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foufouが作りたい店① “ちょっとの変化でこんなにも。"


「服屋で話しかけられるのが苦手」というのはもう当たり前のような話で、
実際デザイナーをしている僕も服屋に行くときは緊張してしまうし、
「よかったら試着してくださいね〜」なんて話しかけられるとドキッとしてしまう。


しかし、馴染みのお店ができればその店員さんとの会話や関係を続けていくことは大袈裟じゃなく、人生の一つの豊かさを知ったような気にさえなる。

自分がお店を作るなら、そんなお店を作りたいと思う。
とはいえそういうお店を作るのは難しいということも知っている。
多分だが1年、2年じゃそういう空気を醸し出すお店にはなれないのかもしれない。

だからといってそういうお店と真逆にある、サンプルだけを置いてインターネットで買うというような「新時代の服屋」みたいな仕組み(これもとても面白い)よりはもう少しアナログでゆったりとした流れの中で「お店」というものに自分たちなりに向き合ってみたい。

僕らはお店に関しては素人だ。素人だからこそ、素人なりに定説を守りながらも素人らしくはじめたい。そんなことを考えながらチェーンでありながら接客に定評のあるお店に入った時のこと。

そのコーヒー屋さんではオーダーし作ってもらうのを待っていると時間があると店員さんが気さくに話しかけてくれる。トッピングについてや季節のおすすめ。

誰かと話したくて行ってるわけじゃないけれどついつい楽しくなってここにいる自分を認められた気がしてしまう。

これとよくある服屋は何が違うのだろう。
店員さんの物腰やご案内がさすがすぎたりお店の雰囲気だったりと細かいことはあるにせよ、
大きく違うのは「客側がオーダーをすることで会話が始まる」ことだ。

この1個が違うだけでこんなにも「会話する」ということに対してハードルが下がるのか?

「雑談」をいきなりしようとするから難しく、「オーダー」であれば決められたことをいえばいいだけだからそれをすることに「恥ずかしさ」や「怖さ」は少しはなくなるのかもしれない。

これを考えだしてから、お店のコンセプトというかやってみたいことはすぐ決まった。
大きな面積のお店を持てるわけではないし限られた空間で、素人らしくお店をはじめる。

the boutiqueは今月22日にオープンします。

the boutique 予約はこちら

https://reserva.be/foufoutheboutique


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