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【Shadowverse】第17弾カードパック『Fortune's Hand/運命の神々』事前評価【ウィッチ編】

 こちらの記事は、Shadowverse第17弾カードパック『Fortune's hand/運命の神々』の個人的な事前評価になります。実装前の評価ですので、あくまで参考程度にお考え下さい。

 こちらの記事はウィッチカードの評価になります。他のクラスのカードの評価は、上の記事からご確認下さい。



 《愚者》・リンクル

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評価:★★★★★

 ウィッチの新規レジェンドフォロワー。
 ファンファーレで非常に強力なリーダー付与効果を得られるスペルをチョイスできるフォロワーです。

 蒙昧なる術式は毎ターン追加ドローができるようになるスペル。追加ドローで手札に加えたカードはターン終了時に破棄してしまいますが、1~10のスペルブーストがかかった状態で手札に加わります。
 スペルブーストの数値はランダムで、そもそもスペルブーストがないカードを引く可能性もあり安定しないものの、大幅なスペルブーストがかかった状態で手札に加わる可能性もあります。例えば4ターン目にこのカードを使用し、5ターン目に8以上のスペルブーストがかかった陰陽の開祖・クオンを引き、即座に出せる可能性すらあります。
 そんな不安定要素を除いても追加ドローが偉い。スペルブースト軸のデッキに限らず、低コストの採用が多い秘術ウィッチでも採用を検討でき、デッキの枚数が半分以下で効果が強力になるカードも使いやすくなります。
 またこの手のカードには珍しいことに重複制限がありません。調子に乗って引きすぎるとデッキアウトしてしまいますが、重ねがけすることで宇宙が見れそうです。

 剥落の暴圧は毎ターン相手の最大体力をじわじわと削るスペル。
 2コストと蒙昧なる術式よりも撃ちやすいですが、単体ではリーサルまで20ターンかかること、削るのは最大体力なので普通のデッキでは与えたダメージが無駄になりやすく、適当に撃って強いカードではありません。
 ですがこちらのカードも重複制限がありません。むしろこちらのカードは重ねがけすることで真価を発揮するでしょう。
 こちらのスペルを主軸とするなら猫耳の魔法使い・キャル同様、結束の魔術イザベルの詠唱プリンセスナイトでサーチし、マナリアの偉大なる研究で複製する等、特化デッキでこそ輝きそうです。
 また同じように最大体力を削る猫耳の魔法使い・キャルとの相性も良好。このカードでじわじわ削ってから猫耳の魔法使い・キャルのユニオンバーストでフィニッシュ、という新しいデッキタイプにも期待できそうです。

 どちらの効果もレジェンドらしいド派手な効果で、さらに本体も進化時に2PP回復できるため、スペルを撃つ隙も軽減できる隙のない性能。とても楽しみな一枚です。


 アダマンタイトゴーレム

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評価:★★★★☆

 ウィッチの新規レジェンドフォロワー。
 自分の場の土の印が2枚以下なら土の魔片を場に出す公開効果と、土の秘術で自分の場の土の印を全て破壊し、ランダムで強力な効果を発揮する効果を持っています。

 性能はまさに令和のオルハリコンゴーレムといった感じ。
 土の秘術の回数+1回「4/3/3守護のガーディアンゴーレムを召喚」「3点除去の魔術の一撃を0コストにして手札に加える」「2点バーン2点回復」からランダムに効果を発揮します。どれも強力な効果ですね。次のスタン落ちで滅拳の魔女・マギサが落ちることもあって不安だった秘術ウィッチですが、このカードの追加で十分以上に戦えそうです。
 オルハリコンゴーレムのような殺意はありませんが、攻守のバランスが取れた性能で、守護や除去、回復である程度守備もできるのが強み。特にローテーションの秘術ウィッチは耐えさえすれば禁約の黒魔術師がトドメを刺してくれるため、ちょうどよい塩梅の効果に仕上がっています。

 総じて秘術ウィッチには嬉しい一枚で、あらゆる面で秘術ウィッチを支えてくれそうな鍵となるカードになりそうです。


 魔導の君臨者

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評価:★★★★☆

 ウィッチの新規ゴールドフォロワー。
 土の秘術で緊急召喚を場に出す効果、そして進化時には相手フォロワーに破壊された土の印アミュレットの数のダメージを与えます。

 緊急召喚は相手がフォロワーをプレイした時に自動で割れる土の印アミュレットで、ラストワードで4/3/3守護のガーディアンゴーレムと2/2/2のクレイゴーレムを召喚できます。単純に横に並べる効果として優秀で、さらに割れた土の印を稼げるため便利。
 本体も進化時に2面除去できたり堅実な性能。今回は序盤から発動できる土の秘術フォロワーが大量に追加されているため、打点不足で困ることはあまりなさそうです。また補うかのようにエンハンス6でEP回復もできたり、隙がありませんね。

 全体的に堅実な性能に仕上がっている、序盤から終盤まで腐りにくい一枚。叡智の魔術師・レヴィからこちらに変える価値も十分にありそうな、秘術ウィッチを支えてくれる一枚になりそうです。


 でたらめな接合

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評価:★★★☆☆

 ウィッチの新規ゴールドスペル。
 手札をすべて捨て、捨てたカードの種類に応じて効果を発揮します。

 スペルを2枚捨てれば5枚ドロー、フォロワーを2枚捨てればフォロワー全破壊、アミュレットを2枚捨てれば2/2/2のクレイゴーレム2体と2点バーンと、どの効果も発動すれば非常に強力。ただし、手札をすべて捨ててしまうため、スペルを2枚捨てるのは必須級でしょう。

 理想は最序盤にスペル2枚とアミュレット2枚を捨て、盤面を作りながら手札を入れ替えることですが、そんな都合の良いハンドになることは専用デッキでもなければほぼありません。また手札をすべて捨ててしまうため、スペルブースト関連とは相性が悪いと言わざるを得ないでしょう。
 逆に言えばスペルブーストが絡まないデッキであればスペルを2枚捨てることでウィッチ限定の新たなる運命のような使い方もでき、手札入れ替えの手段としては非常に優秀なものになります。
 デッキを相当な速度で掘れるためデッキが半分以下で効果が強力になるカード全般と相性がよく、スペル2枚を絡めれば大量ドローができるためキーカードを探したいデッキでも役立ちそうです。

 特に相性が良いのは自然にスペルとアミュレットをバランス良く採用できる魔道具専門店ウィッチ。魔道具専門店を探すこと自体にも役立つのはもちろん、アミュレット2枚の効果を絡めることができれば強い盤面を押し付けることも可能です。

 どのデッキにも入るようなカードではありませんが、特にデメリット以上にメリットを感じるようなデッキなら、魅力的な一枚になるでしょう。


 猫の奇術師

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評価:★★★★☆

 ウィッチの新規シルバーフォロワー。
 1/1/1のフォロワーですが、土の秘術で+1/+1、さらにラストワードで土の魔片を2つ場に出すようになります。

 単純に土の印を割りながら2/2として立つのは強力。
 グラウンドサークルや最初のドローでアダマンタイトゴーレムを引いた場合、1ターン目に2/2で立てることすら可能で、1コストとは思えない性能。ラストワードで土の印が増えて帰ってくるのも嬉しいですね。

 秘術ウィッチ序盤の要となる優秀な1コストフォロワー。
 特に癖もなく扱いやすいフォロワーですが、増えた土の印で盤面ロックされないよう気をつけましょう。


 スウィートマジシャン

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評価:★★★☆☆

 ウィッチの新規シルバーフォロワー。
 スペルをプレイするたび2/2/2、ラストワードで回復するハッピーピッグを召喚できます。そして進化時に自分の場のハッピービッグすべてを進化させます。

 ドラゴンメイジウィッチクラフト・マギサオニオン軍団の長・バーゼントに続く、スペルでフォロワーを場に出すシリーズ。ですがこのカードは進化時に召喚したハッピーピッグを進化できるのが非常に強力。
 単純にいままでのカードと違って盤面処理ができるのはもちろん、ハッピーピッグ自体が進化後は3点回復になるため、回復手段としても強力。一気に進化回数も稼げるため、進化軸のデッキであれば狙う価値のあるカードですね。一斉進化効果を持ちながら、このカード自身も進化時に+2/+2されるのも地味に嬉しい。

 特に相性が良いのは呪いの言霊・ジンジャー。進化回数を稼ぐことで呪いの言霊・ジンジャーのコストダウンを狙え、手札に加わるジンジャーの言霊は0コストスペルなので出した後撃ってもよし、ジンジャーの言霊でこのカードのコストを下げてスペル連打してもよしと、非常に相性が良いです。

 特に進化ウィッチで活躍しそうな一枚。他のカードにはできない面白い動きができるカードですね。


 フューチャービジョン

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評価:★★★☆☆

 ウィッチの新規シルバースペル。
 偶数ターンに全体1点、奇数ターンに1枚ドロー、10ターン目以降は5点バーンになる3回まで起動するリーダー付与効果を得られるスペルですね。

 横展開が苦手なウィッチにとっては全体1点を飛ばせるのは魅力的。撃ってから数ターン機能し、その中にはドローも絡むということで使いやすい1枚です。ただし、この効果は重複しないため2枚目以降が手札でだぶつく可能性もあります。
 ただ全体除去1点というのは、除去としては心許ない点数なため、これで一掃するというよりも、他の除去と組み合わせて除去しやすくなるといった使い方が主になるかと思います。

 一応10ターン目以降を迎えた時はたった2コストで5点バーンになるため、回復も守護も乏しいウィッチで10ターン目を迎えるのはレアケースですが、最後の詰めに活躍する可能性もあるかもしれません。

 途中にドローも挟むため使いやすい一枚ですが、やや中途半端な性能。適当に撃ってもそこそこの仕事はしますが、本当に必要かどうか考える必要があるかもしれません。


 形成の魔術師

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評価:★★★☆☆

 ウィッチの新規ブロンズフォロワー。
 土の印がなければ土の魔片を出し、あるなら土の秘術で4/3/3守護のガーディアンゴーレムを召喚するゴーレムクリエイションを手札に加えます。

 どちらの効果もブロンズらしく使いやすい効果で、秘術ウィッチには嬉しい一枚。土の印があってもなくても発動できるのは優秀で、秘術ウィッチであればまず採用してよさそうなシンプルな2コストフォロワーですね。


 魔導書の書き手

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評価:★☆☆☆☆

 ウィッチの新規ブロンズフォロワー。
 3/3/3のフォロワーで、ラストワードで知恵の光を手札に加えます。

 3/3/3という標準以上のスタッツがあり、知恵の光もウィッチには嬉しいスペル。ですが、ラストワードなので手札に加わるのにタイムラグがあり、それ以外の効果も特にないバニラのようなカードなので、構築ではわざわざ採用する枠はなさそうです。


 ポーションウィザード

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評価:★☆☆☆☆

 ウィッチの新規ブロンズフォロワー。
 ファンファーレで全体1点、デッキが20枚以下なら全体3点が発生します。

 ウィッチにとって貴重な全体除去ですが、4コストとそこそこ重い上に出せる打点も低め。デッキが20枚以下なら3点になりますが、余程の理由がなければ、他のカードを採用した方が良さそうです。


 エクステンドマジック

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評価:★★★★☆

 ウィッチの新規ブロンズスペル。
 1コスト1点除去のスペルですが、土の秘術2で4点になって2ドロー。

 素の性能は顔に撃てないエンジェルスナイプのようなカードで控えめですが、土の秘術を発動させることで1コストとは思えない性能に。4点になることや2ドローできるのはもちろん、1コストで一気に破壊された土の印を稼げるのも魅力的ですね。

 秘術ウィッチではもちろん、1コストのスペルとして他のデッキに出張もできる、汎用性の高い除去スペルとなりそうです。



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