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平等と公平

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平等は不公平である。 公平は不平等である。 分かっていそうで、理解できていない「平等」「公平」について、いろいろな切り口から考えます。
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#均等

平等や公平であるこを正しく判断するのが公正

平等は不公平なんです! 公平・平等、そして均等。さらに似た言葉に「公正」があります。 公正とは「公正」の意味は「判断や言動などに偏りがなくて、正しいこと」「明確に正しいこと」です。ひと言でいうと「正しいこと、不正がないこと」です。 ですから、、、これまでに説明した ・公平とは、それぞれに見合った分量、それぞれが納得できる割合である。 ・均等とは、分ける分量や設定金額が同じである。 ・平等とは、機会や権利が同一であること。 であり、公平も均等も平等も、その意味が正しく理解され

課税は平等でなく、公平である必要性

平等は不公平なんです! 適正・公平な課税の推進悪質な納税者には厳正な調査を実施する一方で、その他の納税者には簡易な接触も実施 ~ 国税庁では、様々な角度から情報の分析を行い、不正に税金の負担を逃れようとする悪質な納税者 に対しては、適切な調査体制を編成し、厳正な調査を実施することとしています。 一方で、その他の納税者に対しては、文書や電話での連絡などによる簡易な接触も行うなど、限られた人員等をバランスよく配分し、効果的・効率的な事務運営を心掛けています。(国税庁HPより)

お金は公平にしか流れないので、どう使うかから考えよう

平等は不公平なんです。 お金は使うことから始まる ただ単に貯めることを目的とする人も見受けられますが、本来の目的を考えると「増やす」「貯める」目的を確認する必要があります。  私たちは、何かの目的を実現、実行する手段として、お金が必要になります。不足していれな、目的を達成するための費用を調達します。すぐに必要なお金なら「消費」と言い、将来に備えて必要なお金なら「貯蓄・投資」と言います。  私たちがお金を確保する理由は、目的があるからです。目的を達成できるか、実現できるか

お金を公平に流すことは差別ではない

平等は不公平なんです。 お金は「公平」が原則改めて・・・お金は「公平」に流れるべきです。その人に相応しい金額が、入ってきます。では相応しいとは何なのか・・・ たとえば、報酬を得るべく業務相当の対価ですから、提供した情報、商品の内容に応じて得られるのが対価です。商品価値が高ければ相応の報酬があるべきということですよね。 「能力」なお金稼ぐ、運用する・・・といった場面でも同じです。投資対象とする企業の株価が上昇したのであれば効率の良い運用と言えます。それは、企業の魅力を「正

お金を平等に流してはいけない理由

平等は不公平なんです。 昨今、何やらおかしなお金の動きがみられます。特別定額給付金なるものです。一律10万円の給付とのことで、命拾いするひともいれば、受け取る必要のない人もいます。 お金は「公平」が原則お金は「公平」に流れるべきです。お金は、報酬を得るべく業務相当の対価ですから、内容・品質に応じた金額が設定されます。 なのに、「一律10万円給付」だとか、先般問題になった「●●保護は月額○○万円」のような支援金は、本来あるべき状態とは異なります。そして、そういった仕組みは「

平等は不公平で、均等とも異なる

平等は不公平なんです。ホールケーキがあります。家族4人で分けようと8つに切りましたが・・・ ●公平は、見合った分量・納得できる割合・体の大きなお父さんは3つ。 ・たくさん食べたいけど、ダイエットを意識したお母さんは1つ。 ・中学生で食べ盛りの長男は3つ。 ・小学生の長女は1つ。 このように「そうすると良い」分量とか「それが良い」と思える分量、あるいは金額を決めて分けるのが公平です。子供料金とか、女性価格などの設定は、この考え方から生じています。ただし、対象になる人が納得し