攻殻機動隊3作視聴した

最近攻殻機動隊にハマってしまった。

アマプラで
・初代のGhost In the Shell
・ハリウッドの実写Ghost in the Shell
・アニメの攻殻機動隊 Stand Alone Complex(シーズン1全26話)

を見た。

死生に興味関心のある自分として、めちゃくちゃ楽しめた。
ので思索のログを残しておきやす。(みたの3週間前ぐらいでだいぶ鮮度落ちてる)

ファーストインプレッション:あと何年かしたらこんな世界も?遠からずなSFとして楽しめた

攻殻機動隊は、技術が進歩したことでサイボーグやネットワーク世界に脳みそを接続できる世界線の日本が舞台。
当然それにまつわる犯罪やさまざまな社会の闇も生まれる。
そこに対し「攻め」の姿勢で抑止する義体換装などを施した「殻」を持ったチーム「機動隊」の物語。

世界が常にインターネットに繋がれた事ゆえ、高度な犯罪も多く起こる。
他者の視覚や記憶に入り込んだり、ハックして知覚をバグらせることもできる。
肉体、意識を別のボディに乗り移らせることもできる。
たくさんの夢とリスクをありありと描く様が未来を想像する上で純粋にワクワクした。
アクションもそれぞれのキャラクターも立っていて総じて楽しめた。

あの世界の生命を裏付ける「ゴースト」


もちろんあの世界の登場人物は皆キレモノなのだが、計算機を埋め込んだとかではなく、拡張人間の域。

対して象徴的なのが、メンバーのサポート役のオペレーターの女性アンドロイド。(バイオロイドと作中では呼ばれる)
手がバカっと開いて超高速計算・タイピングをしているし飛行機も運転できる。
(ゆえに結構前線に出て墜落に巻き込まれたり不憫な役回りもある)
人間で言うところの血は白いプラスチック。
そんで普通にコミュニケーションもできる。

どこまでも人間に見えるが、決定的に違うなと思ったシーンが一つ。
タチコマというAI搭載の喋る戦車に矢継ぎ早に質問をされたとき、返答に詰まった上にバグってしまう場面がある。
その時に「矛盾」を内包できない点が人間と計算機の違いなのかなと腑に落ちた。

「そう囁くのよ、私のゴーストが」主人公草薙素子の決め台詞は「直感」「シックスセンス」と言い換え可能か。
あの世界では計算する物ではなく思考するものにこそ生命を裏付けるゴーストが宿るのだろう。

翻って僕らの世界でも常に矛盾と絶妙なグレーゾーンに揺れ動く、そここそを人間だと自覚的でありたい。

まとまりないけど一旦はここまで。





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