熱狂を生まない。
foufouのデザイナー、マールです。インスタグラムでものづくりの話をストーリーでしたらすごくいい反響をたくさんもらいました。ありがとう、最近あまりこういう話を出していなかったからかな、嬉しいです。
とはいえSNSで語れることは文脈を繋げて伝えたいことを汲み取ってもらうのは難しくて(特に最近は切り抜きによってどんどん加速してる)どうしても切り取られた「パンチライン」と「言い切り」が多くなってしまう。
その方がバズると思う。
そんな言葉たちは見ている人のエモーションを掻き立てる。
そこで生まれる一時的な「熱狂のようなもの」がインターネットではもてはやされる。どんどんその熱が高まって端的で極端な論理が注目される。
僕はもう少し落ち着いて、例えば全然関係のない話から始めるようなコミュニケーションをインターネットでやりたい。
だから毎日、服を作って「インスタライブをはじめる」を押す。
毎日見れる人は多くない。そりゃそうだ。
しかし日々の小さな変化やその流れを感じ取ってくれる人が少しでもいるということは「全体の雰囲気」を決める上でもすごく大事になってくれるはず。
この全体の雰囲気のおかげでまた、
文脈を守りながら語ることもできる。
だけど色んな考えを知りたいという方もいるのもありがたい。
大体あと2年後くらいまで自分が語ることは2020年に出した『すこやかな服』という本に書いてあることがベースになっているはずなので、最近知ってくれた方や気になる方は本をみてくれるといいかもです。
実は『すこやかな服』は三部作と僕の中で決めていて、
次出る本は『まばゆい服』というタイトルで構成を作り始めています。
10年目を過ぎてから出したいです。
例えるならすこやかな子供たちのように、すくすくと育っていくfoufouは、まばゆさを放っていく。
そのまばゆさが、誰かの暮らしを照らしてくれよと僕らは願う。そのまばゆさ故に直視できないことも起こる。そんなイメージの本です。
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