【Shadowverse】第17弾カードパック『Fortune's Hand/運命の神々』事前評価【ネメシス編】
こちらの記事は、Shadowverse第17弾カードパック『Fortune's hand/運命の神々』の個人的な事前評価になります。実装前の評価ですので、あくまで参考程度にお考え下さい。
こちらの記事はネメシスカードの評価になります。他のクラスのカードの評価は、上の記事からご確認下さい。
《運命の輪》・スロース
評価:★★★☆☆
ネメシスの新規レジェンドフォロワー。
共鳴状態なら相手の場に惨禍の円環を場に出し、このフォロワーは消滅します。また本体は相手のターン開始時に共鳴状態なら、ランダムな相手のフォロワー1体を破壊し+1/+1されます。
妨害に特化したカードで、惨禍の円環はランダム効果とはいえ、押し付けられた方からしたら邪魔なことこの上ない一枚。連携を稼ぐ横展開のデッキや秘術ウィッチなら盤面を1面埋めるのが邪魔で、自然ウィッチなら破壊されたアミュレットとしてゲイルエレメンタラーで持ってきてしまう可能性もあります。
肝心の効果の方ですが、コスト上昇はどのタイミングでも邪魔な効果で、序盤のテンポを崩される他、終盤でも切り札がコストアップすることで予定が狂わされる可能性もあります。ただ、エンハンスやアクセラレートは無視して発動できるため注意。トップのカードもコストアップしません。
全体-2/-2は魔獣の女帝・ネレイアからもわかるように強力な全体除去。この効果が見えているだけで横展開への牽制にもなります。
アナライズアーティファクトは他と比較すると微妙ですが、ドローできるフォロワーで場に出て困る状況は少なく、自然な流れで破壊されたアーティファクトの種類や数を稼げるのは優秀ですね。
ただし一番の欠点は、これらの効果がランダムということ。
相手はもちろんですが、こちらも何が発動するかわからないため、発動を前提とした動きが取りづらく、効果をあまり信用できません。
本体も効果を発動するなら非共鳴状態で使用してから共鳴調整するか、1ターン待つ必要があったりと、やや癖の強さが目立ちます。
邪魔をするカードとしては他のカードにできない動きができ、出された側からすれば相当面倒な一枚。どこまで活躍するかは未知数といったところでしょう。
ディメンションドミネーター
評価:★★★★☆
ネメシスの新規レジェンド。
4/4/3のフォロワーで、ファンファーレで手札のフォロワーに「場に出た時に2PPを回復する」効果と、進化時に「毎ターン1回、フォロワーをプレイした時PP回復する」効果をリーダーに付与します。
実質毎ターン使えるPPが1増えるようなもので、コストダウンと違ってフィニッシャーの早期着地が狙えるわけではないものの、全体的な質を高めてくれる一枚ですね。
特にPPを余らせることで効果を発揮するタイプのカードは余ったPPを無駄なく効果で活用できるため、最大限活躍させることができるでしょう。
もうひとつ相性がいいのが操り人形ですね。
操り人形も0コストのフォロワーなので、ファンファーレ効果を付与しておくことで、実質的に2PP回復できる札として温存できます。もちろん即座に切ってもいいでしょう。
コンボとしてはこのカードに進化を切った上で、ディメンションドミネーターの2PP回復効果を2回操り人形に乗せておくことで、9ターン目にラグナアウェイクをエンハンスで撃ち、操り人形を出して5PP回復、バレッジスマッシャー2枚と破壊を齎す者・ヴィズヤを合わせて出してOTKすることもできます。ロマンコンボの域ではありますが、狙ってみるのも面白いかもしれません。
全体的に戦闘の幅を広げてくれる一枚になりそうですが、進化権を回復したり、進化権を使わずに進化したりできないので、腐りやすいのが気になるところ。ですがただのバニラとなる他のカードと違い、ポンと置いても後々の布石になるのは、このカードにしかない強みでしょう。
マインドディバイダー
評価:★★★★★
ネメシスの新規ゴールドフォロワー。
場に出した時、自身を含む自分の場のフォロワーの数だけPP回復。またターン終了時に1PP余っていれば1ドロー、3PP余っていれば引いた札をコストダウンさせます。
特にPP回復の条件が緩い一枚で、盤面が展開されていれば0PPで場に出すことができます。手札の操り人形を1PP分として場に出してもよく、5コストと書いてありますが見た目以上に軽い一枚。複数枚同時に出すことも不可能じゃないでしょう。
またその出しやすさに比例せず、PPを余らせた時の効果も強力。コストダウンが絡めばPPの範疇を超えたコンボが可能で、さらに放置すれば毎ターンドローされるので放置もできず、非常に強力な一枚です。
PPを余らせることで効果を発揮するコントロールネメシスの活躍はもちろん、展開力に優れたアーティファクトネメシスでも検討の価値がある一枚。次の環境、ネメシス自体の立ち位置は悪いかもしれませんが、それでも強力な一枚となっています。
パペットインヴァース
評価:★★☆☆☆
ネメシスの新規ゴールドスペル。
操り人形を1枚手札に加え、ターン終了時まで操り人形が出るたび相手フォロワーに2点、フォロワーがいなければ2点バーン効果を発揮します。
人形ネメシスの新たなるフィニッシュプランにならないこともないのですが、操り人形の供給手段も現状では不安で、フルパワーを発揮しても出せる打点も控えめ。決め手になるカードというよりも、操り人形を絡めた処理手段としての面が強そうです。そもそも発動に3コストかかるのもネック。
今後はどうなるかは未知数ですが、現時点では人形軸の救世主とまではならなさそうです。
キャットチューナー
評価:★★★★☆
ネメシスの新規シルバーフォロワー。
ターン終了時にPPが余っていれば、余らせたPPの数値に等しいコストのフォロワーをサルベージできます。
PPを余らせる効果を持ったカードと合わせて使うのが望ましく、その性質上1コストや3コストのカードが手札に加えやすいでしょう。1コストはバレッジスマッシャーやアナライズアーティファクト、3コストにはブーストキッカーやアーツマスター・カルラ等嬉しいカードも存在し、手札補充手段としては優秀。ターン終了時に毎回発動するため、相手も放置できない一枚になります。
また、PPを余らせていないと何も加わらない、ように思えて、実は0コストのフォロワーには操り人形がいるため、PPを余らせずとも起動するのはポイント。逆に余らせたPPと同じ数値のカードしか手に入らないため、PP調整は大事。
様々なカードをサルベージできる面白いカードで、コントロールネメシスに限らず、様々なデッキで採用を検討できそうな一枚です。
パワフルマリオネッター
評価:★★☆☆☆
ネメシスの新規シルバーフォロワー。
4/3/3で操り人形を2枚手札に加えるフォロワーで、ターン終了時に自分の手札の操り人形すべてを+1/+1します。
手札に加わった操り人形は即座に切ってもいいですが、ターン終了時にバフされるため処理できる範囲も広がります。
現状では処理範囲を広げるくらいの意味しかありませんが、今後復讐の人形遣い・ノアのような操り人形を疾走させるカードが収録されれば、その意味は変わってくるでしょう。
現状では人形軸自体が息をしていないため、性能がそこそこ止まりとなってしまいますが、今後このハンドバフが活かせるようなカードが出てくれば価値も変わってくる可能性もある、ポテンシャルのある一枚ですね。
アーティファクトスキャン
評価:★★★★★
ネメシスの新規シルバースペル。
0コストのスペルで、破壊されたアーティファクトを2種類手札に加えます。破壊されたアーティファクトが6種類以上なら、手札に加えたアーティファクトを0コストにします。
コストを支払わずに2枚アーティファクトを加えられる規格外のカード。
ただでさえ強力な代わりに手札に加えるのに一手間かかるアーティファクトを、簡単に、0コストで、再度手札に加えられるのは非常に強力。軽いアーティファクトを手札に加えればパラダイムシフトのコストダウンにも活用でき、序盤から終盤まで活躍する機会しかない一枚。
さらに破壊された種類が6種類以上ならそのコストを0にします。エンハンスを持つ攻撃型ゴーレムと防御型ゴーレムだけは少し嬉しくないですが、レディアントアーティファクトやパラダイムシフトで場に出すアーティファクトが0コストで手札に加われば非常に強力。さらに0コストで手札に加えることから、音速の機構・ララミアとの相性は抜群。進化条件を簡単に満たすことができます。
とにかく強いことしか書いておらず、その強さはアーティファクトを主軸としたネメシスはもちろん、すこしタッチしただけのデッキでさえアーティファクトが絡むなら検討してもいいかもしれないレベル。
ローテーションはもちろんですが、アンリミテッドですら即戦力レベルの非常に強力な一枚です。
ドールズオーナー
評価:★★☆☆☆
ネメシスの新規ブロンズフォロワー。
2/2/2、ラストワードで操り人形を手札に加える、シンプルな効果。
いままでの操り人形を手札に加える2コストは2/1/2のラストワードのフラワードールだったり、2/1/1のファンファーレの歯車の回し手・リヒトだったり、2/2/2ですがPPを余らせる必要があった鋼刃の暗記使いだったりということを考えると、標準スタッツで操り人形を加えられるのは評価点。
ラストワードなのでタイムラグはありますが、特別なエンハンスも持たないため邪魔もしない、使いやすい一枚ですね。特筆するようなカードではありませんが、ブロンズらしい安心できる性能の一枚です。
機構の技師
評価:★★★☆☆
ネメシスの新規ブロンズフォロワー。
1/1/1、ラストワードでパラダイムシフトを手札に加えます。
最序盤から投げやすい一枚で、パラダイムシフトの強さは言わずもがな。ラストワードなので盤面に放置される可能性もありますが、場に残りやすいということはマインドディバイダーのPP回復に活用できる可能性が高いとも言えます。
非常に安定感のある一枚。タイムラグがあったりスタッツが貧弱で圧力にならない等、精査すると抜ける可能性もある一枚ですが、適当に使っても十分な仕事をしそうな一枚ですね。
鋼の猛虎
評価:★★☆☆☆
ネメシスの新規ブロンズフォロワー。
3/1/5突進、さらに破壊されたアーティファクトの種類だけ攻撃力がバフされます。
体力がある突進で、攻撃力もある程度まで上がりやすいため見た目よりも強そうな一枚。ただ、ある程度レベルで採用できるかは悩ましいラインで、他に優秀な3コストとしてマジックエンジニアが存在するのが懸念点。
エンハンスで疾走すれば話は変わったかもしれませんが、現状ではそこそこ止まりになりそうです。
人形の閃撃
評価:★☆☆☆☆
ネメシスの新規ブロンズスペル。
フラワードールチャンカワイイヤッター!
相手のフォロワーを1体破壊、さらにランダムな相手に破壊したフォロワーの攻撃力分のダメージ。対象にするのは基本的に相手の場の最も強いフォロワーになるため、ほとんどのケースで2体除去できるでしょう。
書いてあることは別に弱くはないのですが、やはり5コストというのは重い。確定除去にしても他に手段はいくらでもあるため、わざわざ構築で採用するほどのカードではなさそうです。
それはさておき、フラワードールチャンカワイイヤッター!!
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