006 慣れ
一日中家にいる生活に慣れて、
数ヶ月前では、考えられないくらい自分にかけられる時間が増えて、
おうち時間が快適にも思えてきたところで、
また普通の生活に戻れるかな。
誰かには会いたい気持ちもあるけど、
日々オンラインの楽しみ方も見出してきたり。
こうやって私が何事もなく過ごせるのは、
本当に多くの方々の、努力と働きと辛抱のおかげなのだけれども、
通常の生活と離れる期間が長くなるほど、元の生活へ戻る事への不安がついて回る。
きっと、すぐ慣れるんだろうけどね。
人間のすごいところは適用能力の高さだなぁって、日々思ってる。
私たちがおばあさんになる頃には、
「昔、コロナっていう恐ろしいウイルスが流行ってね…。」
とか言っているのだろうか。
その世界では、コロナにより何かの影響を受けているのだろうか。
過去から未来に続く、一本の線の上のたった一瞬の出来事は、
未来に何かをもたらすのだろうか。
記憶や経験ってなんだ何だろうか。
不可抗力で迫ってくる今を一方的に享受して、
経験として背負い、
これはいつか財産になるのだろうか。
物事には必ず意味があると言うけれども、
それは目の前の事象に価値を見出すのがうまいだけ。
そして、そうやって生きる意味も見つけていくのだろう。
とても、美しく儚く素晴らしい人間の能力。
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