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思考も行動も全力であれ

この3月で長崎大学フットサル部FORZAを去る卒業生9人が記す、最後のnote
土のグラウンドでの練習に始まり、全国ベスト8に至るまで。
今の「FORZA」を造った彼らの想いを、ぜひお読みください。

7人目は、サテライトに所属した期間も長くありながら、最終的にはトップチームで対人系アラとして活躍するに至った、#18 萩野 睦樹 です。

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きれいで感動する文章は書けないので、自分らしく書きます。

「試合に出たい」
「どうすれば試合に出れるか」

この2年くらい、自分がずっと考えていたこと。
今考えると自己中すぎるし、チームのためにもっとやれることはあったと思う。
でも当時サテライトにいた自分に、これ以外のことを考える余裕はなかった。

少し過去の話に遡る。
自分は2年生から、FORZAに入部した。
2年生の頃はサッカーもやっていて部活の掛け持ちということもあり、練習や試合にもあまり参加できない日々が続いた。
もちろんサテライトで1年間を過ごすことになった。

3年生になり、勝手にトップチームにあがるだろうなと思っていたが、初めのメンバー発表ではサテライトチームでの登録だった。
今思い返せば、チームのレベルも上がっている中、途中入部、まして練習にも参加できてない選手がトップチームに上がれないのは当たり前のことだ。

このメンバー発表がきっかけで、フットサルへの取り組み方が変わった。
3年になってサテライトにいたのは当時2人だけ。
なりふりかまっていられなかった。

どうしたら試合に出られるかを考えるうえで、チーム、個人の分析をした。

チーム
①チームの目標(全国ベスト4)
②チームスタイル(3-1、4-0、プレス、パワープレー)
③メンバー(ポジション別人数、特徴、序列)

個人的
④個人評価、特徴(サテライト、守備型?スピード?)

こんなことをノートにまとめた記憶がある。
結果として、アラなら試合に出られる可能性があると思った。
特に守備でボールを奪えて、仕掛けられる選手はほとんどいない。
気持ちを出せる選手も、いなかった。

能力は低くてもやることが明確になれば、トレーニングでの自分の課題が絞れることで、試合で戦えるスキルを身につけることができる。

この時期で1番覚えているのは、シー大でやったジンガとの練習試合。
誰かと交互の出場で、プレータイムはめっちゃくちゃ短かったけど、なりふりかまってられないし、全て出し切ろうと思った。
相手を殺す気持ちで試合に出ていったし、体も張りまくった。
当時の自分は守備しかできなかったから、守備だけを見てもらおうと思っていた。

そして、気持ちを前面に出していくこと。
消極的なプレーをせずに、相手に向かっていくこと。
長大はゆうき(#8 馬場)くらいしかベンチの声がないから、とにかく声は出すようにしていた。相手チームを野次ってしまい奏太さんから怒られることや、後輩にきつく言ってしまうこと、最終的に上手くいかず自分がイライラしてしまうこともたくさんあったけど、、

それだけ本気でやったフットサルは、楽しかった。
チームで1番、フットサルを本気でやろうと思った。

そこからはフットサルの動画を見たり、奏太さんに教えてもらったり、柴けんさんのプレー真似したり、ジンガの練習に参加させてもらったりと、フットサルに取り組む時間を増やしていった。
取り組みの甲斐あってか、3年終わりにはトップチームでのプレイタイムを確保できるようになり、4年でも安定して試合に出ることができた。

でも、部員にはあまり伝わってないだろうけど、試合に出られるようになっても余裕はなかった。
自分の他にもうまい選手はいっぱいいて、代わりはきく。
だからこそ、コロナ期間中の走りであったり、ジンガの練習であったり、他の人たち以上のことをやろうと考えていた。

長々自分語りしてすいません。
ここからは後輩に。

まずフットサルをもっと楽しんで、好きになってほしい。自分はフットサルにハマったことでより打ち込むことができたし、学ぶことができた。
フットサル部で一緒にいて、友だちとして楽しいことはとてもいいことだと思う、それを否定するつもりはない。

だけどやるからには、競技としてのフットサルにもっと真剣に向き合ってほしい。
現状、そういうメンバーがトップチームにいる。

サテライトのメンバーに
自分の評価にムカつくこともあるし、辞めてやろうって思うこともあるでしょう。グッと堪えて、現状を受け止めてほしい。
今の立ち位置がそこでも、最後の大会までには上にいるやつらを蹴散らして、試合に出てほしい。
ありきたりな言葉になるけど、悔しさをバネにしてほしい。
下から這い上がったメンバーのほうが、上にずっといるやつらより強いから。
自分もよしき(#5 松橋)もサテライトから滑り込んだ立場、同じ境遇の人たちには頑張ってほしい。

特に初期のサテライトメンバー、麻生、徳永、星加、原、木原。
就活とかも忙しいと思うけど、コンスタントに試合に出ろ。ワンポイントでも試合に使われて、結果を出せ。
君たちの伸びが、チームにとってめちゃくちゃ大事。FORZAは4年が伸びるチームだから、最後の年に精一杯フットサルをしてください。

トップチームのメンバーに
プライドを持って、競争できるチームになってください。

競争なき所にチーム力向上の道はなし

トップチームに必要な言葉だと思います。
メンバーが固定されているから試合に出れないと思っている人たち、どうすれば試合に出られるかを考えて、練習から取り組めていますか?
普段は仲の良い友だちでも、ピッチ上では試合に出るために勝たなければならないライバル。練習でバチバチに削るくらいに、競走してください。

和田、小森
最強のPIVOと、最強のオールラウンダーになってください。
4年間ずっとトップチームにいるということはどういうことか、もう一度考えて、チームの核になってください。

小原、宮本、林
やっと試合で仕掛けができるようになってきたかなと思ったら、相手を抜きまくる小原、宮本が入ってきてむかついた記憶があります。
ゴールを取りたい2人だろうし、チームに求められてます。大爆発を期待してます。
健太は、一生抜けないし、ボール取れません。
主軸として、チームを勝たせてください。

松本、竹川
ゆうすけはプレーが自分と似てるなって思ってて、勝手に期待してます。
去年は高学年だらけでやり辛い部分もあっただろうけど、今年は中心学年。4年の最後にどんな選手になっているかが楽しみです。
竹川、浜田が抜けたチャンスを見逃すのはもったいない。真剣な取り組みを期待します。辞める時期は人それぞれだけど、スタメンになって辞めるのがもったいないって思われてから、辞めてやればいいんじゃない。

奏太さん
フットサルを0から教えていただき、ありがとうございました。
おかげでフットサルの競技としての面白さに気づくことができましたが、そのせいで今後のチーム選びに困っています。笑
まだまだフットサルを続けていくつもりなので、奏太さんにはお世話になると思います。今後ともよろしくお願いします。

柴けんさん
スーパースターすぎて、全部員の憧れだったんじゃないかなと思います。
柴けんさんのプレーだけ動画見返したりとか、真似ばっかりしてました。まだまだ、まだまだ、同じレベルには立てませんが、、数年後に追いつけるよう、また一緒にフットサルができるように、努力していきます。

全然まとまらない文章になりましたが、振り返ってみればFORZAに入ったことが大正解すぎました。
FORZAのOBとして、試合結果を楽しみにしています。
全国大会からは、見にいきます。

まだまだフットサルを続ける予定なので、どこかで会えればいいなと思います。
3年間ありがとうございました。


#18 萩野 睦樹
学年:4年
学部:経済学部
出身地 / 出身高校:大分県 / 大分舞鶴高等学校

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