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三宅島探訪記

三宅島に行ってきた。

出発して早々に落とし物をするというポンコツぶりを発揮してしまったが、竹芝で景気付けにビールをあおった後、無事に乗船することができた。

夜に出港し朝到着する便だ。同行者が船上で誕生日を迎えたので、甲板で乾杯。明日に備えて客室でしばし眠りにつく。

日の出とともに島へ到着。早朝だというのに宿の方が港まで出迎えてくれてありがたい。

宿と併設されたカフェで朝食をとる。

三宅島は某アニメの舞台になっているのだが、偶然にもアニメの監督とカフェで会うことが出来た。別に島に住んでいるわけではなく、あちらも観光で来たそうだ。

宿の近くにレンタルバイクがあるので原付を借りた。
予報では微妙だったが、朝からピーカンでラッキーだ。むしろ暑すぎる。日焼け止めを用意しなかったことを、翌日はげしく後悔することとなった。

原付に乗るなんて久しぶりだったが、島には信号も少なく(3つだけ)交通量も少ないのでとても走りやすかった。海風にあたりながら島の自然の中を走るのは、控えめに言ってサイコーだ。

火山の噴火によって陥没、あるいは隆起した大地。他では見られない景色がたくさんあって目を奪われる。

七島展望台では、その名の通り伊豆諸島の島々を一望できるらしいのだが標高が高いところは曇っていたため、海までは見えなかった。それでも溶岩の砂利と雲海が広がる光景は幻想的なので、登ってきてよかった。

砂防がたくさん設置されている。火山灰による土石流防止のためだそうだ。

夜は囲炉裏で夕食。

翌日、朝から天気は不安定で激しい雨と強い日差しの繰り返しだった。明け方に謎の歌声が聞こえたとの証言が同行者からあったが、島ではそんなこともきっとあるのだろう(適当)

レンタカーを借り、前日まわれなかった場所等をのんびり見ていく。

観光案内所(兼乗船待合所)には件のアニメに出てくるサイドカーの実物が展示されている。ここでまた監督と会うことが出来た。
カフェではお互い時間がなかったためあまり話もできなかったが、ここではアニメ制作にまつわる話やサイドカーの話など、貴重なお話をたくさん聞けた。

近くには約40年前の噴火跡が建物とともに残されており、冷え固まった溶岩のうえに作られた歩道を歩くことができる。三宅島では約20年周期で噴火が起きているので、そろそろまた噴火するのかもしれない。

なんでも揃う(要出典)スーパーツチヤで買い出しをして、夜はバーベキュー。肉も美味いが、最初に出てきた金目鯛が美味しすぎて感動してしまった。

腹も膨れて程よく酔いもまわった頃、夜空を見上げると雲は多いものの隙間からは信じられないほどたくさんの星が見えた。スマホでは撮れなかったので写真はないよ。

他にも波打ち際でも魚が見られる浜などもあったり、とても楽しい時間が過ごせた。是非また訪れたいと思う。

それじゃあバイバイ、またね。

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