番外編~除外適応中のアレコレ~

除外適応中だと発動出来ない効果

前回説明した次元の裂け目ですが、実は除外適応中だと発動出来ない・もしくは発動出来ても効果が適応されないことがあることを皆さんご存じですか?
テキストに書いてある「手札から捨てて」や「手札から墓地に送り」は一見同じようなテキストに見えますが次元の裂け目やマクロコスモスが発動している場合は後者のテキストの効果は発動出来なくなるんです!
手札から捨てる場合は送り先を指定されていないため手札から捨てたという行為が出来れば発動することが出来ます。有名な「灰流うらら」は手札から捨てて発動なため次元の裂け目が適応中でも発動することが出来ます。
むしろ捨てた時に除外ゾーンに行くため「墓穴の指名者」の対象にならないというメリットが発生します。
一方で「増殖するG」はテキストで「手札から墓地に送り」と墓地に送ることを指定されており、次元の裂け目が適応中だと墓地に行くモンスターは全て除外されてしまうため、結果前提の墓地に送るという条件が達成出来ず 発生が出来なくなるわけですね。
ちなみに「メタファイズ・アセンション」も手札のメタファイズカードを捨ててという発動条件なため、除外適応中だとメタファイズモンスターを 除外して更にデッキのメタファイズモンスターを除外するという非常においしい効果になります。

除外適応中だと発動出来るから適用されない効果

続いて発動は出来るが効果が適応されないパターンについて説明します。
NR環境ではモンスター除去や墓地に送られたことでモンスター効果を発動 する効果、墓地のこのカードを除外してさらなる除去に繋げるなど1枚で多くの展開や妨害に繋げられる「ドラグマパニッシュメント」が有名ですね。ランクマでもラビリンスデッキで旧神ヌトスを指定してフィールド2枚抜きして場面を見たことがあるのではないでしょうか?しかしこのカード、実は除外適応中でも発動することは出来るが効果の適用がされないカードなんです!
このカードのテキストを見ると「そのモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスター1体を自分のEXデッキから墓地へ送り、 対象のモンスターを破壊する。」という風になっています。太文字の部分を見ると条件に「墓地に送り」となっているため、送ったモンスターが除外された場合は条件が 達成されておらずただただEXモンスター1枚を損しただけでなく、次の自分ターン終了までEXデッキからモンスターを特殊召喚出来ない制約まで付けられてしまいます。(しかも地味に長い)
しかしなぜ発動出来るのかというと発動条件をみると「相手フィールドの 表側表示モンスター1体を対象として発動できる。」という風になっており、相手フィールドにモンスターが居さえすれば発動出来ることがわかります。
これらの発動出来る・出来ないを見分ける場合、発動条件に「●●から墓地に送って発動する」なら発動出来ない、「1ターンに1度発動出来る。●●から 墓地に送って~」のような場合は発動は出来るが効果の適用はされないと 見分けるといいかと思います。
ちなみにですがランクマでも暴れている「氷剣竜ミラジェイド」ですが、フリーチェーン除外効果の発動条件が「EXデッキから墓地へ送って発動できる。」と記載されているため、墓地をあまり使わないデッキの人はミラジェイド対策で1枚入れてみるのもいいかもしれないですね!

融合・シンクロ・儀式・リンク召喚について

融合カードやシンクロ召喚といった特殊召喚は「素材を墓地に送り」とルールや発動条件に記載されているが除外適応中になぜ特殊召喚出来るのか?と思った人もいるかもしれません。これらは正規召喚の時に限りは問題なく行える!と思ってください!融合・儀式カードによる融合召喚
チューナー+モンスターのレベルを合わせたシンクロ召喚・条件に合った モンスターを素材で特殊召喚するリンク召喚は例え除外適応中であっても特殊召喚することが出来ます。しかしヘルモスの爪による特殊召喚や「ベアルクティ」モンスター、アルティマヤ・ツィオルキンは墓地に送って特殊召喚する効果なため特殊召喚することが出来ません。ちょっとかわいそうですね。

まとめ

今回は除外適応中の色んな裁定について書いてみました。
他にも破壊された時に発動する効果と破壊されて墓地に送られた時に発動する効果など様々な効果があります。
相手が次元の裂け目やマクロコスモスを発動している時は自分のカードの効果を今一度確認して、「これは発動出来るのか」「発動した後に効果は適用されるのか」よく考えてから展開していきましょう。
次回はいよいよメタファイズデッキの運用や弱点について書いていきます。ここまで読んで頂きありがとうございました!




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