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【Shadowverse】第17弾カードパック『Fortune's Hand/運命の神々』事前評価【ネクロマンサー編】

 こちらの記事は、Shadowverse第17弾カードパック『Fortune's hand/運命の神々』の個人的な事前評価になります。実装前の評価ですので、あくまで参考程度にお考え下さい。

 こちらの記事はネクロマンサーカードの評価になります。他のクラスのカードの評価は、上の記事からご確認下さい。



 《恋人》・ミルティオ

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評価:★★★★☆

 ネクロマンサーの新規レジェンドフォロワー。
 手動進化はできませんが、ファンファーレで2回葬送し、合計が6になるように2体リアニメイト。またラストワードで2枚ドロー。エンハンス9ではこれらの葬送から一連の効果は発生せず、自動進化します。

 1枚で2回葬送できる、葬送稼ぎに最適な一枚。手札を2枚捨ててしまいますが、ラストワードで2枚ドローできるため捨てた手札を補充できます。
 葬送回数を稼げることから征伐の死帝幽暗の墓守といったカードとの相性は最適。また葬送は場に出してから破壊するため、一気に連携を稼げるため天覇風神・フェイランとの相性も良好。墓地稼ぎとしても優秀なので、ソウル・コアこそ落ちてしまいますが冥界神・ハデス死期を視るもの・グレモリーと組み合わせても良さそうです。

 リアニメイトされるフォロワーはランダムですが、2コストならモーターグレイブディガー、3コストならバトルキョンシーガールといった優秀なフォロワーが存在するため、そのあたりを蘇生できると嬉しいですね。

 また手動進化はできないものの、エンハンス9では自動進化。ターン終了時にランダムなフォロワーを6体破壊し、相手の体力が6点になるようにダメージを与えます。
 効果は全体破壊のようなもの。さらにこのフォロワー自体の攻撃力が6なので、実質死の宣告ですね。とはいえ最大体力を6にするわけではないので、ダメージカットや回復で回避できたり、死の宣告の割には回避手段が豊富。これらの効果はターン終了時に発動するため、冥府への道とも微妙に噛み合わなかったりします。残った6点を削る手段もネクロマンサーは豊富とはいえないのが悩ましいところ。
 ですが盤面を返した上で不利な状況からもワンチャンス作れるのは優秀。トート起動後であれば6点を削る算段もつき、またラストワード2点バーンを付与されたフォロワーが3体残っていれば、ランダム破壊に巻き込んでOTKすることもできます。

 葬送ネクロを始めとして様々なプランで採用できそうな一枚。
 《恋人》・ミルティオ自身が消滅されると手札が枯れてしまうため、そこだけは要注意ですね。


 征伐の死帝

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評価:★★★★☆

 ネクロマンサーの新規レジェンドフォロワー。
 葬送回数に応じてデッキから直接召喚され手札に加わります。本体は8/6/6のフォロワーで、ターン終了時と場を離れたタイミングで4/4/4のリッチを召喚します。

 葬送ネクロの鍵となるカードで、葬送回数を稼ぐことで直接召喚。手札に即座に帰ってきますが「場を離れた時」の効果でリッチを召喚できます。葬送で失った手札をフォローでき、ついでにリッチも召喚されるため盤面の強さも補強できます。天覇風神・フェイランが絡めば5/5で立つこともあって、圧力としても相当ですね。

 素で投げるのは盤面に干渉しないため弱そうに見えますが、ネクロマンサーは様々な方法でリアニメイトしてコスト踏み倒せます。
 コスト8なのでデッドメタルスターのリアニメイト先として優秀で、効果の発動が場を離れた時なため、ソウルテイカー・ララフェイタルオーダーといった場を離れることが確約されるカードで蘇生させてもいいですね。
 場に出てさえしまえば、ターン終了時にリッチを召喚するため放置もできず、全体除去で一掃するにもマトリョーシカのように場を離れた時にリッチを残すため、全処理が難しい一枚です。

 公開直後は葬送カードが心許なかったのですが、《恋人》・ミルティオを始めとして様々な葬送カードが追加され、その不安は払拭されました。
 主軸に据えずとも葬送デッキに採用するだけで、盤面や手札の不安をフォローしてくれる一枚。もちろん主軸に据えてリアニメイトしても盤面圧力が相当なもので、次環境のネクロを支えてくれる一枚になりそうです。


 デスブリンガー

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評価:★★★☆☆

 ネクロマンサーの新規ゴールドフォロワー。
 結晶2でランダムなフォロワーをスケルトンに変身させるアミュレットに、本体は9/7/7、ターン終了時に2体破壊と5点回復。

 結晶が優秀で、下手な除去よりも優秀な変身という無力化。対象はランダムなため選べませんが、逆に言えば選択不可のフォロワーも相手にできます。ファンファーレで終わらずラストワードでまた発動するのも強い。

 本体は9コストと重め。2体破壊と回復は優秀ですが9コスト支払う価値があるかといえば怪しいため、リアニメイトといった効果で踏み倒したいですね。強力ですがゲームエンド系の能力ではないため、このカードを主軸とするなら、冥界への霊道を絡めて疾走させたいところ。

 結晶がメタカードとして優秀な一方で、本体は9コストとしては決め手に欠ける印象。主軸に据えるよりも、環境に合わせて採用するか検討したい一枚ですね。


 カーニバルネクロマンサー

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評価:★★★☆☆

 ネクロマンサーの新規ゴールドフォロワー。
 2/2/2のフォロワーで、葬送するたびドローできる常在効果。エンハンス7でリアニメイト10とシンプルな性能ですね。

 使いやすい2コストフォロワーで、手札を墓地に送る葬送ネクロには嬉しい常在効果なのですが、常在効果なので場に残っている必要があります。2コストなので使いやすいフォロワーですが、このカード自体は葬送効果を持ってないのも少し気になるところ。

 エンハンスでは軽い死竜の使い手に。蘇生先として魅力的なのはデッドメタルスター征伐の死帝デスブリンガーレヴナントソウル・アーカス等、選択肢が豊富。先に墓地に送る必要こそありますが、葬送ネクロであればそれも困ることはなさそうです。

 飛び抜けて強いカードとまではいかないですが、自然に採用できる使い勝手のいい一枚。葬送ネクロであれば余程他に魅力的なカードだらけで枠がない、ということでもなければ、採用できそうなカードですね。


 幽暗の墓守

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評価:★★★☆☆

 ネクロマンサーの新規シルバーフォロワー。
 結晶2で葬送するたびカウントが進み、割れると本体を召喚するアミュレットを場に出します。本体は6/5/5守護、さらに進化時に葬送することで攻撃力最大の相手のフォロワーを破壊し、3点回復。

 進化時に葬送する必要はありますが、相手のフォロワーを破壊できるのが優秀。縦に強い相手なら7/7守護という大型守護を立てておけるのは魅力的ですね。
 とはいえ6コストも使うのは、と思うかもしれませんが、結晶で置いておくことで召喚を予約できます。葬送でカウントを早めることもできるため、ビショップのカウントアミュレットよろしく強固な盤面を一気に作り上げることができるのも魅力ですね。

 やや取り回しが悪いものの、唐突に5/5守護、進化で7/7守護として立ちはだかるのは強力。葬送ネクロの心強い味方になりそうです。


 ゴーストメイド

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評価:★★★☆☆

 ネクロマンサーの新規シルバーフォロワー。
 2/2/2のフォロワーで、自分の場にアミュレットがあるなら追加でゴーストを召喚、アミュレットが2枚以上あるならさらに進化させます。

 アミュレットなんかそんなに場に出るかと思うかもしれませんが、デスブリンガー幽暗の墓守の結晶や王墓の骸隠された財宝幽魂の棺、自然ネクロであればナテラの大樹等、合間合間にアミュレットを召喚するカードも多いため、発動機会は見た目よりも多そうです。
 特にレヴナントソウル・アーカスの結晶との相性は抜群。他にアミュレットも置いていればゴーストが自動進化するため、カウントを進められたりと噛み合った性能をしていますね。

 2コストのフォロワーとしては扱いやすい一枚で、効果の起動が狙えるデッキなら検討してもよさそうな一枚ですね。


 幽魂の棺

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評価:★★★☆☆

 ネクロマンサーの新規シルバーアミュレット。
 葬送した場合カードを1枚引き、葬送したカードのコストの半分の数値分このカードのカウントダウンを遅らせます。そしてラストワードで、このカードの効果で葬送したカードを場に出します。

 葬送することで後々の召喚を予約できるアミュレットですね。
 高コストのカードを踏み倒すのはもちろんですが、その場合相応の時間がかかるため、割れるまでの間盤面を埋めるのが欠点。どちらかといえば、あえて低コストのカードを入れることで、墓地肥やしと葬送回数稼ぎに活用するのが良さそうです。


 死の魔鳥

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評価:★☆☆☆☆

 ネクロマンサーの新規ブロンズフォロワー。
 結晶1で後々墓地を増やすアミュレットを設置、本体は4/3/3で墓場を増やし、ラストワードで1ドローします。

 墓地を肥やしてくれるフォロワーですが、増やすにしても物足りない数値。結晶1は置きやすいというメリットこそあるものの、ドローがついてるわけでもないのがやや気になるところ。ゴーストメイドのように、アミュレットをトリガーとした効果が絡むデッキなら検討の余地はありそうですが、現状ではいまいちパッとしない性能です。


 スピリットキュレーター

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評価:★★☆☆☆

 ネクロマンサーの新規ブロンズフォロワー。
 3/3/3の標準以上のスタッツに、葬送して1ドロー。以上です。

 特筆することもない標準的なフォロワーですが、葬送回数稼ぎに貢献してくれる貴重なカード。優先して採用したいカードではありませんが、葬送回数を稼ぐなら採用せざるを得ないかもしれません。
 現状ではやむなく採用するような一枚ですが、デッキの研究が進み、このカードに頼る必要がなくなれば、自然と抜けていくかもしれません。


 ソウルボックス

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評価:★☆☆☆☆

 ネクロマンサーの新規ブロンズフォロワー。
 5/5/4、アミュレットがあれば自動進化します。

 進化条件は軽いものの5コストとそこそこ重いため、優先して採用するカードではありません。レヴナントソウル・アーカスとの相性は良いですが、それでも枠があるかは怪しいでしょう。
 ネクロマンサーの場合、不要であれば葬送で墓地に送ってもいいため、余裕とシナジーがあるデッキなら検討してもいいかもしれません。


 ハングリースラッシュ

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評価:★★★☆☆

 ネクロマンサーの新規ブロンズスペル。
 3点除去に葬送1ドロー。標準的な性能ですね。

 ネクロの2コスト3点除去は霊魂の強襲に調整の入った消えぬ怨恨と他にもあるため、こちらを採用するなら葬送を活かしたデッキか、葬送による手札の入れ替えや墓地肥やしに魅力を感じた場合になるでしょう。

 標準的な性能ではありますが、今回は葬送を活かしたカードが多いため、そういう意味でも声がかかることが多そうです。



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