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【Shadowverse】第17弾カードパック『Fortune's Hand/運命の神々』事前評価【ニュートラル編】

 こちらの記事は、Shadowverse第17弾カードパック『Fortune's hand/運命の神々』の個人的な事前評価になります。実装前の評価ですので、あくまで参考程度にお考え下さい。

 こちらの記事はニュートラルカードの評価になります。他のクラスのカードの評価は、上の記事からご確認下さい。



 《世界》・ゼルガネイア

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評価:★★★★☆

 ニュートラルの新規レジェンドフォロワー。
 手動進化こそできないものの、5/5/5で5点回復。さらに自分の体力が14以下なら、確定除去と2ドローが追加されます。
 また10ターン目に到達した時に、デッキから直接召喚され自動進化。10/10とスタッツが跳ね上がり、攻撃時に自分のリーダーに「ターン終了時、お互いのリーダー含む盤面全体に4点ダメージ」という盤面勝負を否定する永続効果を付与します。

 5点回復が相当強力で、体力が減っている状況から巻き返すことができる嬉しい一枚。ちょうど美食天使・エカテリーヌが落ちるタイミングということもあって、コントロールデッキはもちろん、他のデッキタイプでも保険として採用できそうなカードですね。

 また直接召喚した場合、攻撃時にリーダーに付与する永続効果でターン終了時に全体4点飛ぶため、それ以降はまともな盤面勝負は難しいでしょう。リーダーにもダメージが入るので強引に押し込むことができますが、発動タイミングが自分のターン終了時なので、守護を置いてターンを渡すのが難しくなるため、押されてる状況では不利に働く可能性もあります。

 コンボとしては、ラグナアウェイクのエンハンスで手に入る破壊を齎す者・ヴィズヤと組み合わせることで確定リーサルを取れます。従来の確定リーサルのコンボと違って、10ターン目に《世界》・ゼルガネイアの直接召喚に合わせてラグナアウェイクをエンハンスで使用すればいいため、9ターン目をパスせずとも成立するのが優秀ですね。コントロールネメシスであれば自然に採用できるカードですので、十分狙う価値のあるコンボでしょう。
 他にはロイヤルの君臨する猛虎と組み合わせることで、12+4点疾走に4点バーンと守護がいなければ18点を一気に、どころか進化権が残っていれば20点OTKもできます。レアケースだとは思いますが、保険に挿しておいたこのカードがそんな活躍を見せることもあるかもしれません。

 またローテーションでは難しいですが、何かしらの方法で強制的に進化させることで、10/10のスタッツと攻撃時効果を早い段階で使用できます。アンリミテッドでは面白いコンボも見られるかもしれませんね。

 回復要員として優秀な一枚で、コントロールデッキから回復の欲しいデッキまで様々なデッキでお呼びがかかりそうな、汎用性の高い一枚です。


 天覇風神・フェイラン

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評価:★★★★☆

 ニュートラルの新規レジェンドフォロワー。
 新キーワード能力「連携」を携えて帰ってきた、懐かしの風神のリメイクカード。
 連携というのは自分の場に出たフォロワーの数。このカードの場合、10体のフォロワーを場に出した後なら、ターン開始時にデッキから直接召喚されます。
 10体のフォロワーを召喚する条件は余程フォロワーを絞ったデッキでなければ達成できますが、効果的に活用するのなら横展開を意識したデッキで採用したいところ。

 本体は4/1/1とスタッツが貧弱ですが、ターン終了時に自身を含めた全体に+1/+1のバフ。即座にバフするわけではないので即座に打点変わりませんが、盤面を強固なものにしてくれます。
 序盤から横展開を押し付けるアグロデッキはもちろんですが、ゲームプランの途中で横展開が絡むデッキでも強そうです。中盤の盤面が強固なものになるため、そのまま押し切るのはもちろん、対応されてもメインプランを通しやすくなります。

 具体的に相性が良いのは、今回連携を推されている連携ロイヤル。静寂の元帥シールドフォーメーションといった、横展開を中心としたカードを追加されています。特に静寂の元帥と相性が良く、処理順の関係でターン終了時に召喚したスティールナイトにもバフが乗ります。
 他にも葬送によって場に出したフォロワーの数を稼ぎやすい葬送ネクロとも相性が良いですね。モーターグレイブディガーといった横展開を得意とするカードもあり、全クラスの中でも特に直接召喚を狙いやすいです。また手札にきてしまったこのカードも葬送で処理できたり、弱い点をリカバリーできるのも強みですね。
 その2クラスの次に活用できそうなのは自然エルフ。ブルームスピリットフェアリーアサルトといった展開を得意とするカードがあり、アクティブエルフ・メイのように場に出てから手札に帰るカードがあるため連携を稼ぎやすいですし、場に直接召喚された天覇風神・フェイランをバフ以外にも始祖の大狼・オムニスのバウンス対象にもできたりもします。

 素で引いた時の弱さだけはやや気になるものの、横展開が絡む様々なデッキの可能性を広げてくれる、面白い一枚ですね。
 ……あと性能はさておき、めっちゃかわいい。すこ。


 星灯りの女神

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評価:★★★☆☆

 ニュートラルの新規ゴールドフォロワー。
 5/3/4とスタッツは控えめですが、手札の左から3枚のカードを複製できる効果を持っています。

 盤面に干渉する能力を持たず、コストもそこそこ重いのですが、最大3枚もの手札補充をできるのは魅力的。ただしドローではないため、デッキに眠っているカードへのアクセス手段にはなりません。手札のカードを複製できますが、使いやすいカードは早々に切ると思われるので、複製するカードはやや使いづらいカードになるかもしれません。
 ですが、手札のカードを複製するのはこのカードにしかない唯一無二の特性。パーツを必要とするコンボデッキなら、5コストを支払っても複製する価値はあるでしょう。特にコンボデッキのパーツは温存されることが多いため、複製対象の左端に残っている可能性も高いです。

 例えばジャイアントマッチで召喚する《正義》・イランツァ天災のジェネシスドラゴン等のフィニッシャーや、豪風のリノセウス森林の狼対空射撃といったバウンスカード、バーンヴァンパイアにおける紅のワルツ鋭利な一裂きといったバーンカード等々。

 唯一無二の手札複製効果を持つカード。適当に採用できるカードではありませんが、特定のコンボデッキにおいては嬉しい一枚となりそうです。


 堕落の決意

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評価:★★★★☆

 ニュートラルの新規ゴールドスペル。
 4コストの確定除去で、進化回数に応じて3PP回復と2枚ドローが追加されます。

 最初は4コストで確定除去と、いまいちパッとしない性能ですが、3回進化した後なら実質1コスト。5回進化すればさらに2ドローもついてくる強力な除去スペルに化けます。
 確定除去に4コストも使うのは弱いので、3回進化はしたいですね。後攻であれば自然に進化3回は達成できますが、先行であれば他に進化手段が必要になります。普通のデッキに採用しても進化3回を達成できるのは中盤以降になるため、使うのであれば進化デッキで採用したいところ。
 進化デッキであれば5回進化も狙えるため、1コストのドローソースにもなる非常に強力な除去スペルになります。5回進化を早々に達成できるデッキであれば、是非とも採用したい一枚になるでしょう。

 汎用性こそ高いものの、進化回数を稼いでこそ輝く一枚。
 進化デッキでは除去スペルとしてもドローソースとしても優秀な、必須級カードになるのではないでしょうか。


 クラウドギガース

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評価:★★★☆☆

 ニュートラルの新規シルバーカード。
 2/5/5守護と破格の性能ですが、自分のターン開始時にデッキに帰ってしまいます。進化後はスタッツこそ変わらないものの、次のターン以降も場に残るようになります。

 氷像の召喚のニュートラル・フォロワー版のようなカードで、時間稼ぎに最適な一枚。序盤のこのサイズの守護は容易に突破できず、確実に1ターン稼いでくれるでしょう。中盤から終盤であっても5/5というのはそこそこ信頼できるサイズで、強引に突破するにしても一手間かかりそうです。ですがあくまで時間稼ぎしかできないため、この後に一掃できる全体除去なんかが控えていると嬉しいですね。

 特にファンファーレもないニュートラルの時間稼ぎカードということで、キャルウィッチとの相性は最高。サーチを阻害せず、猫耳の魔法使い・キャル召喚までの時間を稼いでくれます。
 他にも、コントロールネメシスでは浄化の輝き・ミュニエで効果を消去することで、守護も同時に消えてしまいますが、2/5/5として盤面に残ってくれます。もちろん時間稼ぎにも役立ってくれたりと、相性は良好。

 どのデッキにも入るような汎用性の高いカードではありませんが、特に時間稼ぎをしたいデッキで活躍するような、燻銀のようなカードですね。


 ジャイアントマッチ

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評価:★★★☆☆

 ニュートラルの新規シルバーアミュレット。
 6コストで元のコスト9以上のフォロワーのサーチ。そしてラストワードで次のターン開始時、自分の手札の元のコスト9以上のフォロワーを5体場に召喚できます。既に場にある間に出した場合、2枚目以降のジャイアントマッチは4PP回復して消滅、実質2コストで9コスト以上のフォロワーサーチ。

 とにかく効果がド派手。一気に9コスト以上の超大型フォロワーが場に並ぶため、ほぼ発動すればゲームエンド級の能力といってもいいでしょう。
 このカードを使うなら、真っ先に思い浮かぶのはランプドラゴンでしょう。まさにこのカードを使ってくださいとばかりに《正義》・イランツァドラゴニックコールといった相性の良いカードが追加されています。
 他にはヴァンパイアにも《節制》・ルーゼンという9コストのゲームエンド級のカードが存在します。こちらもこちらで決まった時は爽快ですね。

 主軸になるとにかくド派手な効果なのですが、割れるまで時間がかかることに加えて、場に出るのは割れた次のターン開始時なので、想像以上に発動まで時間がかかります。またこのカードに6コスト支払う必要もあり、もし消滅された時は手札に抱えた9コスト以上のカードが完全に腐るような致命的なことになりかねません。要注意。


 ピアッシングエンジェル

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評価:★☆☆☆☆

 ニュートラルの新規ブロンズカード。
 アクセラレート2でランダム3点除去。本体は8/6/6でランダム3点除去に3点バーンと、ニュートラルらしい標準的な性能。
 基本的にアクセラレート2の3点除去としてみることになりそうですが、ベーシックカードの消えぬ怨恨次元斬に調整が入って2コスト3点除去になったこと、それを除いても他に優秀な除去カードがいくらでもあることから、このカードをあえて採用する理由は少ないです。活かすのであれば、このカードならではの強みを活かしたいところですね。

 例えば、このカード自体はフォロワーであることや、アクセラレートであること、等々。フォロワーなので思わぬ躓きで引いてもヘヴィーナイトを召喚できたり、このカードを葬送で捨てることができたり。他にはアクセラレートを起動条件としたエルフの新カードを採用するなら、他の除去スペルより優先されるかもしれません。

 ただ除去スペルとして採用するだけなら、もっと他に優れたカードが存在するため、「このカードじゃなければいけない!」という理由があるデッキに採用したいですね。


 ウィングメッセンジャー

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評価:★☆☆☆☆

 ニュートラルの新規ブロンズカード。
 4/4/3のラストワードで1ドロー。特筆すべき点はありません。まず構築では見かけないでしょう。


 突然の落石

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評価:★★★☆☆

 ニュートラルの新規ブロンズスペル。
 自分の場を含むランダムなフォロワー1体を破壊します。

 自分の場にフォロワーがいなければ、2コストのランダム確定除去。
 それだけでも十分強力なのですが、この手のカードでは珍しいことに自分の場も対象なのは特筆すべき点でしょう。
 あえて自分の場のフォロワーを破壊することで強引に盤面を空けたり、能動的にラストワードを起動したり、対空射撃エアリアルクラフトといった対象が必要なカードをケアする等、様々な応用ができます。

 対象がランダムなため安定はしませんが、2コストの確定除去として十分な性能。自分の場にフォロワーをあまり出さないデッキならローリスクで使用でき、さらに他にも様々な応用方法があるという面白い一枚ですね。



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