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【企画構成編集、全部俺!】アトリエのドキュメンタリー始まります。【誰のために作るのか】

こんにちは、コウサカ です。
今日はちょっとしたお知らせを。

題名にあるように「teshioniのアトリエドキュメンタリー」が始まります。

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teshioniでは現在、事務所内にアトリエがあります。

このアトリエでは、foufouはもちろんteshioniのパターン、クリエイティブを手掛ける冬頭(ふゆとう)先生の弟子として僕と同世代の方々が3名在籍し職人を目指し訓練を受けています。

全員株式会社ステイトオブマインドの正社員として入社し(うち2人はまだ学生なので内定中)通常業務をこなしながら日々、冬頭さんから課される課題や実践的な講習を受けています。

この日々を映像化した 「teshioni atelier diary」を始めます。
企画、構成、編集は僕が担当します。

なぜアトリエのドキュメンタリーを作るか

アトリエができて約3ヶ月が経ちました。手先の技術はもちろん、考え方やパタンナーとしての姿勢などを弟子に教える時の冬頭先生の言葉選びやその深い思考に僕も学ぶことが多いです。

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また、日々切磋琢磨しながら真摯に学ぶ同世代の彼らの姿を見て、デザイナーとして刺激をもらう毎日です。

今のアパレル業界で若い職人を正社員として東京でちゃんと暮らせる給料を支払いながら真剣に育てるということは大変なことです。
このアトリエが末長く続き、若い職人が生まれていくことを心から願っていますが実際、どうなっていくのかは想像できないのです。

もしかしたら事業自体がシュリンクして、アトリエがどうしても続けられなくなるかもしれない、何か大きな社会的変化によって続けられなくなるかもしれない。全員が厳しい訓練に耐えかねて辞めてしまうかもしれません。

だからこそこのアトリエが一番のストーリーになると思っています。ただこういったコンテンツを作るのには時間もかかります。「やる理由」に納得して心から楽しめないと続けられないのです。

僕がやる理由は3つあります。

1つは「お客さんに向けて」
このアトリエダイヤリーの主人公は弟子の「誰か」でもデザイナーの「誰か」でもなく、この「アトリエ」です。

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このアトリエで起こる日々をお客さんに見せることで、よりteshioniを深く知りたいという方にはより愛を持っていただけると思いますし何より我々が不器用ながら未来のために取り組んでいる姿を知っていただけるからです。

2つめは「業界に向けて」
おそらく、これから遠くない未来に「ブランドを立ち上げる」ことはどんどん容易になるはずです。
そしてそうのようなプラットフォームも少なからず増えるでしょう。
今では、D2Cはホットトレンドです。
僕が服屋を始めた時にはなかった言葉ですが、今ではなぜか「儲かる」かのように語られます。

その流行りにのまれないように僕たちの姿勢を残していくことで「選ばれるメーカー」でありたいのです。

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この記録が未来への差別化であり、この記録が僕たちの歴史になっていきます。

3つめは「社内のチームに向けて」
実際この理由が一番大きく、一番やる理由があると感じています。
foufouをはじめteshioniのものづくりの流れは少し変わっています。
従来のアパレルの慣習は全く通じないので僕も日々必死になってアパレルで培ってきた概念を取っ払って仕事をしています。

このドキュメンタリーをみればものづくりの裏側で関わる方々がどんな考えで仕事をしているのか、何より現在の、そして未来のメンバーと共有できるのです。

この記録は「姿勢」を受け継いでいく大事なコンテンツになります。

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そして3つの理由よりもしかしたら一番大事なこと、もはや大事すぎてもはや当たり前すぎてあげる必要もないこと、それが「僕が楽しい」、これに尽きます。

まず「儲かるか」「再生数がとれるか」「バズるか」どうかではなく、「楽しめるか」これが継続できるかどうかだと思います。

僕は構成を考えるのも、撮影するのも、マイクに拘ってみるのも、編集ソフトをネットで勉強しながら使うのも「楽しい」のです。

と、いうことで僕らが僕らのために始めるアトリエのドキュメンタリーどうぞお楽しみください。

https://www.youtube.com/watch?v=cuFoMj6Jtkw



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