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坊や、青と水色の違いを認識する(いや、すでにしていた)

 2歳の坊やがなかなか泣きやまない。そんな時のために買いだめしていた青いブーブー(トミカではなくHotWheels。『ワイルド・スピード』シリーズのフォードエスコートRS1600)をプレゼント。すると坊やは泣きやんでくれた。

 しかし、次なる問題が。他のトミカと一緒に遊ばせようとすると、日産ノートも「青いブーブー」、フォードエスコートも「青いブーブー」だ。大人が見れば前者は水色、後者は青色で一目瞭然だが、さてどう説明すればよいか?

 フォードが青だと教えた後、日産ノートを指して「これは水色だよ」と教えると坊やはなんと「粋基調といっしょ」と即答。いつも見ている東武の特急列車スペーシアの知識をベースに、「青いけど青より薄い色=粋基調の色」、すなわち「水色」だとすぐに覚えたのだ。いや、すでに坊やは認識していた。それに大人が名前を与えてあげたのだ。

 (スペーシアにはオレンジ基調の他、雅基調=紫、粋基調=水色、日光詣=ゴールドの計4種類がある)

 生まれてこの方、電車に異様な関心を示している坊やだが、鉄道の知識が世界の認識にものすごくプラスに作用しているようだ。色(「緑の常磐線」「ラビューはシルバー」「青いロマンスカー」など)も数字(ゼロ系、100系から50000系、70000系、70090系まで)も鉄道の知識をベースにすでに脳内で認識の畑が耕されている。あとは大人がどうそれを引き出し、刺激を与えてさらに伸ばしてあげるかだろう。

 「大人になっても鉄道にしか関心のない子になったらどうしよう?」などと考えたこともあったが、未来のことはどうでもいい。2歳児の時点で鉄道からかけがえのない宝物をもらっているのだ。頑張れ小鉄くん!

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