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「これからの自分」

【広報企画2年生note⑩】
人気のnote企画、2年生バージョンです!
FORZAに入った理由、現在の立ち位置、これからの目標などなど。
赤裸々に語ってもらいます!

10人目は、左利きのイケメンスピードスター #17 林 健太 です!

是非お読みください!



#17 林 健太


まず始めに、自分は言語化するのが得意ではない。
自分の考えを伝えたり、感情を前面に押し出すことが恥ずかしいと思うことがある。

間違えたらどうしよう、失敗したらどうしよう、、そう思ってしまう自分がいる。

でも、「変わらなければいけない。」とも思う。

口では言えるけれど、そんなに簡単なことではない。
今まで変わることができずに後悔してきたから、今回noteを書いて「変わる」きっかけとなる一歩を踏み出したい。

そして一人でも多くの人にとって、このnoteが「変わる」きっかけとなってもらえれば嬉しい。


自分は小学生から高校を卒業するまで、12年間ずっとサッカーを続けてきた。
振り返ると本当に仲間に恵まれていたと思う。

小学校から中学校にかけて約9年間、地元のクラブチームに所属していた。
県内でも有数の強豪クラブで、当時のチームメイトには現在プロサッカー選手として活躍している人もいる。
レベルが高い仲間とサッカーするのはとても楽しかったし、試合に勝つ嬉しさも知った。どんどん自分がうまくなっている実感もあった。
実際、小・中学校の間はレギュラーとして多くの試合に出場していた。

周りのレベルが高い中で努力するきっかけになったのは、小学校6年生の全日本選手権。

当時、8人制でのレギュラー争いは熾烈だった。
自分は競争に負けて、大事な試合ではずっとベンチで見守るだけ。

こんな悔しい思いは初めてだった。
それまでは試合に出れなくてもいいやなんて思っていたけど、この日から目の色を変えて見えないところで努力した。
練習でも、監督にアピールしようと必死だった。

結果レギュラーを奪取でき、多くの大事な試合で使ってもらえた。

でも一つ後悔がある。
それは仲間に遠慮していたこと。自分の思いを伝えることができず、本気で仲間と向き合えなかった。

それはなぜか。

仲の良い選手、自分より上手い選手に嫌われたくなかったから。
意見を伝えて、受け入れられないことが怖かったから。


高校サッカーでも同じだった。
1年生のころから試合に出場させてもらい、2年には主力となり、自分が引っ張らないといけない立場にも関わらず、周りに何も要求できなかった。

チームのために主体的に動けず、中学から成長できなかった。
目標としていた県ベスト8には一度も辿り着けなかったし、最後の選手権を残して学業に専念するという理由で辞めてしまった。
サッカーにすべてを出し切れたとは言い難い3年間だった。


そして大学生。
もう一度、仲間と本気で向き合える環境で全国を目指したい。そういう思いがありFORZAに入部することを決めた。

1年生からトップチームに入ることができたが、サッカーとの違いや戦術に対応するのが難しかった。
当然周りを見る余裕もなく、チームが試合に勝っても自分は不完全燃焼な日々が続いていた。
モチベーションが上がらず、あまり楽しくもなかった。

それでも、どうして今まで頑張ってこれたのか。

それはサッカーでは味わえないフットサルの緊迫感、もの凄い熱量に感動したから。

ゴールやファインセーブはもちろん、たった一つのシュートやブロックでも、喜び、励まし、仲間を助けることができるから。

そして何よりも、FORZAという存在があったから。
それを実感したのは、去年の九州リーグ参入戦。
相手は強く相当厳しい戦いになることはわかっていたが、チームには一体感があり負ける気は全くしなかった。


九州リーグ参入が決まる決定戦で、自分の右足クロスによしきさん(#5 松橋)が合わせてくれて逆転ゴールが決まった。

ベンチの皆がめちゃくちゃ喜んでいて、あの瞬間がほんとに嬉しかったし今でも忘れられない。
今までになかった、熱くなれる瞬間だった。

そして今年、10月にあった北九州市立大学との試合。
勝たなければ全国に行けない試合で、結果は完敗。

自分はセカンドセットとして出場していたにも関わらず、この日放ったシュートは0。
ゴールどころかチャンスすら作れていない。

最後のパワープレーでも、決定的なゴールチャンスがあったのに空振り。

自分じゃなかったら決めていたかもしれない、これを決めていたらチームは盛り返すことができていたかもしれない。

勝てたかもしれない。

試合に負けた悔しさよりも自分に対する情けなさと、出場していない選手に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


試合後に負けて泣いている選手がいたけれど、自分は泣けなかった。

きっと、泣くだけの覚悟を持っていなかったから。
練習から100%以上で取り組む気持ちであったり、チームが勝つために仲間と本気で向き合おうとする勇気が足りなかったから。

これでは、今まで後悔してきたことをまた繰り返してしまう。


自分自身の目標について。

「うまいプレイヤー」ではなく、
「怖いプレイヤー」になりたい。ならなければならない。

それはこの前の全国大会で痛感した。

17番がボールを持てば得点チャンスになりそう、1対1では絶対抜けない、セットに17番がいるのは嫌だな、相手にそう思わせるようなプレイヤーになりたい。

そのために、自分の苦手なプレーから逃げないこと。
今年になって周りの同級生たちが試合で活躍しているけれど、彼らに絶対に負けないこと。


来年は自分たちの代になる。
プレーでチームを引っ張るだけでなく、ピッチ外でもチームのために頑張らなければいけないことが増えると思う。
きついことや嫌になってしまうことも多々あるはずだけど、チームが勝つために覚悟をもってピッチ外の仕事も頑張りたい。

チームとしては今年全国大会ベスト8という成績。
自分たちが掲げていたベスト4にはあと一歩だった。

今年果たせなかった健さん(#4 柴田)、4年生、そしてFORZAを応援してくれている人のためにも、必ず来年ベスト4の壁を越えたい。

ただこれは、最低限の目標。
ベスト4、そして日本一を達成したい。


初めてインカレを経験し関東のチームと戦ってみて、そこを目指すだけのポテンシャルがあると実感したし、九州のライバルである北九州市立大学は決勝の舞台まで進み、結果準優勝。

その姿を見て絶対に負けられないと思った。
今はまだほど遠い夢であるかもしれないけれど、必ず成し遂げたい。

最後に。
自分は今まで、本気で仲間と向き合うということを避けてきた。
嫌われるのが怖かったから。

でも今、”FORZAで”なら、できそうな気がしている。
仲間と本気で向き合うために、ピッチの中では遠慮したくない。
たとえそれでぶつかったとしても、強いチームになるためには必ず必要だと思う。


だから自分からはもちろん、皆からも本気で自分に要求してほしい。
1人1人が本気で向き合えばより強いチームになるはずだし、自分たちなら必ずできる。

いつの日かこのノートを書いてよかったと思えるように、1日1日を大切にしていきたい。

#17 林 健太

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