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死別シングルマザーだった私が再婚するときに知っておきたかったこと

私は死別シングルマザーを経て再婚しましたが、再婚前に色々と疑問や不安が出てきました。それは、おそらく離婚をしてシングルマザーになった方の場合では当てはまらないことも多かったです。
そのため、当時、本やネットでどうしたらいいか調べたのですが、なかなか私の知りたいことに、具体的にこたえてくれる情報はありませんでした。

そこで、今回は、死別のシングルマザーが再婚をしたいと思ったときに知っておいてほしいこと、また再婚時に確認した方がいいことについてお伝えしていきます。

亡夫の義父母や親族へどのように知らせるか

死別シングルマザーの場合、夫が亡くなった後も、夫側の義父母や親族とも交流が続いている場合が多いと思います。特に息子を失った祖父母は、息子の忘れ形見である孫たちに愛情をもち、子育てにも協力してくれているかもしれません。
義実家との繋がりが切れていない――そこが離別シングルと死別シングルの大きな違いです。

そのような中で、再婚を決めたときどのように伝えればいいのか、どのタイミングで伝えるべきか悩むことがあるのではないでしょうか。私も大変悩みました。反対されるのではないか、悲しませるのではないかとなかなか言い出せずにいました。

タイミングとしては、再婚がある程度決まった段階でお伝えするのがいいと思います。私は亡夫の法事のあとで意を決して伝えました。どういった相手と再婚するのか、住まいはどうするのか、子どもたちの反応はどうなのかということも伝えられるといいですね。

亡夫側の親族の反応は、話してみるまでわかりません。私の場合は、「私と息子が幸せになることを優先して」と賛成でしたが、反対される場合もあるでしょう。
いずれにしても、死別の子連れ再婚の場合、義実家に告げずに再婚するというのは現実的ではありません。賛成されても、反対されても、覚悟を決めて、誠意をもって再婚の意志を伝えていくしかありません。

仏壇や遺品など思い出の品はどうするか

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亡くなった夫の位牌や遺影だけでなく、家の中には亡夫の思い出の品々がたくさんあることでしょう。再婚するときに、それらの遺品をどうするのか。これも私が頭を悩ませたことの一つです。

死別シングルファーザーさんと再婚する継母さんの悩みの一つに、この前妻さんの遺品が家の中にあることへの抵抗があります。同じことが死別シングルマザーと再婚する継父さんにもあるでしょう。

ただし、子どもにとって亡くなった親の遺品は大切な大切な思い出です。できればそのままもって再婚したいというのが本音でした。しかし、私の再婚相手は仏壇や遺影を新居に持ち込むことに良い顔はしませんでした。

私の場合は位牌と遺影を義実家の仏壇においてもらうことになりました。それ以外の遺品はできるだけコンパクトにして箱につめて、息子の子ども部屋のなかにそっとおいてあります。夫も、息子の部屋にある分については何も言いませんでした。

この遺品をどうするかというのは相手次第のところが大きいです。前の配偶者の仏壇や遺品があっても気にしない方もいらっしゃるでしょう。子どもの年齢にもよりますが、それまであった親の思い出を子どもの前から急になくしてしまわないことが大切です。


遺族年金や母子家庭の手当はどうなるか

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夫と死に別れた後に遺族年金を受給されている方も多いことでしょう。再婚(事実婚や内縁も含む)すると、妻は遺族年金がもらえなくなります。ただし、子どもが継父と養子縁組をしてもしなくても、遺族厚生年金の受給資格があれば受け取ることができます。

その他に、母子家庭が受け取ることのできる児童扶養手当や児童育成手当(一部の自治体)を受け取っていたとしたら、そちらももらえなくなります。

再婚することで遺族年金や手当がもらえなくなることを含みおいて、新しいパートナーと再婚後の家計についてよく話し合っておく必要があるでしょう。(ちなみに再婚後、万が一再婚相手と離婚したとしても、亡き夫の遺族年金が妻に復活することはありません。)

新しいパートナーに再婚前に伝えておくべきこと

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まずは、亡くなった夫側の親族との交流についての内容や頻度についてあらかじめ理解を求めておきましょう。特に、亡夫の法要の仕切りや参加についてどのように考えているのかを伝えておきましょう。

離婚後の養育費や母子家庭への手当については、一般的に知られていますが、遺族年金(遺族基礎年金、遺族厚生年金)については対象外の方は内容について詳しくありません。遺族年金がなくなることで、貴女の収入補填や子どもの教育費の負担について再婚相手にお願いすることになるのであれば、それも予めお伝えしておきましょう。

遺品を住居内におくことについての、再婚相手の希望を聞いておきましょう。目につくところにあっても構わない、子ども部屋などにおいてほしい、箱などにしまってほしい、実家に預けてほしい等々、一緒に住みだしてからはなかなか聞けないので、再婚前に聞いておきましょう。


以上、死別シングルマザーだった私が再婚するときに確認しておきたかったこと、知っておきたかったことをまとめてみました。再婚して一緒に住みだしてからは、ステップファミリーとして継父子間の問題や、子どもの気持ちへの配慮など別の気がかりが出てきます。亡夫の法事や義実家との交流、遺品の問題など、再婚してからはなかなか言い出しにくいことですので、恋愛中のときにぜひ確認しておいてください。

これからも、私が再婚前に知っておきたかった子連れ婚のあれこれをお伝えしていきますので、よかったらフォローしてくださいね。

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