見出し画像

SUMMER SONIC 2022東京 初日感想

初めてサマソニに行くことにしました。
今までソニックマニアには数回行ったことはあったけど、サマソニは初。
何と言っても今年のサマソニはラインナップがいい! Inhalar、The Libertinesなどキャンセルはあったけど、それでも強いブッキングだったと思う。

初日、絶対に観ようと思ったのはThe Linda LindasとManeskinとThe 1975。
友人は朝から車で会場に向かったが、前日までの仕事がハードだったので、ゆっくり電車で行くことに。
家を出たのが9時過ぎ。前日に慌てて荷物をまとめたが、フジロックと比べるとあきらかに少なくて楽! 都市型フェスのメリットである。

海浜幕張に着いたのが10時半。コンビニでビールを買って、飲みながら会場に。
2日券のリストバンド交換でマリンスタジアムまで歩くがなかなか距離がある。急いで交換し、マウンテンステージに戻ると11時すぎ。The Linda Lindasは11時40分からなので、結構ぎりぎりだった。友人と合流、乾杯して開演待機。ずっとガンズとアヴリル・ラヴィーンが刷り込みのように流れている。

The Linda Lindas、海外だと最初に「リンダ・リンダ」をやっていたので注目していたが、別の曲でスタート。実際の演奏力がどうなのかと思ったが、タイトにまとまっていた。
wikiで調べてみるとフムフム。ギターのルシアとドラムのミラが姉妹なのか。もう1人のギターのベラがMC担当。ベースのエロイーズが佇まい含めて一番パンク!
ルシアの方がややリードギター担当といったところか。来日後、猫カフェで笑顔を見せていたミラが楽しそうにドラムを叩いていて微笑ましい。曲によってボーカルが変わるのも今のバンドっぽくて好感が持てる。
個人的にはポップな「Oh!」とハードな「Racist,Sexist Boy」が聴けたのが良かった。そして最後は来るぞ来るぞと思っていた「リンダ・リンダ」。会場も盛り上がりました!

次はBeabadoobeeを観たかったので、すぐさまマリンステージに移動。迂回するので体感的にはフジロックのグリーン→ホワイト位はかかる。開演が少し遅れたため、ちょうど始まる頃にスタンドに着席できたけど、そんなに気軽に移動できる感じじゃないな〜。タイムテーブルを考え直さないと。

次にSquidを観る予定だったので、ビーバドゥービーは数曲だけ。スタンドからは「かわいい!」の声多数。序盤だけだったからか、チルなムードもハマってて良かった。そろそろ移動と考えてたら、まさかの「Coffee」。これ聴けたのはラッキーでした!

メッセに戻ってソニックステージに。結構移動が激しかったせいか、Squidは途中からであまり乗り切れず後方で聴く形に。「House plants」聴きたかったんだけどやったのかな?

Squid終わりで友人と再び合流。フードエリアが激混みだったので一旦上がってベンチで休憩。マウンテン寄りの売店がサワー350円、ビール400円と激安なのがうれしい。ビールを飲んで少し休憩してから、再びマリンステージに。Maneskinは前方で観たいから早めに入ることに。

この日はなかなかの猛暑。何度も徒歩でマリンとマウンテンを行き来するのは厳しいなと考えながら、スタンドに入ってしばららくするとThe Libertinesのビデオライブがスタート。「ライブに来ていながら、何を見せられているだろう」と思いながらも、曲はやっぱり良くて思わず乗ってしまう(悔しいけど)。当時よりも恰幅が良くなったけど、ピートの調子は良さそう。ぜひ、今度はちゃんと来日してほしいものです。

The Libertinesの頃からだんだんと混み始めてきたので、早めにアリーナに入ってManeskin待機。初めて観るので「40分という短さでどうなのかな?」と思っていましたが、始まってしまうとそんなのは全くの杞憂でした。演奏もオーディエンスの乗せ方も上手い。そしてどんどん脱いでいく(笑)。最終的なはジェンダーなんて関係ないという境地にまで達しました(笑)。

アルバム「Teatoro d'ira」からの曲中心に展開し、ストゥージズの「I Wannna Be Your Dog」、そして「I Wanna Be Your Slave」で締め。今回はヴィクトリアの勇姿を観れたらという思いで臨んだのですが、ダミアーノはもちろん、トーマスのギターも良かった! ビジュアル的に演奏的にも同時に色んなことが起こりすぎて、本当に単独も行っておけば良かったなと思いました。

Maneskin終わりで、記念撮影やら腹ごしらえをしてから友人とは一旦解散。The 1975まで時間があったので、ビーチステージに行ってみることに。なるほど、海岸に向けて細い道を歩いていくと、これはなかなかのロケーション! ここだけゆったり時間が流れていて、テイストは違うけどフジロックのフィールドオブヘブンのような雰囲気。

ビーチステージではネバーヤングビーチの代役としてスチャダラパーが急遽出演。スチャダラパーは好きで過去に何回もライブを観てますが、この日はアウェイ感を意識していたのか、緊張感のあるステージングでした。「B-BOYブンガク」が聴けたのは良かったし、今夜はブギーバックの前にネバヤンを流したりして、観客の心をガッチリと掴んでいました!

スチャダラパーの好演に満足してマリンステージに戻ると、The 1975待ちの行列ができていたので並ぶ。この頃から雨が降ってきて、折り畳み傘、雨具を持ってきて良かった! 

The1975は熱心に聴いてきたわけじゃないけど、2019年のサマソニがSNSでかなり話題になっていたので、絶対観ようと思っていました。雨が降り続く中、PA前のポジションをキープ。Maneskinの時から思っていたのですが、マリンステージのアリーナはなかなか音がいいですね。マウンテンはメッセ特有の反響があるので、少しこもった感じがするけど、マリンのアリーナは満足できると思いました。

いよいよThe 1975の開演の時間。モノクロームな世界観の中でサックスの演奏から始まります。そして一曲目は「If You're Too Shy(Let Me Know)」。いきなり好きな曲からスタートしたので、個人的には興奮していたのですが、周りの盛り上がりの方がすごい。「これがサマソニのThe 1975か!」と思いました。

初見だったので、色々と驚いたことがあったのですが、やっぱりマシュー・ヒーリーの飲酒量(この日は日本酒)。酔拳のように酔えば酔うほどにだんだんとマシューのボルテージも上がってきます。そして盛り上がる曲、しっとり聴かせる曲と楽曲が粒揃いなのがいいですね。「It’s Not Living (If It’s Not With You)」「Happiness」「Robbers」、個人的には「Somebody Else」が聴けただけで満足。そして終盤の「The Sound」でのファッキンジャンプ! この日のThe 1975は2日間通しての個人的ベストアクト。なんか、自分も少しだけサマソニ民の1人になれたような気がしました!

終演後に外に出ると、ボールパークステージというところで「サマソ二丁目」というステージが盛り上がっており、フジロックのパレスオブワンダーの方な雰囲気を感じました。

この日はそのまま友人の車で西船橋のホテルまで送ってもらい宿泊。とにかく寝ることができればOKという感覚だったのですが、カプセルホテルは少し厳しいですね。場所の会場から徒歩圏内の方が賢明。今度泊まるようなことがあれば、その辺りは改善していきたいなと思いました。

(2日目につづく)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?