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「自覚」

【カウントダウン企画 5日前】
10/10.11.17に、中止となった全日本大学選手権の代替大会として、関西インカレカップ2020の九州予選が開催されます!
開催までのカウントダウン企画として、3年生に今大会への意気込みをnoteに綴ってもらいます。

3人目は #63 星加 大輝 です!



「自覚」

3年 #63 星加 大輝


インカレへの意気込みを書く前に、今の自分の置かれている現状とそれについての気持ちを綴りたいと思う。

僕は今現在、サテライトに所属している。

サテライトに所属している三年生の一選手。それが今の僕の現状。

他の三年生がキャプテンや副キャプテンになり、強化部に所属し、ましてや下の学年が幹部に入っているのに。



今年の三月。総会でキャプテンや副キャプテンをはじめ、今年度の新体制が発表された。
幹部に、僕の名前はなかった。
それに対して悔しいという気持ちもなかった。

自分が幹部に選ばれることに微塵も期待していなかったし、そもそもなりたくもなかった。

メンバーを聞いても、まあそうだろうな、という感想しかでてこない。

その後の学年ミーティングでは、自分たちの学年なんだから役職を与えられなかったことを悔しく思おう、自分たちがチームを引っ張っていけるように頑張ろう、という話を3年生でした。

もちろんその通りだと思うし、それが正しいと思う。
でもその時、僕の心の奥には、自分は幹部とかチームを引っ張っていくような立場は向いてない、そういうのは向いている人にやってもらうのがいい、という気持ちがあった。

だから下の学年が幹部に選ばれたことに対して悔しいという気持ちもなかったし、サテライトのキャプテンを決めるというときも下の学年のやつを推した。

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それから一年生も入ってきて、トップとサテライトのメンバーも発表され、サテライトだけで練習する機会も増えた。
練習をするたびに、上の学年がもっとまとめてよ、もっと盛り上げてよ、と声をかけられた。


自分でもトレーニングの強度が低いこと、トップや去年のサテライトと比べて練習に熱量が足りないことも気付いていた。

でも、自分を変えられなかった。

盛り上げるような声を出すわけでもない、積極的にコミュニケーションをとったり一年生にアドバイスするわけでもない。去年と同じように、ただ練習をこなしていた。

自分には向いていない。チームを盛り上げたり鼓舞したりするのは向いていないしキャラじゃない。自分がしなくても誰かがやってくれるだろう。

こうやって文字に起こすと、本当に上級生としての自覚もプライドもなく、情けないと思う。


そうして半年が過ぎた。
新しいサテライトになって、何か変われただろうか。少なくとも、自分ではそうは思わない。

これからどうするのか。それは最後に綴らせてほしい。


さて、ここからが本題。インカレに向けて。

コロナの影響で、トップにとっては今年度初めての大会。まずは、このような状況の中で大会が行われることに感謝の気持ちが大きい。

そしてありがたいことに、自分はインカレメンバーに選んでもらえた。
上では三年生としての自覚を持てていないみたいなことを書いたが、プレーの面では去年より意識高く練習してきたし、少しは上達している自覚もあった。

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その中で選んでもらえたことは、素直に嬉しかったし、自信にもなった。
県リーグで目に見える結果が出せていないにもかかわらず、プレーを評価してもらえたんだと。


インカレを迎えるにあたって、自分が一番に思ったこと。

それは、四年生と一緒に大会に出れる残り数少ないチャンスである、ということ。

今までずっとサテライトでプレーしてきた自分にとって、トップの四年生と試合に出る機会はほとんどなく、これからもないのかもしれない。


そして、今回のインカレは自分たちの代として初めての大会でもある。

結果を残したい。

新体制が発表されたとき、新キャプテンの翔太(#6 麻生)が言っていた。
自分がキャプテンになったのは、自分がふさわしくてなったわけじゃない。
自分たちの学年にふさわしいやつがいないから、消去法でなっただけだと。

翔太が本当にそう思って言っていたのか、ほかの三年生にも自覚を持たせるために言っていたのかはわからない。
でも、少なくとも自分は翔太がキャプテンにふさわしいと思うし、ついていきたいと思っている。
ほかにも副キャプテンの昴大や幹部や強化部の人たちには、本当に感謝しているし、尊敬している。

こうやって、フットサル以外の面倒くさい事務作業や、練習メニューを考えてくれているのはチームが勝つためだと思う。

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だからこそ、結果がほしい。
勝って全国に行きたい。

実際に動いてくれている幹部や強化部が書くことだと思うし、読み返しても誰目線で書いてるんだって感じだけど、これが率直な自分の想い。

では、自分には何ができるのだろう。

正直、まだチームを勝たせるだけの実力はないし、ましてや試合に出れるかもわからない。

インカレが今週に迫った中、自分にできることは残り数日精一杯の準備をして、出場のチャンスをもらえたら全力を尽くすこと。それだけ。


じゃあ、インカレが終わったら?

僕はまたサテライトの一選手に戻る。

正直、今でも自分は人を引っ張っていく立場は向いていないし、向いているやつにやってもらうべきだと思っている。

でも、三年生としての自覚を持って、もっとチームの中心としてがんばりたい。とも思っている。

今が、自分を変える最後のチャンス。

去年のサテライトでの一年間、新体制が発表されてから今日までの間、何回も自分を変えるチャンスはあった。でも変えられなかった。

翔太はサテライトのキャプテンを務めた去年の一年間で本当に変わった。今ではキャプテンとしてチームの中心にいる。

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今年度も残り半年。本当にこれが最後。

今の四年生みたいにチームを盛り上げたり鼓舞したりすることは、僕には苦手。

でも、例えば練習中に積極的に意見を交わすとか、一年生にアドバイスするとか、コミュニケーションをとるとか、今の自分でも頑張ればできそうなことはたくさんある。

体を張るとか、一生懸命走るとか、プレーだけでも伝えられる。

役職が与えられていなくとも、チームに貢献する方法はいくらでもある。

三年生であるという自覚を持って、今の自分にできることから少しずつ頑張っていきたい。



読み返してみると、インカレに向けての意気込みを書くはずが、今の現状への自分の想いの分量の方がだいぶんと多くなってしまったように感じます。

上の文では、幹部や強化部など上の立場の人について書くことが多くなってしまいましたが、一年生、二年生含め全員で一つのチームです。

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結局何が言いたいのかというと、チームで一体となって勝ちたい。

僕は今まで、こんなにFORZAについて書くこともなかったし、こんなことを言うような性格でもないので、これがFORZAのみんなに読まれると思うと少し恥ずかしいですが、これも自分を変える第一歩なのかなと思います。

お読みいただきありがとうございました。



3年 #63 星加 大輝

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