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【吃音&BL】ドラマ:美しい彼【映画化】

左:スクールカースト最底辺平良一成・右:クラスでカリスマ的人気を誇る清居奏

去年放送されたドラマ『美しい彼』が、日本の放送文化の質的な向上を願って設けられた『ギャラクシー賞』を受賞しましました。
すごく名誉ある賞だそうです。


普段ほとんどドラマを見ないコンが、この作品を知っているのには大きな理由があります。

『美しい彼』は、原作がBL漫画です。
高校では友達のいないスクールカースト最底辺平良一成(ひら かずなり)くんと、逆にクラスでカリスマ的人気を誇る清居奏(きよい そう)くん、ダブル主人公の2人が織りなす恋愛ドラマです。

ぶっちゃけちゃうと、コンはオトナ同士のBLはあんまり好きではありません。ショタBLは好き。ショタ同士なら美味しくいただけます。
じゃあ、なぜ守備範囲外の作品を知っているかといいますと…
なんと、主人公の1人、平良一成くんが『吃音』なのです。

苦手なイケメンBL作品ですが、主人公が吃音だと知ったら見るしかありません。

見た感想…
吃音の事は、わりと置いてけぼりダネ。
でも、ドラマとして面白い!

原作ではどうなのか分かりませんが、主人公の1人、平良一成くんは言葉がつまってウマくでない様子が描かれています。
でも、「吃音」という言葉は1度も出てこず、吃音という病気を知らない人が見たら、ただ「おどおどして喋りが苦手なあがり症の人」という感じです。
演じる役者さんは、吃音症者ではないので、どうしてもコンはドモリの演技に「吃音ってそうじゃないんだよな…」という感情は持ってしましました。

文句ばかり言うのも、申し訳ないので、良い所を。
「吃音ドラマ」としてでなく「BLドラマ」として見れば、面白くて良くできた作品でした。
最初にも言いましたが、この作品はダブル主人公とされています。
ただ、ずっと一成くん目線で物語が進んでいき、「平良一成くんのお話じゃん」なんて思っていました。
ですが、シリーズ中盤に入ると、これまで一成くん目線で見てきた日々を、もう一人の主人公である清居奏くん目線で見ていくターンになります。
嫌がって見えたけど本当は…偶然に見えたけど本当は…クールでドライな奏くん実は…
色んな真実があとから分かってくる構成は、かなり面白いです。

ドラマとして面白い。
当たり前ですよね。
だから、『ギャラクシー賞』を受賞したんですよね。
しかもつい先日、映画化も決定しました。

コンは、原作を読んでいないので、映画版ではどんなストーリーを描くのか全く分かりません。
ただ、このドラマの完成度を考えれば、きっと面白い映画ができるでしょうね。

『美しい彼』、面白いドラマです。
自信をもって、オススメできます!

ネタバレになるかもですが…
クールでカリスマ感の溢れていた清居奏くんが、1晩色々(意味深)あって目が覚めると…分かりやすいぐらいデレデレになります。
表情も柔らかくなり、自然と体をもたれかけたりします。
完全に彼女ムーブです。これがメス堕ちか…
素直になって幸せそうな奏くんを見るタメだけでも、全話見る意味があるという感じです。
気が強い奏くんの方が、完全にネコなのは『分かってるな』と感じました。

でも!最後に言わせて!
吃音の扱いは小さいよ!
吃音症者として、言っとかないとね。
ココは、こだわっとかないとね!

という事で、簡単ですが吃音&BLドラマ『美しい彼』の感想でした。
結局言いたいことは、「吃音要素は弱い」「BLドラマとしては面白い」の2つです。



原作漫画も大人気!らしいです。
知ったかぶっていいましたが、すみません。
コンは読んだことないので、どれくらい面白いのかは分かりません。



では、今回はここまで!
おしまい。
ばいばい、またね!




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