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1時間後に麻雀で遊べるようになるためのマニュアル

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麻雀について何の予備知識もない人が、パソコンやスマホで遊べるようになるためのマニュアルです。リアルな人との勝負はまだまだできませんが、機械相手に楽しく遊べるレベルを目指します。
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01 4人で遊ぶゲーム

麻雀は4人で遊ぶゲームです。 (3人で遊ぶ場合もありますが、ちょっとルールが変わってきます。) このためマスターするのが昔はたいへんでした。 そんなに簡単に自分以外の3人って集まりませんからね! 今はコンピュータがあるので、自分以外の3人はコンピュータに代わりに やってもらうことができるのです。 相手はコンピュータなのでいくら待たせても平気です。 操作を間違えても怒られない、恥ずかしくない! いつでも遊べて、いくらでもつきあってくれます。 コンピュータ相手に徹底的に練習

02 点数がいちばん多い人が勝ち

プレイヤーはそれぞれ親(おや:次のページで説明します)を最低1回づつやります。 東南戦(トンナンセン:ゲームの種類)では 親を2回づつやって、 最後の親が終了した時点で1まとまりのゲーム (半荘:ハンチャン、と言います)が終わります。 この時点での点数がいちばん多い人が勝ちです。 ■写真の説明: みんなのフォトギャラリーから拝借しました。 内川さんがヒドイ目に逢うの図。 長いこと麻雀やってれば、必ずこんなタイミングが。

03 親とは

親とは? 1)上がると点数を5割増しでもらえます。 たとえば麻雀の最低点数である1000点の手も 自分が親の時に上がったら1500点もらえるんです。 そして親を続けられます。 親じゃない人が上がった時には、親は次の順番の人(右隣)に移ります。 2)誰かがツモ上がり(自分で上がりの牌をひく、ツモる)すると、子(親以外の3人のプレイヤー)の2倍の点数を支払わなければなりません。 例)麻雀の最低点数である1000点の手を子がツモ上がりすると、 子は300点支払えばいいです

04 牌の種類

ここでは牌の種類について説明します。 牌には数牌(すうぱい)と字牌(じはい)があります。 数牌は二通りのグループ分けができます: a. 種類(3つあります: 漢数字、まる、竹(たけ)) b. 端 (はし:1か9)か、そうでないか 漢数字 → 正式名  萬子(マンズ) まる  → 正式名  筒子(ピンズ) 竹   → 正式名  索子(ソウズ) 1は鳥なんだョ! 字牌はさらに2つに分かれます: 東南西北(←トンナンシャーペー この順番は覚えて下さい  風牌 かぜはい) と

05 4セットとペア1つ

ポーカーをやったことがあればわかりやすいんですが。 やったことがなくてもだいじょうぶです。 ポーカーは5枚で手を作ります。 麻雀は14枚で完成です。 自分の手元に常に牌が13枚あり、14枚目を卓に伏せてある牌から取って補充します。 そして不要な牌を捨てる。 誰かが上がるまでこれを繰り返します。 他の3人のプレイヤーから牌をもらう(チー・ポン・カン:「食う」) この説明はここではしません。チンプンカンじゃないョ(笑) 上がりの形である14枚は、4つのセットとペア1つで構成

06 上がれそうならリーチをしよう

あと1枚あれば上がれる、という状態になったら、 「立直(リーチ)」宣言をしましょう! ビンゴゲームでおなじみの呪文ですね(笑) リーチ宣言には1000点が必要です。 リーチのボタンを押すと自動的に1000点がマイナスされます。 この1000点は自分が上がると返却されます。 自分以外の人が上がると、上がった人にプレゼントされます。 自分の持ち点がちょうど1000点だとリーチできないルールもあります。 遊ぶ前に確認しておいたほうがいいです。 自分の持ち点が1000点未満だ

06-1 リーチした人限定のおまけ

おまけその1:一発(イッパツ) リーチして、チー・ポン・カンのない一巡以内に上がれば 一発がつきます。点数が2倍*になります(*くわしくは別項で) おまけその2:裏ドラ ドラについては別項で説明します。 ドラ表示牌の真下の牌が、裏ドラ表示牌になります。 裏ドラもドラと同じ扱いです。 裏ドラの権利は、リーチをかけた人のみです。 ■写真の説明:リーチ後のロン上がり。 リーチ+ドラ2で裏ドラが3ソー1枚乗って満貫

07 役(やく)と点数のしくみ

何か役がないと上がれません。 役とは 1. 上がる権利(資格) であり 2. 点数計算の基準になるパターン(およびハン数:別項で説明) です。 ポーカーとか花札をイメージしたら わかりやすいかもしれません。 4つのセットとペア1つ、だけでは不十分なのです。 (日本の麻雀の場合:本場中国の場合は気にしなくていい(はず)) テンパイしたらリーチせよ、と言いました。 リーチは役なので、上がる権利ができます。(1ハン) 他のプレイヤーから牌をもらう(食う、または鳴くと言い

07-1 役のいろいろ(1)役牌(やくはい)

役の種類は35種類くらいです。 「くらい」という言い方なのは、ローカルルールがたくさんあるためです。 まず、どこでも通用するルールから覚えましょう… といっても、いきなり35種類を記憶しなくても、 コンピュータ相手なら気軽に遊べます。 役になっているかどうかの、判定をしてくれるので。 役牌白、緑、または赤が3枚そろってさえいれば、 あとは3セットとペア1つあればOK! 自分が同じものを2枚持っていて 3枚目が捨てられると同時に、「ポン」と言えばその牌をもらえます。 た

07-2 役のいろいろ(2)タンヤオ

①数牌だけで作ります。 ②1や9は使わない。 この2つの条件さえクリアすればOKです。1ハン 正式名は断么九(タンヤオチュウ)。么とは1のこと。 自分の左隣の人が、自分の欲しい牌を捨てたら 「チー」と言って、その欲しい牌をもらえます。 その瞬間から、リーチがかけられなくなります。 ・「ポン」と違い左隣の人の牌しかチーできません。 →リアルな人との対戦で、だいたい失敗します。 関西などでは、チーやポンしてタンヤオを作ってはいけないルール (食いタンなし)になっている

07-3 役のいろいろ(3)一色系

数牌の一種類(まる、竹、漢数字のどれか)だけで手を作ります。 チンイツという高い点数の役になります。 正式には清一色(チンイーソー)と言います。6ハン、鳴くと5ハン 清くて一色しかない、という名前です。 しかしなかなか難しい役なので、字牌(風牌プラス三元牌)を 混ぜてもいいことにします。 これはホンイツといいます。大した役ではない。3ハン、鳴くと2ハン 正式には混一色(ホンイーソー)と言います。 字牌が混じっているのです。 ホンイツでも三元牌(白発中)が入ればけっこうお高

07-4 役のいろいろ(4)トイトイ

123とか一切使わず、111とか中中中で4セット1ペア ひたすらポンしてたらできます。正式名:対々和(トイトイホウ) 逆にまったくポンせずに作り、ツモ上がりしたら 役満です。 四暗刻(スウアンコウ)と言います。 役満だけど、何年かに1回は上がれる、と思う。 4セットをポンせず作り、ペアの片方だけ他人からもらっても (もちろん自分でツモってもいい) 役満です。四暗刻単騎(スウアンコウタンキ)です。 2倍役満にしている場合もあります。そう簡単には上がれません。 字牌だけで

07-5 役のいろいろ(例外1 チートイ)

これまで、35ある役のうち、ほんの一部だけ説明しました。 どれも4セット1ペアのパターンを守っています。 ところが、例外が2つだけあります。 そのうちの一つがコレ。 ペアを7つ作るというもの。 正式名称は七対子(チートイツ)。ペアのことをトイツと言うのです。 ペアは7つとも違うものでなければいけません。 同じ牌4枚をペア2つとは認めない、ということです。 字牌だけでチートイを作ると字一色の役満です。 私はン十年と遊んでますが、上がった人見たことないです。 ■画像の説明

07-6 役のいろいろ(例外2 コクシ)

4セット1ペアのパターンの例外その2です。 数牌の1と9の牌を1枚づつ プラス 東南西北白発中を1枚づつ そして上記13種類の牌をどれかもう1枚 これでコクシの完成です。 正式名は国士無双(コクシムソウ) カタカナで書くとコクゾウムシみたい(リンク自粛) 名前がかっこいい!しかも字一色と違って 狙えば(たま~に)上がれる! 実際の作り方としては、11枚シコシコ集めて プラス1組ペアにして、最後の13番目を待つ感じ。 3とか5とかを捨てる、ヘンな人になるので目立ちます