簡易ホームシアターを作成した話


概要

簡易シアターシステムを作成した際の流れをメモとして記す。

要件定義

賃貸マンションの一室かつ多目的に使う部屋に設置したかったので、あまり大掛かりな設備にするのは避けるために以下の要件を定義した。
 <s>部屋がたくさんある一軒家でも撮影スタジオを優先すると思うけど</s>

・システムは移動可能にする
・部屋に引き回すケーブルをできるだけ減らす
・壁の電源に差し込むコンセントは可能な限り少なくする
 ープロジェクター台とスクリーン周辺の2箇所に絞る
・プロジェクターは以下の条件を満たすもの
 ーHDMI入力可能
 ー投影距離2m以下で100inchiを表示できる
 ー表示解像度FHD(1920×1080) 以上
 ー縦横の補正が可能
 ーあまり大きすぎない
・音声はスクリーンの下から出す
・部屋に引き回すケーブルをできるだけ減らす

間取り

4.5帖の左端に配置したプロジェクターから右端のスクリーンへ投影することをベースとして考える

画像1

使用するアイテム

選定の詳細理由が気になる方はコメントorツイッターで。

1. プロジェクター
 →EPSON EF-11
2. スピーカー/サウンドバー
 →Panasonic SC-HTB10
3. PC, ゲーム機など
4. 映像/音声分配器
 ー1, 2, 3に依存
 →ラトックシステム HD-HDSP4P-4K
5. 映像/音声用ケーブル
  ー1, 2, 3, 4に依存
6. 電源タップ 
 ー1, 2, 3, 4に依存
 →Panasonic ザ・タップX, ザ・タップZ
7. スチールラック
 ー1, 3, 4, 5, 6に依存
 →ルミナス メタルラック

3については、PC、Nintendo Switch, Wii, GameCubeがある。

接続方法

使用するアイテムが全てHDMIに対応してたので、HDMIで繋げていく。
 映像をプロジェクター、音声をサウンドバーに入れたいが、ディジーチェーンで繋げると[PC等]-[サウンドバー]-[プロジェクター]でディジーチェーンでの接続をする方法もあったが、[PC等]-[サウンドバー]、[サウンドバー]-[プロジェクター]の往復でHDMIケーブルを引き回したくなかったので回避した。光デジタルを使うにしてもどうせ分岐器は必要だし。
 分岐器の代わりにAVアンプやマトリックスを用いる事も検討したが、最終的に分岐器にした。分岐器は2出力と4出力で価格差があまり無かったので4出力にした。出力スロットが余ってるので配信機器とか繋げる拡張もできる。

配線

映像/音声系と電源×2の3系統に分かれる。

画像5


映像/音声系の詳細は以下の通り。サウンドバー以外はメタルラックに集約した。

画像2

HDMI分岐器は2スロットと4スロットで値段に大差が無かったので4スロットにした。余ったスロットでビデオキャプチャを繋げることもできる。

電源系の詳細は以下の通り。サウンドバー以外はメタルラックに集約した。

画像3

壁までのケーブルを床に引き回したくないので、タップを用いて集約した。
サウンドバー側は近くに電源があるのでそちらから得ている。

実装結果

投影すると以下のツイートの通り。

この画像で大体100inchi相当(水平2m以上)。日中でカーテンを閉めてこの明るさなので、日が沈むとさらに見易くなる。<s>撮影の背景にも使える。</s>
 メタルラックにプロジェクターを載せると水平を取るのが意外と難しかったので今後の課題とする。

(ラックの画像はそのうち載せる)
ラックは想像以上にケーブルの取り回しに苦労した。ラックの上面だけでなく底面や柱も利用して面積を稼いでいる。


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