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初めてのマルセイユタロット

秋晴れの気持ちいい昼下がり
海の見える素敵なサロンで
マダムと初対面した。
ヨーロッパとアジアがミックスされた空間
最初は落ち着かなかったけど
マダムが淹れてくれたお茶飲むころには
すっかり馴染んで
本棚にあるタロットの分厚い解説書を目で追っていた。

タロット鑑定なんて久しぶり
高校生の時が初めてだったなぁ

何か聞きたいことあります?
って聞かれて
我に返る。

恋愛のこと
お金のこと
家族のこと
仕事のこと
すっかり話すと

すっきりして
仕事は年内にやめて
地元の関西に戻ることにした。

そうすれば
遠距離恋愛から近距離恋愛になるし
仕事は在宅でもできるよう準備したらいいんだ

悩んでるだけで先延ばしにしていた
行動をすればいいんだ。

悩みで占領されていた思考のスペースがすっかり空いて
風通しがよくなって
ダイソンの扇風機のようになった。
もう枠しかない。

本体と呼べる自分は
過去由来の反応で決まった感情を起こして
感情に支配されて行動しているだけ。

ダイソンの扇風機のように枠だけになれば
問題と思えることも
素通りしていく。


ずっとダイソンになりたかったんだなぁ
わたしは。


マダムが使っていたタロットカードは
私が慣れ浸しんだウェイト版ではなく
マルセイユタロットっていうものだった。

カードの中の登場人物は視線を持っている。
右に向いてる人や
左に向いている人
展開していくと
複数人が井戸端会議をしているように見えてくるのが面白い。

わたしもカードの人たちの会話が聞いてみたいと思った。

仕事を辞めて
地元に戻り
レッスンを受ける。
そうだそうしょう!
私にやりたいことを
させてあげよう。

決めたのが11月
地元に戻ってきたのが年末
自分でも驚きの行動の速さ
決めるだけでよかったんだ。

近距離恋愛楽しむぞーーーーー!
って思ってた矢先に

彼氏と音信不通になった話は
また今度。

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