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タナカナナミという一番星。レポリス1周年に寄せて。

僕がステイトオブマインドと協業したのち同じように「若い人がブランドをはじめるときの選択肢になれれば」「同じ市場を盛り上げる人が出てくれたら」という思いから始まったのがteshioniだ。

今では僕も創成期デザイナーとして後輩の育成に携わらせていただいている、毎日が刺激に溢れ学びの多い日々。

レポリスのタナカナナミさんはそのデザイナー募集で応募してきてくれたので、いわば後輩になる。紹介するときはそれっぽく「事務所の後輩」と呼んでいる。

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(僕はレポリスの中でこの#Dorothy・Witchが好きです)

そのレポリスが始まって1周年を迎えた。ブランドを1年しっかり続けてちゃんと利益を上げお客さんを幸せにし仕事を生み続けるということは本当に凄いことです、改めておめでとう。

レポリスのお客さんたちがたくさんツイートしているハッシュタグを見ればレポリスがどんな良い服屋なのかはわかっていただけると思うので僕はタナカナナミさんについて、先輩としてブランドの紆余曲折を近くで見ていて感じる「タナカナナミのすごさ」をお話したい。

まず僕がすごいと感じることの一つはタナカナナミは「悩んだら誰かにすぐ相談できる」人だということ。巻き込み力がすごい。気付いたらついつい巻き込まれている。不思議とその巻き込みは不快に感じないどころか、楽しんでしまう自分がいる。

スランプに陥った時もすぐ信頼する誰かに相談する。自分を曝け出せることは強みだ。
そこで聞いたアドバイスをすぐに活かす。とにかく「やってみる」ことができるのは何よりすごいことだと思う。

事務所で打ち合わせがあったり配信があったりすると大抵、僕とタナカは最後の時間まで残る。帰りに伊藤社長が車で送ってくださるのが(いつも送ってくれる伊藤さんと佐藤さんには感謝です)車内ではいつも仕事の話をする。

その時間で幾つのレポリスの悩みを聞いてきただろうか。
それら一つ一つを飛び越えてレポリスは常に成長を続けている。
これからも深夜の車トークを楽しみにしている。

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(やっぱりこの午前7時のシンデレラもいいな)

そしてタナカナナミのすごいところは「自分は主人公だと言える」こと。
主人公は責任を背負う覚悟がないとなれない。今時、少年漫画でも「俺が主人公ダァ!」という主人公は珍しいのだけど、タナカナナミはそれができる。

今年の3月上旬、売上も安定してきたレポリスのこれからについて話している時に僕が「ながーい目で見たら今年、文化服装学院の夜間部に通って基礎を補強しておくのもありなんじゃない?」と言った。

大学で建築学を専攻していたタナカは造形に対するセンスはあるのだけど服を学んできていなかったので(必ず必要というわけじゃないけど)長い目で見たら時間もあるのであればアリなのではと提案した。

その時に「え?ブンカフクソウガクインってなんですか?」と言い出したのは笑ったが、なんとその日に「文化服装学院通います!」と決めて、願書の締め日まで3日しかないのになんとか色々と書類を揃え春から通い出したのだ。


願書の締め日に提出して学校に通い出すのは主人公のストーリーだ。


タナカは多少の失敗があっても「私は主人公なんで✌️」と言い切れる強さを持っている。年齢で人を判断する必要がないが、その若さで大きな数字を持っているブランドの先頭に立って責任を背負う覚悟ができるだけでもすごいことだ。

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(午前4時のシンデレラもゴテゴテしてて好きです)


執念深く結果を追い求める貪欲さ。
ハングリーでありながら繊細で周りの動きに敏感で気遣えるところ。

配信や発信を見ていると「声がでかい元気なデザイナー」にしか見えないが
「レポリス」に向き合い続ける姿をteshioniチームとして陰ながら支えさせていただきたい。

これからもレポリスは「誰かの推し活をより豊かにする」服屋であり続けるだろう。
彼女自身が何より「レポリス」の一番星として皆さんを主人公らしく導いてくれるのが楽しみだ。

レポリス、これからもどうぞご贔屓に。


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