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「キャプテンとして」

【カウントダウン企画 1日前】
10/10.11.17に、中止となった全日本大学選手権の代替大会として、関西インカレカップ2020の九州予選が開催されます!
開催までのカウントダウン企画として、3年生に今大会への意気込みをnoteに綴ってもらいます。

最後は #6 麻生 翔太 です!


「キャプテンとして」

3年 #6 麻生 翔太

インカレ初戦前日。

早いもので3年としてインカレに向けてのnoteを書く側になった。

文章力はないけど、書きたいことはたくさんあるので何を書こうかとても迷った。

僕がこの文章を書く意味。
それは、この文章で少しでもFORZAのみんなの気持ちを高めること。長くなるけど最後まで読んで欲しい。


ここまでの大学フットサル生活を振り返ってみると、正直に言って、喜び・楽しさ・嬉しさといったポジティブなことよりも、本当に苦しくてキツいことの方が多かった。

1年目は、元々軽い気持ちで入部したということもあり、サッカーとフットサルの違いに困惑して段々とモチベーションがなくなっていった。
サテライトでの出場機会があったのは良かったけれど、試合にほとんど勝てず次第に練習に行かなくなった。

2年目、サテライトのキャプテンをやらせて貰うことになり、フットサルに打ち込もうと心機一転で臨んだシーズンだったが初めの頃は全く上手くいなかった。
新1年生とも連携が取れず、確実に自分たちの方が練習量が多い相手にも勝てず難しい日々が続いた。

それでも後期になると段々試合でも勝てるようになり、個人的には選抜に選ばれたりもして良かったこともあったが、やっぱり苦しんでもがいたシーズンだった。

始めの2年間も色々なことあったが、
特にキャプテンになってからのこの半年間は、圧倒的にキツいことの方が多く、苦しくて耐え難い期間だったような気がする。

次々に延期・中止になっていく公式戦、練習すらできない自粛期間、いつ出来るかも分からないその日に備えてのラン・筋トレ。

また、今年から幹部・強化部両方を兼任することになり、多い時には週4でしていたミーティング。


チームが強くなる為、結果を残す為には当たり前にしなければならないと理解していたはずのことが、結果以前に勝負する機会すら無い、再開に向けて先が見えないという状況の中で、ストレスになりフラストレーションが溜まった。


でも、やっぱりどんなに苦しいことが多くても頑張れる理由がある。

それは、

FORZAの仲間とするフットサルが最高に楽しい。
このメンバーで本気で試合をして勝ちたいということ。

自分はFORZAの1番の良さはここにあると思っている。
部活だからこそできる緊張感を持った本気の試合。学年など関係ないメンバー争い。
さらに今年はメンバーに入ったところから14人に入るまでのベンチ入り争いがある。


スポーツをする上で本気になって取り組むことができる環境があり、切磋琢磨できる仲間がいるということは自分にとって大きな魅力だ。

今考えても、自分がここまでフットサルを続けてこれたのはFORZAの仲間の存在が大きい。


4年生・健さん(#4 柴田)

普段から事ある度に口にしているから、またかよと思われると思うが、4年生が好きだという気持ちは誰にも負けない。

人見知りのせいか第一印象が悪いと言われ、中々よく思われなかった1年生の間は、一緒にプレーしていても噛み合わず、お互いにやりにくさを感じていたと思う。
でも、3年間という時間の中で遠征や練習、飲み会などたくさんのコミュニケーションを経て、今ではお互いに意見を言い合える本物のチームメイトになれたと思う。
相変わらず生意気な言い方になってしまってすみません。笑

8人それぞれと思い出があって、フットサルだけでなく、ピッチ外でもたくさんお世話になっていて感謝の気持ちしかないです。
特にこの半年間、教採があるのにも関わらず、無理言って一緒に幹部・強化部をやってくれた慶季さん(#5 松橋)勇希さん(#8 馬場)。
ありがとうございます。残り半年もよろしくお願いします。

インカレに向けての文章なのに、これ以上書くと卒業みたいな雰囲気になってしまうので、後は追いコンまで取っておきます。

そして健さん。
個人的には初めて一緒にプレーする機会となるので本当に楽しみです。良いパスを下さい。一緒にゴールを量産しましょう。

上級生と一緒にできる最後のインカレ。
お世話になった4年生・健さんと全国で結果を残したい。
その為にも九州予選では負けられない。


1・2年生

プレーは言うまでもなく、フットサルへの熱意がすごく尊敬できる光稀(#10 小原)、しっかり者の曉公(#16 此本)を中心に1・2年生のみんなの存在があってこそチームが成り立っていると思う。

1・2年生を中心にしたサテライトチームは、自分が経験した過去2年間とは比べものにならないほど強く、結果も出していて充実したチームになっている。みんなフットサルに対して真面目で技術も高い。

とはいえ、もちろん今回全員がメンバーに入れた訳ではない。
今回メンバーに入れた人・入れなかった人、それぞれが色んな想いを持って、明日からのインカレを迎えると思う。

特に無観客開催となる今年は、会場入りもできないから、中々自分のこととして捉えにくい部分もあるかもしれない。

ありきたりな言葉にはなってしまうけど、選ばれたメンバーは、選ばれなかった人達の思いも背負って戦ってくる。
長崎から応援していて欲しい。

そして、また全員で全国大会のメンバー争いをしよう。


奏太さん(監督)

多分、誰だよお前って突っ込まれると思いますが、ここまでFORZAが強くなれたのは間違いなく奏太さんのおかげだと思います。

フットサルが嫌になったり、辞めたくなった時期も何度もあったけど、選手としてだけでなく人として成長していると実感できるのは、日々のご指導のおかげです。

まだまだ、プレーではキャプテンらしくチームを引っ張ることはできていないし、すぐに感情が表に出て失礼な態度を取っていたりと期待に応えられていない部分が多いことも重々承知しています。

でも、自分はこんなもんじゃない。ということをこの大会で証明します。
楽しみにしておいてください。


そして、最後に3年。

最初の頃は15人近くいたのに、気づけば7人になってしまった。


大学生という自由な時期に、他のことに興味を持って辞めていくメンバーも多くいた。
特にこの学年は、他の学年に比べてもそういった色合いが強い。

だからこそ、三年間フットサルに真摯に向き合って、苦楽をともにしてきたこの6人への思い入れは尋常じゃない。

昂大がいつも言っている
3年セットで試合に出たいという言葉。
良いこと言うやんと思う、いつか叶えたい。

昼間の食堂でサシでお互いの足りない部分を指摘しあったり、LINEでトップに上がりたいって熱苦しい話をしたり、何度も学年飲みをして意識を高めあったりと本当に良い仲間になれたと思う。

でも最初からそうだった訳では無いし、3年としてチームを引っ張っていけているかと言われると、正直そうではないとみんなも思うはずだ。

練習での雰囲気作りでも未だに4年の力に頼っている部分も大きい。

俺らは、3月島原でミーティングをしたあの頃から変われただろうか?
各個人、主学年としての自覚を持ってチームを引っ張っていけているだろうか?

もちろん自分も含めて、まだまだだと思う。

たしかに、他の学年より気持ちを表現したり、感情を表に出したりするのが苦手かもしれない。

役職を持つ事だけがチームに貢献する方法ではないし、プレーで引っ張れればそれだけで良いとも思わない。

3年として、練習への向き合い方・インカレに向けての決意を行動に表すこと、フットサルに取り組む姿勢で示したい。
伸び代は沢山あると思う。


遂に明日から自分たちの代のインカレが始まる。

技術面で劇的に変わることは無理だと思う。

それでも俺らの大会にする。3年がいて良かったと思われるようなプレーをする。
そして結果を残そう。

啓貴の分の想いも背負って。


ここまでは仲間への気持ちを書いてきたが、最後に自分の気持ちを綴らせて欲しい。


自分は全国ベスト4を目指すこのチームのキャプテンをやらせて貰っていることを本当に誇りに思っている。

たしかに、キツいことはたくさんあるけど、充実した毎日を送れているし、やりがいも感じる。

でも、このチームの中での一選手として客観的に見ればどうだろうか。

大事な試合になればどうか?
終盤一点を争うチームにとって絶対に必要な選手か?と言われると、そうではない。

この前、奏太さんから当落選上と言われた。

直に言われるのは結構厳しい言葉だと思う。

でも、冷静に考えてその通りだと思うし、その言葉を受け入れるしかないと思う。

キャプテンでありながら、そんな自分の現状が本当に悔しいし、情けない。

どんなに幹部や強化部としてチームの為に動いていると言っても、そんな事では満足出来ない。

キャプテンである以前に一選手として、試合に出て活躍したいという気持ちが無ければ終わりだと思う。

自分のフットサル人生ももう残り1年半となった。

もしかしたらこの先、こんなに夢中になって必死に取り組めるものにもう出会えないかもしれない。

名ばかりだけのキャプテンではなく、このチームで一人の選手として絶対的なプレーヤーになりたい。

その第一歩として、強い気持ちを持って明日からのインカレに臨む。


最後に、この厳しい情勢の中で大会の開催に向けて動いてくださった関西の方々を始め、関係者の皆様方本当にありがとうございます。

試合ができることは当たり前じゃないということを改めて忘れずに、全員で勝ちに行こう。


Vamos FORZA

3年 #6 麻生 翔太

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