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【2020】開業したらどうなるか?

2020年1月29日、行政書士試験の合格発表がありました。合格した皆様、おめでとうございます。

※行政書士試験センター https://gyosei-shiken.or.jp/

曲がりなりにも、僕が資格予備校で講師(行政書士試験講座、行政書士実務講座)という立場にいるからでしょう。この時期は、合格者の方々から『開業相談』を受けたりもします。

その意味で、この時期は、僕にとっても毎年自分自身の振り返りという重要な時間だったりします。

もっとも僕は、2011年に開業したにすぎず、35歳の若造(世の中からみれば)ですから、こうしたら成功する!とか、開業希望の方に経営のコンサルティング!などという大それたことはできません。

僕自身、まだ何も成し遂げておらず、日々自分の課題と向き合っては、喜怒哀楽を繰り返しています(2018年はリアルに円形ハゲしましたし・・)。

とはいえ、今週は、所属しているリーダーズ総合研究所、辰巳法律研究所共催の合格祝賀会が控えていますから、これから合格者の皆様と様々な未来の話をするはずです。

少し事前整理の意味で、「行政書士として開業するかどうか、どうしようかな?」という声について思うところを、noteにしてみたいと思います。こういう記事は初めてなので読みづらいところもあるかと思いますが、よければお読みください。

【1】独立開業!最初に決めたこと(登録の意味とは?)

行政書士にかかわらず、国家資格者として登録し、独占業務などという広範な権限を付与されることは、社会への責任が伴うということ。

国家資格者が発する、「大丈夫ですよ。」のたった一言は、藁をも掴む思いで相談・依頼をしてくれる方にとっては、大げさではなく人生まで左右する重い言葉だと思っています。

僕らは、年間に何百件も、入管申請や、建設業などの許認可申請をしているから感覚が麻痺するけれど、僕らにとっての1件は、依頼者にとっては、人生に何度もすることじゃない。

だから、最初に決めたのは、「開業したばかりの新人です」、「勉強させて頂きます、安くします」、「ひよっ子です」という類の言葉は、封印するということでした(僕の事務所で一緒に活動する人にも、それは申し訳ないけれど強要する)。

難易度の高い許認可案件を受けるたびに、そのような言葉を発して逃げ道をつくりたくなるけれど、人生に数回あるかないかの相談を、48000分の1で僕にしてくれている人がいるわけです(※行政書士の登録者数は約48000人いる)。

当たり前のことだけど、それができていない業界の現実もみてきました。しかしそれは、依頼者にとって、貴重な時間の損失を与えると感じています。

『行政手続には答えがある』

だから、依頼者と会うときには、嫌というほど事前準備をして(条文等の根拠、行政機関との事前相談を行い、自分の答えを持って依頼者と会う)、絶対に、逃げ道を作ってはいけないと決めました。

新人(若い)だから仕方ないよ!頑張ってね!と言ってくれる優しい社長さんや他士業の方もいるけれど、あくまで先方の厚意にすぎず、それを言わせたら僕の負け。そして、自分が発した回答に責任をもち、依頼者の問題解決に寄与すること。

それが、登録する意味であり、覚悟であり、責任だと思って、開業しました。

2011年開業当時に比べ取引規模が大きくなってきた2020年は、よりこの責任にシビアになろうと思います。

【2】どうやって営業するか?

僕は、マーケティングの知識や小難しい経営理論は知りません。ホームページだって、ザルです(これは改善しなければ、、汗)。異業種交流会などに参加してもガツガツいけない性格です。

でも、今のところ僕がなんとか生かされているとしたら、司法書士、弁護士、税理士といった他士業の皆様や、経営者の皆様が、僕に彼らの顧問先等をご紹介してくださり、許認可のパフォーマンスをする機会をくださるからと思います。

また、そこでご縁のあった企業様が、継続してご依頼くださったり、繋がりある社長さんをご紹介してくださるからです。

僕や僕の事務所にできるのは、僕らを知ってくれている方々が紡いでくれたご縁(機会)に、事業(または事業計画)に伴う許認可の問題解決ができるレスポンスとパフォーマンスを発揮することしかない。なぜなら、紹介とは、紹介してくれる彼らの築いた信頼を借りることだと思うからです。

最大の商品(サービス)は、僕ら自身の知識、経験であり、次にどうするか?の指標を提案すること。

その意味で、僕よりも遥かに努力されている登記、税務、社会保障といった各専門分野をもつ方々に、あっと言わせる行政手続の専門知識と経験則を、万が一にも提案できないとか、する気がなくなれば、僕の事務所は終わりです。だって、目の前の依頼者には、48000の選択肢があるのだから。

もっとも、2020年以降、専門知識と経験則の向上はもちろん、経営理論やマーケティング、ブランディングは改善につぐ改善が必要だとは思っていますよ(笑)。

インターネット時代、やはりそこは、改善していきます。

【3】提供できる価値はなにか?

僕や僕の事務所が提供できる価値とは、「あの事務所にいけば、きっと何とかなる」と思っていただける安心感に他なりませんから、それを目指し続ける以外ありません。

安心感というと、なんだそれは(笑)といわれそうですが、その安心感を生み出すためには、たとえば、専門的な知識であり、経験則であり、会話をしている中で生まれる雰囲気だったり、事務所としてのチーム力だったり、他士業・経営者の方との連携力だったりが、そこには詰まっているはず。

とりあえず、わからなきゃ村瀬に、エフイヴグループに聞け!と言われるように、日々研鑽することが僕らの課題であり、目標であり、仕事のやりがいなんですね。

究極型は、行政書士とかそういう肩書きすら忘れてしまうような、「あなたは何をやってる方ですか?へぇ、行政書士だったんですね。」みたいに言われる存在なわけです。許認可を軸にした専門になれば、自ずとそうなれるんじゃないかと思います。

【4】他の業界から学ぶこととは?

僕は、大学3年のときに、アルバイトとして渋谷区の司法書士事務所で週1~2で勤務させていただいたのが、士業人生の始まりでした。

大学卒業後は、新宿区にある当時70名を越える司法書士事務所で補助者をさせていただきました。また、25歳のときに行政書士試験に合格してからは行政書士法人で補助者に、その後、司法書士法人・行政書士法人に在籍しました。

こうしてみると、そのほとんどが司法書士業界に身をおいていたことになります。

これは、非常に大きな意味がありました。それはなぜかというと、司法書士業界は、僕が思うに、士業のなかで、1番「堅い」業界だと思うからです(いい意味ですよ)。

補助者として最初に教わった小さいたとえ話を挙げれば、登記申請では、一字一句間違えるわけにはいきません。取締役の氏名を、「村瀬仁彦」とすべきところ、「村瀬佳彦」と入力ミスしたら、窓口で修正テープで直してくれるわけではない。

不動産登記ならば、今月20日に決裁があると言われれば、必ずその日には完璧な書類を取り揃えなければいけない。「資料が一部漏れていたから、21日に申請をズラします。」なんてことはありえない。

あるいは、仕事を紹介するから、紹介料をくださいなんていうのはご法度。そんなことをしたら、司法書士業界では、懲戒の対象になります。

司法書士の仕事はかなり細かいところまで気を遣う。業務全体の段取り能力と、精度の高い専門知識がなければ絶対にこなせない。それこそ、いずれかが欠ければ、胃がキリキリするような毎日だと補助者の立場ですら感じたのを覚えています。

が、これが一歩外をでれば、実は士業がすべてそうではないことにも気づかされました。

全員がそうではないですが、一部の行政書士さんや税理士さんからは、未だに「紹介料」が当然のように要求されたりすることもありますし(もちろん、NGを出しますが)、行政手続きにおいて申請書の記載を間違えてしまったとしても、むしろ行政機関側が修正テープでスーっと直したり(だからなのか、行政書士側も、まぁ間違えても直せばいいや感が散見されます)。

だから、業界がどうとか、そういうのを全否定するつもりはないですが、少なくとも僕は、司法書士業界の「堅さ」は、見習うべき点だと思っています。もちろん、許認可はわりと膨大な書類を用意しますから、一字一句、一切間違えるなよ!なんて事務所メンバーに言えば、窮屈すぎて人がいなくなるかもしれませんが(笑)、でも、それでも、それくらいの心持ちではいたい。

実務を始めて1年から2年くらいすると、ちょっと仕事に小慣れてくる時期。特に、やったことがある事案については、細かい部分に集中力を欠きやすくなります。

かつて、受任していた申請案件で、誤った書類を添付してしまったことがありました。許可、不許可には影響こそしないものの、内部資料だったため提出すべきではなかった資料。そのことをお詫びするため依頼者の方を訪れたのですが、そのとき言われたことがあります。

「行政書士さんとして信頼している。だから、1つ1つの書類に魂をこめてほしい。」

ガーッと怒鳴られる方がまだマシな、苦い思い出です。。。それからは、ダブルチェックの体制はもちろん、アウトラインを引くこと、自分の経験則だけに頼らないことなど、気を引き締め直しました。

その意味で、自分たちの事務所のあり方を見直すには、特に、他士業や依頼者が求める「当たり前」のラインを学ぶのが重要に思います。

【5】可愛げがない後輩だった。

僕は、性格なのか、人に聞くのが苦手です。

というより、行政手続きにおいては、まず自分で条文や手引きを調べてみて、それでも、手引きに書いてないとか不透明な部分は、行政機関に電話なり面会のアポイントをとるなりして、最終確認して補強する(審査の決裁権があるのは、行政機関ですから)。その上で、自分なりの答えを出してみる。

この段階で、ほとんど85%くらい解決します。

もし、それでも不透明な15%に直面したならば、誰か他の行政書士に質問をさせてもらう選択肢もあるかもしれませんが、その「自分なりの答え」で合っているかどうかを確認させてもらう程度。

「そういった事前の下調べをすることなくハナから先輩に尋ねることは、その先輩が何年もかけて、何百万もの費用をかけて、何回もの案件をこなすなかで蓄えてきた「財産」を、ただで教わろうとするだけでなく、その先輩の貴重な時間を奪うことになるから、絶対、そんなプロ意識のない専門家にはなるな。」

とても厳しいですよね。でもこれは、僕がお世話になった行政書士法人の所長から最初に教わったことでもあります。

知ってる人に聞けば早い。たしかにその考え方もあるのですが、誰かに聞いただけだとその場しのぎで終わることが多い(特に抱える案件数が増えてくるとその傾向があります)。だから、何回も何回も同じ質問をしているのですが、当の本人はそれに気づかず、また聞かれた側は、「それ、前にも教えたじゃん!」となります。

最初は、時間がかかったとしても、徹底的に自分で調べ、自分の頭で考え、行政機関の意見をきいてみるその日々の積み重ねは、間違いなく経験則として成長率を加速させるのだと。コツコツ積み上げた3年とそうじゃない3年では、むちゃくちゃ大きな差になる。

実は、この教えは、僕はかなり参考にさせていただいていて、今でも事務所会議なんかでは、自分なりの業務アウトラインとして共有していることでもあります。実際、長続きする行政書士は、たとえ未知の案件でも、やたら自分で調べるクセがあるように思います。

もちろん、わからないことをいつまでもウダウダ考えて業務効率を落とすのはダメだからバランスは重要ですが、「少なくとも自分はこう思うのだけどどうだろう?」みたいなやりとりを事務所内ですることがあり、そういうのは建設的な意見交換になります(未知の手続きなんかは特に)。

少なくとも、自分で調べ、自分の答えを出してみること。誰かに聞くのは、それから。

・・みたいな感じですが、開業間もない頃からそんなことを言っていた僕は、先輩と思われる行政書士さんから、「お前、可愛げがねぇなぁ。」と言われたこともあります(苦笑)

【6】横にいる仲間について

まぁ、これまでツラツラ書いてきましたが、読み返せば読み返すほど、実に面倒そうな奴ですよね(笑)。そこに異論はないですし、今、南池袋の僕の事務所で一緒に活動しているメンバーは、さぞかし大変だろうなと思います。

ただ、強いていえば(言い訳すれば)、この面倒に思われる思考とか見方は、基本的に、誰かのパクりです。

僕の仕事の進め方、対応の仕方、報酬の決め方、紹介の作法、電話の出方、レスポンスを早くすること、安心感を価値にすること、段取り(アウトライン)の取り方・・

すべて、これまでお世話になった所長方や先輩方から教わったことの良いとこどりをしただけのものであり、真似して実践している(しようとしている)だけです。僕の事務所、エフイヴグループ独自の何かがあるとしたら人事(チーム作り)のやり方や理由書の構成のやり方くらいで(笑)、それ以外に、オリジナリティなどありません。

一見、堅いよ!とか、厳しいよ!とか思われることは多々あるかもしれませんが(というか、事務所を辞めていった元補助者とかにも言われましたし、現メンバーにも言われることはありますが。笑)、実際それを、「当たり前」の次元でこなしている事務所が凌ぎを削る世界。

他者は他者、うちはうちでいいじゃないか!という見方もありますが、一方で、その高い「当たり前」の次元で仕事している方から、ご紹介をいただいて僕らは仕事があるわけですから、なんでもかんでも自分たちの「当たり前」だけでは成し得ません。

だから、より高い次元を目指し続けたいと思っています。自分たち自身の「当たり前」のレベルを上げ続ける必要があります。それは、依頼者、他士業、経営者の皆様が示してくれています。

ちなみに蛇足ですが、単に自分1人の収入だけを考えるならば、わざわざ複数で一緒に仕事するためのチーム作り(組織化)なんて考えず、一定量の業務を受任して(ダメそうならお断りして)、仮に案件数立て込んでも寝ずにやれば、なんとかやっていけるような気がします。そうすれば、誰か他人の仕事のミスで苛立ったりするストレスや、ミスコミュニケーションによる人間関係のストレス、あるいは経費の増加など資金面のストレスは起こり得ません。

でも、なんで何人かで集まってるかというと、「みんなで一緒にやる方がなんだかんだ楽しい」というのと、「誰かが一緒にいることで営業1つとっても勇気がでる」からですね。何より、48000分の1で相談してくれた方に、「お断りすることなく事務所として応えられる」というのが大きい。

今のメンバーや、もしこの先、新しい誰かが加わったり(あるいは抜けたり)、様々なご縁があるかと思いますが、それは事業、事務所としてのタイミングだったり分岐点になることが多く、何かしらの意味があるように思います。

それ以外に、特段チームにこだわる大きな理由はありませんが、これ以上の理由もいらないでしょう!仕事をきちんとこなせば売上は勝手にあがりますし、案件数が増えれば勝手にメンバーは増えるでしょう。

うちには、自分の時間を削ってまでゼロから徹底的に調べ尽くす職人気質な人、電話対応がきれいで他にはない専門分野をもった経験則が豊富な人、細かな気配りができてその人がいると空間が明るくなるムードメーカー的な人、というように、僕にはない個性をもったメンバーがいるから、日々学びも多いです。

【7】なぜ資格だったのか?(原点)

僕が「開業できる資格をとろう」と最初に思いたったのは、大学に在籍していた2年生を終える頃でした。

お世辞にも夢や目標があったわけでもなく、アルバイトやサークルに明け暮れ、勉強という勉強はしていなかった。周囲の仲間たちは、大手企業含めた就職活動を始めようという時期でした。

当時は、資格をとれば年収1,400万!とか、予備校のパンフレットに書いていたくらい資格ブームでした。

「今までやってこなかった法律の分野で、独立開業できればいいな(就職活動しなくていいな)。」

という具合です。実に、浅い動機のスタートです。そんな浅いスタートをしたけれど、合格後、行政書士の仕事、許認可の仕事に携わるようになって、1ヶ月もしないうちに、こう思うようになります。

「許認可ってメチャクチャ、ダイナミックな仕事だな。これ、極めたいな。」

正直、紙に何か書くだけで報酬をいただくとか、あるいはマンガのような法律家みたいな仕事は、そこにはありませんでした。

何か新たな事業を始めたいと思っている社長がいる。それには、許認可申請が必要だ。許認可には要件がある。要件を満たすには、人材採用も関わってくるし(社会保険や資格などの確認)、営業所物件を確保しなければいけないし(賃貸契約や場合によっては管理組合規約などの確認)、事業計画書や収支予算を組まなければいけない(既存なら貸借対照表や損益計算書などの確認)。

始めて許認可に対峙したときは、これら1つ1つチェックするのかと思うと嫌気がさしました。その前提となる知識がなかったからです。しかも、要件にあわせて添付すべき資料は、多岐に渡ります。

そしてまた、本来あってよいのかと思いますが、行政担当者によってさじ加減が違ったり、ナゾな運用があったりします。各要件を比べると、日本の行政のアンバランスさや、社会問題といわれる様々な事象の原因、要素も垣間見ることもあります。

でも、それを前提に、涼しい顔でスラスラ回答したり、「あ、この経歴だと厳しいよ。こちらの役員の場合はどうだろう?」、「(相談者が説明に戸惑っているときに)あぁ、そのスキームなら、リース契約でしょ?」、「それなら、今はその許可じゃなくて最初はこっちだね。実践次第で、こちらの許可に移行しよう」みたいに、先々の事業まで見据えて話をしていた、当時お世話になった所長がそこにいましたが、その当時は、何の会話をしているのかサッパリすぎて、途中で、メモをとることすらあきらめました(笑)

ただ、そのとき思ったのは、2つ。

行政書士の許認可は依頼者の事業の行く末を左右する(してしまう)ダイナミックな仕事で、単なる紙に書くだけの甘い仕事じゃないぞ、ということ。この許認可には、社長だけじゃなく、その会社の従業員やその家族の人生かかってる。

あと、この所長すげぇな!ということ。でも、自分と同じ行政書士の資格だけで仕事してる(もちろん、資格それ自体は手段にすぎませんが)。だから一緒に活動していた周りの弁護士さんや税理士さんも、許認可は◯◯所長が何とかする、と全幅の信頼を置いている。こんな人が、行政書士業界にいたのか。自分もなるならこんな風に仕事ができる行政書士を目指したいな、ということ。

あれから10年が経とうとしていますが、どうでしょうか。もし、今このままタイムスリップできるならば、当時よりは事務所の所長や先輩に少しは貢献できるはずだ。でも、まだまだ当時思い描いていた僕自身の事務所には到達していないように思うから、2020年も暇しなさそうですね。

【8】おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。初めてこの手の記事を書いてみましたが、長々してしまいましたね。

まとめると、行政書士として開業するというのは、別に特異なことではないと思っています。むしろ、様々ある事業に比べて、スタートアップしやすいというか、守られた世界でもあると思います。

ただ、そうであっても事務所経営って、メチャクチャ大変ですね。特に自分だけじゃなくなってからは。僕も他者に偉そうに言える立場じゃないから、ついこういう記事を書いていると、自分に向けて書いてしまうようです(苦笑)。

1つ言えるのは、様々な困難に対面したとき、続けるか、辞めるか、選択の連続です。そのとき、続けるってかなり度胸がいるし、辞めるってかなり勇気がいる。

そのときは、開業した原点を常に思い出して、また、自分に声をかけてくれる依頼者や他士業の存在を思い返し、それをエネルギーに日々やっています。原点を忘れず、今の環境に感謝して、今日できることを今日やる。この繰り返しをしてたらあっという間に10年以上経ちましたから、20年もすぐでしょうね。

原点を忘れず、横にいる仲間の力を借りて、時として可愛げのない自分軸をもって、48000分の1の自覚で、提供できる価値を考え、実践すること。

それを自分のやりたいようやれるのが(全責任はある)、開業者の特権じゃないかと思います。やるかやらないかは、自分次第。

それでは今日は以上です!

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