シンママの再婚相手ー初婚かバツイチかで再婚生活が大きく違います
私がシングルマザーさんの婚活相談をお受けするとき、よく聞かれるのがお相手の条件。初婚の方がいいのか、自分と同じように離婚歴がある方がいいのか、その場合はお子さんがいる方の方がいいのか・・・
今回は私の経験も入れながら、シングルマザーさんが再婚するお相手の結婚歴の違いがどのように再婚後の生活に影響するかお伝えします。
夫婦の子どもを望むかどうか
初婚の男性、シングルでも前の結婚で子どもがいなかった男性は、再婚相手との間の子どもを望む方が多いです。そのため、お見合いなどの婚活市場では女性の年齢にシビアです。逆にいえば、シングルマザーでも三十代半ばまでであれば、初婚男性からの申込が入りやすいです。
お見合いでなくても、初婚男性の場合は、その親族が孫を望んでいるかどうかが気になりますね。たとえ彼が「子どもはいなくてもいいよ」と言ったとしても、義父母のプレッシャーが負担になるということはよく聞きます。
新しい夫婦の子どもをもつかどうかは、夫婦が決めることではありますが、少なからず上のお子さんへの影響が出るため、特に初婚男性との再婚には、出産に対しての心づもりが必要です。
前妻さんの影がチラつくかどうか
前妻さんの影については、バツイチ男性、特に前妻さん側にお子さんがいて、養育費を支払っていたり、面会交流をしている場合は避けては通れません。連絡のためのメールやSNSのやりとりが気になったり、見てしまったりと心がざわつく場面に遭遇します。
さらにバツイチ子持ち男性、つまりシングルファーザーさんの場合、離別でも子どもたちの母親として前妻さんが表に出てくることもありますし、死別の場合、住まいに前妻さんを偲ぶものがそのままということもあります。
シングルマザー側にも元夫がいるので、お互い様のところもありますが、男性の方が以前の結婚相手の影を隠すことを気にしません。あらかじめ覚悟して寛容な気持ちでいるよう心がけましょう。
養育費負担を家計に反映させるかどうか
再婚前に知っていたとしても、再婚後に負担に思うのがこの養育費。はじめは「私も働いているし、まあ大丈夫だろう」と思っていても、いつ事情が変わるかもしれません。収入が減るかもしれませんし、妻が仕事を辞めるかもしれません。私も正社員を辞めてフリーになったときに、まさに実感しました。
夫側の状況が大きく変わらない限り、家計に毎月の固定費としてのっかります。再婚後にお子さんが生まれて扶養家族が増えると養育費を減らしてもらうこともできますが、それにも交渉が必要です。
養育費は、夫の前妻さんのお子さんの権利。私も頭ではよく理解しています。しかし、家計を預かる妻であれば、毎月出ていく少なくない金額に、色々思うところがでてきます。
自分が継母になるかどうか
これは、バツイチ男性でお子さんを育てているシングルファーザーさんとの再婚の場合です。どちらも子連れ再婚の場合、一見お互いに足りないところを補いあってうまくいくと思われそうですが、実はそうでもありません。
夫も妻も、実親であり、継親であるという2つの役割をもちます。また子どもたちにも、継きょうだいと実きょうだい(子どもが3人以上であれば)という関係性ができ、複雑なステップファミリーとなります。
継母になるというのは、子連れ再婚して継父と連れ子の間の板挟みになるよりも悩みが深くなる場合があります。お互い連れ子がいる再婚は、ぜひ経験者の体験談を探したり、ステップファミリーの本を読んだりして事前の情報を得られることをおすすめします。
今回は、「再婚相手はどんな人がいいのか」という質問に対して、男性の結婚歴や子どもの有無による再婚生活の違いを説明しました。実際は、それだけではなく、女性の年齢、仕事の有無、お子さんの年齢や性別によっても変わってきます。
お相手の条件をみて選ぶことは少ないかもしれませんが、これから再婚活をしようと考えている方の参考になればと思います。今後も私自身の体験と、これまで数多くのシングルマザー・ステップファミリーの実母・継母さんからのご相談を受けた経験から、子連れ再婚に関する記事を書いていきますので、良かったらフォローしてくださいね。