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本日の手組ホイール STANS CREST MK4×FORMOSA

皆様こんにちは。FORZAの風間です。
手組ホイールのご紹介が続きます。ありがとうございます。
今回はグラベル用途のホイール。

なのですが。。。


・ちょっと面白いホイール

今回はちょっと面白い指定があります。
CannondaleのAIオフセット仕様で組むこと。
フレームがDISC側に6mmオフセットしているため

通常のホイールを取り付けると

怖くて乗れないけど、コーナーリングのフィーリングはちょっと気になる。


このようにドライブ側にホイールセンターが
ずれている状態になります。
これじゃ乗るの怖いというか乗れないですよね。

なのでこのオフセット分を計算してホイールを組んでいきます。
DISC側に6mmオフセットさせて組むだけなので
手順としてはそこまで難易度高くありませんが

すでにピタピタでスポーク長の出ている
完組ホイールについては
6mmオフセットさせるのはかなり厳しいでしょう。

DISC側のスポークについては
ニップルを破壊する覚悟でテンションをあげて
逆にドライブ側はタルタルになりますから。
センターが出てても乗りたくは。。。無いですよね。

こういう特殊なフレームへの
対応力の高さも手組ホイールの利点でしょう。
まぁフレームがオフセットしてることなんて
ほとんどありませんが(笑)

リアのスポーク長にだけ注意です。
今回のホイールの場合およそ±2mmとなっており
丁度左右のスポーク長が逆転する形でした。

・リム(STANS CREST MK4 28H)

STANS CREST MK4 29:17,000円(税込)/本

XCリムの定番 CRESTシリーズ。
MTB用のリムになりますが、29インチで399gと軽量で
強度も確かなので、グラベル用途のホイールにも最適。

スポークホールが中心からずれているオフセットリムで
今回のバイクに合わせるにあたっては、
オフセットリムが必須かなと考えています。

このフレームもオフセットリムも
恐らく考えていることは一緒で
リアホイールのおちょこ量を
調整(減らす)することを目的としています。

オーソドックスなDISCロード用ホイール
DISC側のスポークは角度が大きく視認できますが、ドライブ側はほとんど見えません。
当然ながらローター台座の無いリムブレーキ用はおちょこ量がさらに増えます。

皆様も自分のバイクの後輪を
正面から見てみてください。
基本的にDISC側のスポークのほうが
張り出しの角度が大きくなりますよね。

フリーボディのスペースを確保しなければいけない
多段ギアの場合こういったアンバランスが起きてしまいます。

じゃあフレームまたはリムをDISC側に
オフセットさせてあげようよ、というのが基本的な考え方かと。
おちょこ量が減ることで、
スポークテンションの左右差も少なくなりますし
基本的には良いことしか無いと思います。

フレームをオフセットさせた場合は
メーカー指定ホイールを使うか、
今回のように手組するしかなるので
ちょっと選択肢が狭まりますが。

リム内幅は25mm。
34C~40C辺りが相性の良いタイヤになる感じでしょうか。
最大で2.3インチのMTBタイヤまで対応しているので
50Cとかも全然OKですね。

・ハブ(ROAD DISC)

FORMOSA ROAD DISCハブ:33,000円(税込)/前後

この価格でXDR使えるハブってなかなか無いのですが
流石かゆいところに手の届くFORMOSAです。
デザインもシンプルであっても
決して安っぽさみたいなものは感じさせません。

フリーは四つ爪。
ジジジ…と小気味の良いフリー音。
とても33,000円とは思えない音色。

そうそうハブは出荷状態だと
グリスアップが十分では無いことの方が多いので
こうやって必ず中を開けてお客様のスタイルに合わせて
チューニングします。

・スポーク&ニップル(PILLOR)

今回も使用するのはPILLOR SPOKE。
今回は重量面も考慮し#15のプレーンスポークをチョイス。

手組の良いところはこうやって自分の用途に合わせて
細部を微調整出来るところ。
カラーで遊んだりするイメージを
持っている方が多いと思いますが

価格を抑えつつなるべく軽量化したい。とか。
フレーム特性にあったリムを選ぶ。とか。
バランスを調整する事が出来るのが良いところ。

先日使用した上位グレードのトリプルバテッドと比べると
カットする際やや柔軟性が高い印象を受けました。

基本的にスポークもグレードが上がると硬く強くなる傾向。
SAPIMのトップグレードなんかは
スポークカット不可とされていたりします。

・ホイール組み(駆け足でどうぞ)

スポークは下処理済。
カットしてネジを切って脱脂して
スポークプレップを塗布して乾燥させてあります。

一番時間かかるのがこのスポークを
準備するところだったりします。

ホイールを編んでいくのは割とスピーディー。

こんな具合に片側ずつ。

仮組みが完了。

テンション調整と振れ取りを行います。
最初はこんな感じで左右上下自由自在に振れています。

振れはアルミリムの場合顕著で
カーボンリムは仮組状態でも振れが少なかったりします。

都度テンションも確認。
リムにやスポークに張力指定があるので
範囲内やや高めに張っています。

6mmオフセットで組むためにセンターゲージの
リミッターを解除しておきます。

振れ取りを行いながらDISC側にリムをオフセットさせていきます。
テンション調整及び振れ取り→オフセットチェックの繰り返し。

終盤戦。動画では分かりにくいですが、
微妙に縦振れが残っているのでこれも取り除きます。

多分Cannondaleの取扱店だと6mmオフセットの
治具があると思うのですが、
当店では取り扱いが無いのでノギスでチェック。

ざっくりしたところは隙間に
12mmアクスル入れてみて
クリアランスを確認したりしています。

見づらいですがドライブ側‐6mm、DISC側+6mmで
センターゲージをあてると12mmとなります。
これでDISC側に6mmオフセットさせたホイールが完成しました。

完成です。ブラックリム&ブラックハブでプレーンな仕上がり。
スキンサイドのタイヤを使ったりするのも良さそうですね。

重量は1,592g
SHIMANO GRXのアルミモデルRX570が前後1,720gなので
グラベル用のアルミホイールとしては
十分軽量な部類では無いでしょうか。

連日の手組ホイール編はこの辺で一旦完結になります。

オーダーが入ればまた紹介ブログ書けるので
皆様、オーダーお待ちしています。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

BIKE SHOP FORZAの風間(カザマ)でした。
それでは。また。

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