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⑤株式投資のタックスコントロール

こんにちわ。このまとめでは税金管理についてお伝えします。

1 概要

株式の売買利益には現状約20%の税金がかかります。長期配当投資の弱点は配当のたびに税金がかかるという点です。このシステムは通常サラリーマンには高いと感じる一方で、年収1000万円を超える人には一律20%で抑えれるということはメリットとなります。

2 段階別タックスコントロール

(1) 損益通算

一般に個別株の売買は、手数料と利益に対する税金が毎度かかり複利効果が薄れると言われます。もちろん、その通りですが私は逐次、損金の益出しすることで税金をできる限り繰り延べしています。
下図の銘柄を保有していたとします。

個別株は売買しなければ税金手数料はかかりませんので、年間の配当金100万円に対し、20万円程度の税金が引かれます。
一方、個別株2,3は評価損益がマイナスになっています。これらの株は長期保有の株とします。これらの株を一度売り買いし、損益を確定します。
そうすることで、年間の配当金が-80万円圧縮され、20万円となりこれに対する税金は、4万円となります。

この取引時個別株を売買する手数料がかかってしまうので、私の場合はSBI証券のアクティブプラン(100万円まで手数料無料)を利用し、毎日100万円以内の取引でおさえちまちま益出ししています。

損益通算は3年できるので、株価の暴落時に保有している株の評価損益が膨らんでしまったときは、がっかりしている場合じゃなく、損益出しを行いましょう。配当に対する税金が軽くなるだけでなく、暴落時口座を開くたびに赤色文字で埋め尽くされなくなるので、心理的にも安心します。

(2) 確定申告

毎年確定申告を行っている方は、特定口座(源泉徴収なし)をおすすめします。配当金や個別株売買にかかる税金が年末まで繰越できます。

株の確定申告はかなり簡単で、証券口座から毎年送られてくる年間取引報告書の内容をそのまま記載するだけです。損益通算が3年持ち越せますので、大暴落時は保有株の損金を一気に出しておくことで、3年間配当金に対する税金が控除されると思えばかなり美味しい取引であることは間違いないです!

私の場合、不動産の損金、ふるさと納税などの還付を合わせることで納付時の金額は抑えられています。

(3) NISA口座

注意しなければならないのがNISA口座で、御存知の通りNISA口座では損益通算ができません。ここで長期保有の配当銘柄を買ってしまうと配当金に対する税金はかからない一方で、NISA口座から外れた瞬間取得金額が一気に跳ね上がるだけで、利益はありません。
※将来的に、項(1)の利用で値下がりしたときに、税金繰越の価値を温存できるという効果はありますが。

取引金額が年間NISA内で収まる人は、NISA内で長期保有で良いと思います。一方で枠を超えて取引する方は、損益通算できないということをくれぐれも注意したほうが良いと思います。最悪NISAで損が出ているのに、特定口座内で利益がある場合は、余計な税金を払うことになってしまいますので。

私の場合、上記の状態となっていて現状活路を見いだせていません。
どなたかアドバイスあればよろしくおねがいします。

3 最後に

私のタックスコントロール、主に税金の繰り延べ手法についてまとめさせていただきました。一般に投資信託を押すためなのか?個別株の売買は税金や手数料がかかると言われていますが、考え次第である程度は圧縮できるものです。 

最終的にFIREを目指すのであれば、ある意味分離課税は味方になります。サラリー1000万円の人の納税額は300万程度であるのに対し、サラリー500万+配当500万で年収1000万円の人の納税額は150万円程度となるからです。

最終的に損益だしが終わってしまうとあとは全額納税の道しかないのは事実ですが、私は趣味「納税」と言い聞かせ、よろこんで納税に励んでいます!



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