として、各種営業許認可の一部については、今の事務所のパートナー行政書士たちを頼っていこうと思います。日頃の仕事ぶりをみて、そう確信しました。もちろん、許認可制度は、上記「日本のことを知る」ためには避けてはとおれない研究分野ですから、ずっと離れることはありません。

だから今後のこのnoteも、これまでのスタンスと少しずつ変わってくるかもしれません。

僕自身、何をわざわざnoteで公開しているんだと思ったりもしますが、でも、やるべきことが本当に明確になった今、そこに向けて一直線でいこうと、それを記録すべく、この場をお借りしました。

これからのnote、「入管業務から世界へ」をテーマに、他国のこと、他国の政治、経済、歴史などにも触れていけるようになりたいなと、そういう生涯学習をしていきたいと思っています。そして、他国を知ることで、より日本のことを知れるように。一許認可の専門家として、これからも頑張っていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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