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はじめまして、ジュエリーブランド『four seven nine』です。

こんにちは。

限りなく混じりけのない純銀・純金素材から生まれるジュエリーブランド、『four seven nine』の作り手の倉田と吉田です。

ジュエリーを作る上で私たちが大切にしている素材のことや、ブランドに込めた思いをお伝えする場を持ちたい、とずっと考えていました。
これからnoteで、定期的に発信していきますので覗いていただけると嬉しいです。

まずは、私たちが『four seven nine』をスタートしたきっかけから、お話したいと思います。

バイヤーさまやお客さまからの新たなニーズ


『four seven nine』をスタートするずっと前、私たちは2005年から“wearable art — 装う彫刻” をコンセプトとした『SEVENLYSEVEN』というジュエリーブランドを展開してきました。

『SEVENLYSEVEN』はオブジェのような、存在感のあるデザインを特徴としていることもあって、主にファッションに遊び心を持つ大人の女性の方から支持されてきました。

『SEVENLYSEVEN』を立ち上げて12年経った頃、あるバイヤーさんが『SEVENLYSEVEN』の『FLOW』というシリーズのリングをとても気に入り、「日常的に使いたい」と話して下さったことがありました。

『FLOW』は「風」をモチーフにしたシリーズで、存在感がありながらもシンプルなデザインのものです。

ちょうどその頃、長く愛用して下さっている方からも「手持ちのアイテムとも組み合わせてラフに着けられるもの」や、「男性のパートナーとお揃いで着けられるもの」が欲しい、といったお声をいただくことが増えてきた時期でした。

『SEVENLYSEVEN』の姉妹ブランドとしてスタート

デザイナーの倉田自身がかねてより「日常的に着けっぱなしにできるものが欲しい」と思っていたことから、15年ほど前に純銀でシンプルなトゥーリングを作ったことがあります。

純銀を使った理由は、ジュエリーは身体に一番近いところに存在するものだからです。「ずっと身に着けるなら、素材は限りなく混じりけのないピュアな素材で作りたい」、と思ったことがきっかけでした。

そのトゥーリングは、着け始めは痛さを感じる時もありましたが、純銀特有の柔らかさもあって足指のかたちにすっと馴染んでいきました。

素足のときだけじゃなく靴を履いたときも、入浴中も寝るときも、一日中着けていても全く違和感なく、まるで身体の一部になったかのようにフィットしていったのです。

銀と金は純度の高いものほど、アレルギーが起きにくいとされています。

ジュエリーを日常的に楽しむには、「素材は限りなくピュアであること」が大切なんだと実感し、いつか「純銀や純金を使って作りたい」という思いがずっとありました。

自分たちがそうやって温めてきたこととニーズが重なった時、『SEVENLYSEVEN』のコンセプトの元では体現できない、新たなステージへ挑戦するタイミングだと感じたのです。

そうして、ピュアな素材にこだわったブランド『four seven nine』を、2018年にスタートしました。

ブランド名『four seven nine』は、銀の原子番号である「47」と金の原子番号である「79」に由来しています。

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純銀を日常的に使えるジュエリーへ

『four seven nine』として最初に作ったのは、前述の『FLOW』のデザインをミニマムにした純銀のリングです。

細く波打つデザインは一見シンプルですが、純銀が放つ白くやわらかい光が流れるようなラインを際立たせ、色んな表情を楽しませてくれます。
金属特有の硬さや冷たさも気にならず、動きのあるデザインでも違和感なく着けていられます。それは純銀が熱を伝えやすく、肌のぬくもりとすぐに馴染むからです。

私たちがジュエリーを作る上でとても大切にしている、「着け心地の良さ」も、純銀素材は叶えてくれます。

純銀は柔らかく傷がつきやすいため、ジュエリーとして使うには一般的には不向きと言われています。

ですが、純銀は叩くことによって硬く仕上げることができます。逆に柔らかさを利用して、自身で開閉ができるイヤカフなども考案しました。
柔らかいとされている純銀を「日常的に使えるジュエリー」へと昇華させるために、デザイナーで職人でもある吉田が加工を工夫し、様々なトライアルを日々繰り返しています。

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また、混じりけのないピュアな素材と向き合っていくうちに、デザインにも影響を受けるようになりました。

葉っぱが風になびく様など、気が付けば昔から当たり前のようにそこにあるものや、見過ごされてきたものー。ものごとの根っこの部分、プリミティブなものに尊さを感じるようになったのです。

純銀が持つのは、そんなプリミティブな力強さです。そこに過剰なデザインは、必要ないと思っています。

純銀の持つ魅力、プリミティブなエネルギーをたくさんの人に感じてもらいたいと願い、日々ジュエリー制作に励んでいます。


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